1週間前に見た展覧会ですが、ずっとブログアップしていなかったので、日程も押し迫ってきた今になって書きます。
毎年ゴールデンウィークの時期に公開される尾形光琳の『燕子花図屏風』ですが、前回見たのが、なんと13年前でした。
光琳の「燕子花図」と「八橋図」
この時は、そのあとで初めての痛風発症で大変だったんだよな〜。
それで避けてたわけではありませんが、久しぶりの再会は、なんだか初めて見るような新鮮な感じでした。
前回見た時は100年ぶりに、メトロポリタン美術館所蔵の八橋図屏風も一緒の公開ということで大混雑でしたが、今回は想定内の混雑でした。
ともあれ、応挙の『藤華図屏風』や鈴木其一の『夏秋渓流図』も同時公開ということで、華やかな展覧会に堪能でした。
でもやっぱり、圧巻は光琳の『燕子花図屏風』ですね。
基本の色は僅か4色。
1、バックの金箔。
2、葉っぱの緑青。
3、燕子花の藍。
4、同じ燕子花の薄藍 。
これだけで、あの大きくて横広の画面を構成している技量には感服。
いつまでも見飽きないと思って見ていると、「なんかイラストみたい」という若い人の声が。褒め言葉でもなさそうでしたが、たしかに使っている色が4色なので、そう見えたのかもですね。
常設で展示されている中国の青銅器や日本の能面、茶道具などを見たあとは、お庭を散策しました。贅沢な空間です。
お庭の燕子花にはまだ早いようでしたが、ちょうど今から行けば、庭園で咲いている様子を見ることができるはず。
この機に、お時間のある方はぜひ足をお運びくださいませ!
5月5日((月・祝)〜11日(日) は午後七時まで開館。
国宝の美しさをご堪能あれ。