リニューアルされた皇居三の丸尚蔵館『瑞祥のかたち』に行ってきました〜一級品の縁起物オンパレードです!

このたびリニューアルされた皇居三の丸尚蔵館『瑞祥のかたち』に行ってきました。なんでも運営が宮内庁から独立行政法人に移管されたとか。
入場料が無料だったのから1,000円になってましたが、内装は大きく広くなり、それ以上に見る価値のあるものが所狭しと並んでおりました。

今回の展覧会は、めでたいことの訪れを告げる、「瑞祥(ずいしょう)」の造形美を紹介する内容とのこと。

▼入ってすぐにあったのは、鼈甲で作った宝船。原材料が入手できないので、今はもう作れません。

▼浮世絵の開祖とされる岩佐又兵衛の小栗判官絵巻です。

岩佐又兵衛は、信長に謀反をはたらいた荒木村重の子どもですね。村重の一族はみな死罪になったところ、侍女が赤ん坊の又兵衛を命からがら助けたとのこと。
彼が殺されていたら日本美術史は変わっていたかも。

▼牙で作られた寿老人。たぶん象牙だと思います。

寿老人は七福神の中でいちばん個性がキツくない神様。
妻に「寿老人ってどんな神様?」と聞かれたので、「ジイさんの神様だろ」と雑に答えましたが、正しくは『長生きで小さなお爺さんの神様(身長90cm)』みたいです。道教の神なんだとか。

何体もの寿老人が展示されてたところを見ると、ご利益がすごい?

▼なんと伊藤若冲の鳳凰!

▼横山大観の富士

▼聖獣・麒麟のブロンズです。

麒麟が動物園のキリンだけでないことを知ったのは小学生の時。
初代ウルトラマンの初放映の時、『ミイラ怪獣ドドンゴ』という麒麟をモデルにした怪獣が出てきました。その時、父に「マスオくん、ドドンゴは麒麟を元にしてるんだよ」と教わったのでした。

ミイラ怪人を護る怪獣ドドンゴ! ミイラ怪人が怖かった(閑話休題)。

▼宮川香山(二代目)の獅子を描いた磁器。

▼狛犬!