フィリピン絵画制作記
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絵に着手した当初は、フィリピンと日本の風景を組み合わせたもの・・というものを考えていましたが、農場や養豚場、リパのマーケットをめぐるうちにバタンガス州の風景へと変わってきました。
気分はもう、タヒチ島のゴーギャン!?
…って、三食サンミゲル付きとは、いかにもだらしない。
ゴーギャンを引き合いにするなど五合のひょうたん・・じゃない、言語道断です♪
↓ こちらはリパのマーケット。奥さまは「汚い」と行きたがらないので、いつもクライアントの大澤オーナーがお買い物。私もその荷物持ちでくっついて行きました。
お世辞にもきれいとは言えませんが、置いてあるモノは新鮮でしかも安い!
こちらは魚と野菜。ハッキリ言ってクサいですが、臭いの元はすべて床から。
モノ自体は漁港や湖から直送されてきますので、スーパーで買うより新鮮です。
↓ さすがに刺身にはしませんが(笑)。
さて、絵の右側に描かれている水辺の部分。
ここをリアルにするために、リパからほど近いタール湖とタール火山を見に行きました。
この仕事の原型となる浜松の絵でも、同じような水辺を描いたのですが、実はそのモデルは浜名湖でした。
今回の仕事はタール湖をモデルにします。
タール湖はタール火山のカルデラ湖で、世界最小の火山だそうです。
そのためか見た感じではどれがタール火山だかわからなかったのですが・・
↑ 地元の人に聞いたら、上写真の突起みたいな山が、タール火山なんだそうです。
タール湖の湖畔は、普通の民家や学校がある一般的なフィリピンの風景でした。
さて、湖畔で見つけたバナナ畑をパチリ!
絵の中のバナナの森のモデルにいたします!
バナナというのは植物学的には木ではなく草だそうです。
↓ クライアント宅にある空き地には、勝手に生えてきたバナナが青々と生えてます。え! そんなバナナ!?・・・なんて、ウフッ♪
このバナナ、ゲストハウスのベランダの真正面に生えているのですが、もうすでに実がなっていて、もう少しで食べ時だとか。
実が出来るとバナナは枯れてしまい、そのすぐワキからタケノコのように新しいバナナが生えてくるというわけです。
タケノコほど成長スピードは早くないものの、バナナの新芽は一日経つと、新しい葉っぱが出て伸びてるという感じで、伸びる速度は驚異的です。
生命力の強い植物なんですね。
意外に少ないようですが、この房がすごく重たく、バナナツリーが傾くほど。
栄養タップリ、食べると力が出るはずですね。
バナナは栄養があって、”えいよう”!・・・なんて、ウフッ♪
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