「アチャールくんと なかのわるい たまごたち」の元になったからです。
元来、人が描いた神仏の姿とは宇宙に存在するエネルギーをビジュアル化し
誰にでもわかるように表現したものですから
国や地域によって姿が違っているのが当然というのが
わたくしの考え方です。
ブログに詳しくその考えをアップさせています。
どうぞ、合わせてご笑覧くださいませ!
でも そのせいかチキンも桃もザクロもハンバーガーもおにぎりも
なんだか仲が悪く歪みあってますね
みなさま、どうか平和を!
十把ひとからげに「かわいい」って言って
理解を絶する顔をされることがありますが
あれはそんな不適切な表現でもありません
ここでは、異形のもののかわゆさを堪能ください
不思議なもので かわいく描こうとすると気持ち悪くなったり
気持ち悪く描こうとすしたのに
人から「かわいい」と言われたりすることがあるものです
大家族
なにをしているのかと言えば「もののけの玉入れ」であります
ただし この世界の”もののけ”は
谷崎潤一郎が描く ほの暗い陰影礼讃を
まるで理解できない連中です
“もののけ”の分際で
まばゆい日ざしと青い海が大好きという
はた迷惑な連中であります
まさに連中こそは もののけカリビアン!
さらに アタマもあまりよくないため
彼らと遊ぶと疲れますので
おつきあいはくれぐれもホドホドに
ピンボールの精霊たち
このタイトルはザ・フーの”トミー”に収録されている
“ピンボールの魔術師”に由来します
ロックオペラと呼ばれ
70年代にはビートルズの「サージェント・ペッパーズ・・」と並び
ロック界の最高傑作とも称されたアルバムでしたが
日本での人気は今ひとつでした
ポップな表現を 古典的な素材であるテンペラでやろうとした作品ですが
Luna with Iguana
太陽と月の世界を表現したかった作品です
イグアナくんはユカタン半島あたりでは
珍しくもありませんが
それにしてもデカいものでした
これも上の絵と同様、
ユカタンの海と空を描きたかった作品です
青い海 青い空をきらいな人間はおりません
もののけが青い海と空が好きだとしても
不思議ありませんよねえ
Floating Satan Boy
Star Boy Plays Trumpet
この2枚もメキシコはユカタン半島に惹かれて描いた作品です。
ユカタンの”ゆたかん”なことにビックリ・・・なんて、ウフッ♪
お早う イボンヌ
「オレにホレてる」と勝手にカンちがいしました
おはずかしい
そんな図々しい考えを持つようになりました
当時 メキシコ大学の学生でした
メキシコの人はスペインなどのラテン系と
現地のモンゴロイド系インディオがクロスオーバーした
メスティーソがマジョリティです
別の美人女性がいました
毎年タスコに来ては口説いている
見るからに おろかなアメリカ人青年がおりました
彼もいったいどうしているやら
イスラ・ムヘーレスという
女の島を意味する地を描いたものであります
セリエA ユベントスとナポリの一戦をとりあげています
ご周知のようにカルチョとはイタリア語でサッカーのこと
ラテンの濃い血の人々の持つサッカーに対する情熱は
ほとんど狂気の世界・・・
そう思っていましたがサッカーというのは
人をそんな気にさせるもののようです
イタリア風というよりは
同じラテンでもメキシコ風に仕上がっているようです
魔笛からの断章
モーツァルトで最高のお仕事は
誰が何と言おうとオペラでしょう
音楽がすばらしいのはもちろんですが
モーツアルトのオペラはどれもドラマ性にすぐれてます
「魔笛」もストーリーが穴だらけと言われますが
お話自体はとても面白く作られており
モーツァルトが傾倒していた
フリーメースンの思想が見えかくれしているのが
興味深いところです
夜の女王とザラストロ
「魔笛」を映像化した作品があります
映画にすると どうしても話にムリがあるので
夜の女王とザラストロを夫婦という設定に変えて
「魔笛」を夫婦喧嘩の話にしていました
頭の上にのっているのは スイカのかたちをした太陽です
メキシコに出かけた直後に描いたもので
色調はその影響を受けています
あの昔のTV 番組シリーズ『プリズナーNo6』にも登場した場所です
恵比須 弁天 大黒天 毘沙門天 布袋 寿老人 福禄寿
場合によっては 福助を入れて八福神とするケースもあります
このうち恵比須さまだけが日本神道の神さまで
弁天 大黒天 毘沙門天はインドの神さま
あまり思想的な根拠はなく
現世利益を宗としたものなのです
ならばイタリア風七福神があったっていいじゃないか
と描いた作品がこれでありました
七福神カリビアン
こちらも同じ考え方で描かれた七福神カリビアンです
ポップな七福神を描きたかったのですね
Boy Amadeus
まだ 字も読めないうちにすばらしい音楽を奏で
大人たちをびっくり仰天させます
ああ、やっぱり音楽はいいですね
Merry X’mas! Miss Santa Craus!
ポインセチアの化身です
ポインセチアを見る時は その先端をじっくり覗いてください
ミス サンタクロースと同じ
アフロ系黒人のカオをしているハズです
リズム感&スタイルともバツグンです
彼女のプレゼントは歌であって モノではありません
なに?
歌なんかより 金かモノをよこせだって?
ああ あなたはなんて無粋な方でしょう
女性はあなたと違って重たい荷物はいやがるものですよ
もし あなたが男なら
逆に彼女に何かプレゼントしてあげようとは思いませんか?
こちらは夜の女王に扮したミスサンタ!
バックのドイツ語は魔笛の歌詞ですが
もちろん意味がわかって書いたわけではありません
ただ 歌うパーツは「夜の女王のアリア」だったような・・・??
Night and Day
こちらはその「魔笛」の舞台美術のイメージで描いた作品です
惑星Rocks
この絵は10数年前 フリーランスになった時
売り込みに使うポストカードに描いた何枚かのうちのひとつです
売り込みに行った先で「こんなの売れないよ」と言われ
ショックを覚えたものですが
今見ると これで売れると思っていたたわたくしのセンスも大したものです
わたくし 生来よりモノがあると
そこに顔を入れたくなる性癖があり
仕事をいただいてイラストを描く時でも
クライアントの目を盗んで いらんところに顔を描いてはほくそえんでいます
でも この絵・・・売れてしまったんですね
ですからこちらはポストカードからスキャニングしたものをUPしました
これからも負けずに 変な絵を書き続けていこうと思っています
こんばんわ Sussy!
彼の名はスッシー
その姿と反対に真面目なスシ職人です
キュービック パンダ
ウルトラマリン パンダ
蜀道難のパンダ
ああ 比較的最近2009年に描いたパンダ作品でしたが
この子たちの居場所はここにあったのですね
絵描き仲間や長い友人の中には
この一連の作品を眺めて顔をしかめる人もいて
それはそれで仕方ないのですが
自分の仕事の方向性にはこういう絵もあると考えて描きました
一番下の作品は四川省の九寨溝をモデルにしていますが
同じ四川省でもこの地区にパンダは生息していません
Kim the Lizard
見かけは恐いけど 中身も10 倍恐ろしい女性です
見たとおりだよ 性格がいいようにみえますか
男の場合は悪役協会みたいな人が 意外にいい奴だったりするけど
女の人の場合 見た目のこわい人は
中身はもっとコワかったりしますよね
ただ 中身のコワさにも色々あって
性格の良くないコワさのほかに
仕事にキビしい人のコワさは 初対面では見わけがつきにくいので
そのあたりは難しいところです
男性で意外にいいヤツというのは
自分に甘いので 人にも甘くするというパターンが多く
どちらがどうとかは簡単に言えないかもしれません
ともあれ見かけにすぐ出る分
女性の方が正直なのかもしれません
Amadeus the Spider
違うのは目が6つあることですね
実際のクモは目が8つあったと思いますが
これはデザイン上の関係です
このような姿になります
6つ目というのは 私のアイデアではありません
メキシコに造型作家にセルヒオ ブスタマンテという人がいて
彼の作品に目がいっぱいあるキャラクターがでてきます
メキシコでは有名な作家ですが
残念ながら 日本で彼の作品をまとまって見ることはできません
そういえば 以前このサイトを立ち上げた時に この記事を見て
「主人の買ってきたブスタマンテを引き取ってください
私はいやでたまりません」
とメールを送っていただいた方がいました。
今頃 どうされているでしょうか
作り手がモノを形にする時には
ハッキリとテーマや考えがある場合以外に
手が勝手に動いて できてしまったケースもあります
できてしまったプロセスでしょう
あまりに即物的な表現で おいしそうじゃありませんね
ま アメリカ人の多くは
フグは毒で食べられれない と思ってる人が多いみたいですから
Miss Orchid
ルナは別の人を思って泣いているようです
メキシコ・オルメカの大顔面をモデルにしたものですが
20代の時の作品です
「レウッチョ」というのはイタリア語で王様のことだそうですが
「夜明けの歌」で日本でも知られていた
クラウディオ・ビルラのニックネームだったそうで
そこから名前をとりました
絵はイタリア風ではなくメキシコ風で
当時 好きだったメキシカンアートの本から
まだ見ぬメキシコの思いを馳せて描いた記憶があります
両脇にウルトラマンとウルトラセブンがいますが
彼らのデザインもメキシコ風ですね