今日4月8日は花まつり。灌仏会(かんぶつえ)と言われ、お釈迦さまの誕生日とされているのが本日です♪
わたしの実家は浄土宗のお寺の境内にあって、幼い頃にはお寺が経営していた仏教幼稚園に通っておりました関係で、高校生くらいまでは花まつりというのが、クリスマスと同じくらい有名なものだと思ってました。
さて、こちらに掲げた作品は、花まつりにちなんで拙作「メキシコ風千手観音」。
京王プラザの展覧会でも、マリナ・リナルディの展示会でも出した作品で、けっこうwebにアップしてはいるのですが、この画像を撮影したのは今しがた。
展覧会が終わって、きちんと撮影をしようと思いながら、寒いのと花粉が飛んでくるのとで、写真を撮ることができなかったからです(撮影は野外の日陰でいたします。スタジオで撮るわけではありません)。
この作品、実は長いことお蔵入りしていまして、昨年丸めて保存されていたのを木枠に張り直して再生いたしました。
さて、言われなければ観音さまとは思えない千手観音ですが、見ての通り、この絵は別に仏教絵画というわけではありません。↑ ご覧になってわかるように、この絵の左手にはモスク。
先日のWebギャラリートークでも取り上げた「カーリーを讃える祝典序曲」(長いタイトルなので省略)でも、申し上げたのですが、異なる宗教の建物が一枚の絵の中にあるのは、別にみんな仲良くしましょうということではありません。
見ての通り、カリブの太陽のもとでお寿司も桃もハンバーガーもおにぎりもみんないがみ合ってます。
どうにか平和にならないでしょうか。
決してならないでしょうけれど、少しはマシな世界にということで千手観音さまがあらわれたのですね(でも、絵を見るかぎり、この観音さまは何もしないで傍観してるだけみたいですね)。
余談ながら、わたしは自分をずっと仏教徒だと思っていたのですが、最近、どうやらそれが違っていたと思うようになりました。
ブッダの言った中庸の精神はあまり面白いものではないし、八正道なんてものも面白くないので性に合わん。
親鸞さんのお念仏は自分にいちばんしっくり来ますが、おそらくは日本人の多神教、神道の精神、体質にいちばん近い気がします。
次回はこの多神教の精神について、もう少し述べてみたいと思います。
モスクと教会に気が付かないぐらい、手前の人(?)たちが強烈です…。
こわかわいい…いや、こわいです。
ぜんぜん話が違いますが、キャンバス、自分で張れると、はずして巻いて仕舞っておけるんですね。勉強になりました♪
じゅん×じゅんさん、おはようございます!
>こわかわいい…いや、こわいです。
そうなんです、おそろしい世界なんですよ♪
>キャンバス、自分で張れると、はずして巻いて仕舞っておけるんですね。
絵が傷むのでオススメはできません。
仕方なくやってることです。