左手はベンチュラ母娘で、お母さんはスペイン人(お父さんがイタリア人です)。
娘のラケーレさんはラテン100%のハイブリットです。
昨日は嵐の激しくなる時間、イタリア人4人と赤坂・山ね家で食事をしました。
はじめはベンチュラ母娘と3人の予定だったのですが、空の雲行きの怪しくなってきた頃、電話がかかってきて、中止にしようと言うのかと思いきや、「イタリア人2人増えるから、よろしくね」とのこと。
うーん、さすがイタリア人。
天候などまったく気にしておらず、食べることに集中していますなあ。
立派、立派!
桜鯛のかぶと焼き。日本人でも食べるのを億劫がる人がいますが、気にせず食べてくれました♪
イタリア人にもさまざまな側面があって、カタナチオ(かんぬき)と呼ばれる堅い守りのイタリアサッカーのように、一方で締まり屋の顔も持っています。
(なんせ、世界初の大学や銀行を作った国でありますから)。
ただ、食事する時というのは、イタリア人のステレオタイプなイメージ以上に、イタリア人でありまして、とにかくよく喋るし、よく食べる。
話題も食に関する話が多く、食に対する関心の高さに驚きました。
桜鯛のかぶと焼きを口にするアレッサンドラとドメニコ。
「これはどうやって食べるのかな?」
「なんだ、簡単じゃないか! いくらでも食べられるぞ♪」
先日のブログにもハンバーガーの記事を書きましたが、わたしが意外だったのは、西洋人の女性が、ああいったボリューム満点のハイカロリーな食事に食傷気味だということです。
それどころか自国のピッツァやパスタなどでも、少々持て余し気味で、もっと胃腸にやさしい料理を食べたいと思っているのですね!
(もちろんピッツァもパスタも大好き♡ でも、たまには軽いもの食べたい)。
その点、日本料理というのは、カロリーを上げずに美味を追求している点では、まさに世界一と言って良いでしょう。
女性が美容に気を使うことは洋の東西、年齢を問いません。
湯葉と生麩は大人気。
美味しく、美しくやせられるとあらば、喜ばない女性がいるはずもありません♪
20年ほど前は「トーフーは味がない」とか、「ジャポネーズは生魚を食べる」と言われていた時代からすると隔世の感があります。
一方、男性のイタリア人も最初は「少ないな」という顔をしていましたが、お酒が進み、何品か食べていくうちに次第にお腹が満たされてきたようで、桜鯛をほぼ半分食べた時点で満足したようです(これがタテもヨコもでかい人なんだなあ)。
日本酒もお好きなようで、ワインをすすめましたが、自国に帰ったら飲めないのと、日本料理には酒が一番合うのはわかっているようでした。
ともかくも、さすがイタリア人!
食に対する意識の高さは群を抜いてます。
食に対して保守的で、中華レストランも少ないと言われているイタリアですが、この人たちの、食への理解の高さからすると、切り替えるのも早いかもしれません。
日本に山形イタリアンや、京都イタリアンがあるように、イタリアでもミラノ風日本料理とか、和食シシリアンなんてものができる日が来るかもしれません。
ただ、イタリアでもファストフードが増えてきて、従来のイタリア料理より、そちらを好む若者が増えてきていることもあるそうです。
そういえば、先日のハンバーガー。
アレンジしたのは食の都、ボローニャ出身のイタリア人だったものなあ。
次回はこのファストフードについて書いてみようと思います。
外に出たときは雨はやや小振り。
イタリア人のみなさんは満足されていたようで、わたしも嬉しく帰路につきました♪