フィリピン絵画制作記
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マニラから高速に乗って約90分、目的地のリパに着きました。
クライアント宅は見ての通りの豪邸で、Sakura Villegeという日本人が作った居住地の一画にありました。東京ではもちろん望めない空間です。
私が絵画制作をするのはゲストハウスの2階。
最初は1階で描いて、2階はベッドルームとして使う予定でしたが、上の方が採光が良いので、そこで文字通り寝泊まりして制作することにしました。
1階にあらかじめ用意してあった120号(195×145cm)のキャンバスを、クライアントと2人で上に上げると、なんとなくアトリエっぽく・・・というより、わたしの家よりはるかにアトリエらしい(笑)。
その日は道具を広げて、アトリエとしてのセッティングをするだけでおしまい。
すぐに夕刻になると、クライアントのお誘いでフィリピンのビール、サン・ミゲルで一杯。
男が2人で飲んだくれている様子は、そこの家の奥さんに一番キラわれるパターンですが幸いというか(??)、広い家なためベランダで一杯。
三食サン・ミゲル付き生活のはじまりです。
朝は早い時は3時頃に目が覚めます。
自然豊かなサクラ・ビレッジですが、実は夜は一晩中うるさいのです。
ラジオが一晩中かかっている家もあり(大らかなのか、誰も苦情を言わない)、そして何より、ビレッジの中に無数に住み込んでいる番犬やニワトリの鳴き声は一晩中泣きやみません。
逆に東京に戻った晩、なんて赤坂は静かなんだと感じたくらいでした。
5時くらいには朝焼けがゲストハウスのベランダから見え、それが毎朝違う様相を呈します。
それにしても番犬もニワトリもうるさい。ニワトリは朝鳴くものだと思ってましたが、1日中声を上げるんですね。イソップ童話の金の卵を生むニワトリを絞め殺したお手伝いさんの気持ちが、少しわかりましたが不思議なもので3日もすると慣れてしまうものです。
さて、最初は大きな壁面に下塗り。
三つ子ちゃん達には、自分らも手伝ったという意識を与えるため、白い地塗り用のジェッソを筆でぬりぬりしてもらいました♪
お絵描きは楽しいぞ〜♪
五重塔ですが、施工していただいた日本人(寺田さん)で、ヴィレッジのオーナーでもある方にお願いして作っていただきました。寺田さんの家にはさらに大きなものがあります。小型の模型を基に彼のご指導によりフィリピン人の職人さんが作りました。白、灰色部分はセメント、赤い部分は木、八輪は鉄です。各階の窓は木枠に貝殻です。夜は中から照明を灯します。
大澤さん、おはようございます!
五重塔、夜の照明は素晴らしいですね。
あそこで朝、いただく梅干しと玄米茶の味は格別でした。
また、FacebookやブログUPもあそこで随分いたしました。
何かと便利な空間ですね。
またあそこで梅干しを食べたいです♪