絵画教室で子どもが子どもを教える場面に出会い、ちょっと感激いたしました。

ある日に絵を教えている時のこと。

苺ちゃんとミカンちゃんが、ちょっとしたことでもめていましたので注意しました。

注意されたミカンちゃん。

おやおや寝転んでしまいました。

寝転んでいるミカンちゃんを横目に、ほかの子もいるので、私は早々に実習をはじめました。

ミカンちゃんはゴロゴロと寝転んでいましたが、1時間ある実習時間、子どもが何もしないでガマンできるはずがありません。

15分くらいして、ほかの子の作業がすすんだところで、ようやくやる気を起こしてのそのそ出てきましたが、まだスネてる様子です。
ここは私が直接教えるより、ほかの子に頼んだ方がいいなと思い、隣にいた男の子に言いました。

「甘栗くん、ミカンちゃんに途中まで教えてあげて」

ところがマイペースな甘栗くん。自分の作業だけに集中したいのですね。

それを見ていた仲良しのアロエちゃん、言われないのにミカンちゃんに手取り足とり教えるはじめるではありませんか。

先生の言うことだと聞かなかったミカンちゃんですが、アロエちゃんの言うことだと聞くようです。

普段のアロエちゃんは作業も早く、飲み込みも早いのですが、なかなかおしゃまさんです。いつもは男子を家来にしているアロエちゃんですが、面倒見が良いのにびっくり。ああ、アロエちゃん、えらいですね〜!

聞けばアロエちゃんの下には2人の弟と妹がいて、いつもその子たちの世話をしてるんだって。

上手に絵を描けるのも大切ですが、もっと良いものを 見らえて、ちょっと感激した次第です。

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