フィリピン絵画制作記8 360の瞳に授業です(下)

フィリピン絵画制作記
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上の写真のように、モチーフは花と花瓶、それに野菜です。

参加生徒の数が最初に考えていた20名の、3倍近くの人数(ほぼ全校生徒)だったため、モチーフが足らなくなり急遽、校長室に飾られていた造花を持ち出し3つのグループに分けました。

ほとんど絵を描いたこともない生徒に、形の難しい花を描けと言ってもできるワケはない・・ただ、経験させて描くことが大切だと考えていたのですが、意外に生徒はやってくれました。

”形の難しい花”というのは、逆に描写がある程度できるようになってから感じることなようで、生徒たちは自分の脳内で花を単純な線に置き換えて描きはじめたのです。

線の野太い子、繊細な子、カラフルな子、最初にスケッチをしてから描く子と、それは様々。

わたしは描き方を目で見てわかるよう、紙を持ってまわり、どんな風に描いたら良いかを見せてまわりました。

写真の通り、スペースの関係で机の上で描く子もいれば、床に座り込んで描く子もいますが、そのあたりをうるさく言っても絵は描けませんので、なるべく自由にさせました。

退屈する子が出て、騒がしくなるんじゃないかと思いきや、意外に生徒たちはおしゃべりもせず、描くことに集中したのは、こちらがびっくり。

こんな風に授業を受けてくれたら、私の教員時代ももう少し楽だったかなあ(笑)。

学年が上がるごとに、その集中力は上がっていくのを見て、ホリスティック・アカデミーの生徒の質の高さが伺えました。

↓ こちらは、大澤オーナーのコメント。

フィリピンでは、いい学校を出なければ仕事はない、いい学校を出てもいい仕事は少ない、というところが本当です。塾のくもん はリパのような地方都市でも既に二カ所、マニラではそこらじゅうにあります。どこの国でも親は教育熱心ですね。

特筆すべきは、学校ではいじめが本当に少ない、この学校では、それがなく、皆が仲良くしています。学校を始めてまだ高校卒業生はいません、九年前程から十数人からスタートして、いま幼稚園から高校まで二百人程です。近い将来卒業生がどのような進路を取るのか、大学受験の結果はどうなるのか、楽しみです。

日本に比べて、フィリピンの教育環境が優れている・・・ということは、決してないと思いますが、少なくとも子どもにとって居心地は良いようで、教員の数も多く、小さな学校なので目が行き届くというのもあるのでしょうね。

授業以外で何度も学校には足を運びましたが、生徒は楽しそうだったし(泣いてる子はいましたが)、先生が生徒を叱りちらしてる様子も見ませんでした。

まあ、3時間くらい授業したくらいで、中のことはなかなかわかりませんが、悪い学校は行ってすぐにわかりますからね。
明るい校風は、将来この子達の財産になるでしょう。

↓ こちらは大澤オーナーのコメントについての、私のレスです。

高校卒業者がまだいない!
若い学校ですね。

美術をちょっと教えただけで、細かいことはわかりませんが、大学受験はきっと良い結果を生んでくれると思います。

いじめがない、いじめが少ない。
それも納得の明るい校風は、きっと卒業生の財産となるでしょう。
人にとって最大の財産とは教育だと、再認識する出会いになりました。

フィリピン絵画制作記
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