一昨日の深夜、イタリアから戻りました。
1日2万歩から2万8000歩近く歩きましたが、太って帰ってきました。そんなわけで、ブログは食事の話からです(笑)。
今回はイタリア最終日の夜ごはんにローマ・テルミニ駅近くのリストランテ、サンティを選びました。ここは最初の著書「おちゃめなイタリア人!」で取り上げたことのあるお店で、およそ23年ぶりの訪問でした。
23年の間にイタリアは何度となく訪問しましたが、本で取り上げたお店は、ナポリのアントニオ・ベルガンティーノのように名店でありながら、後継者不足などで閉めてしまったところも多くなりました。その点、サンティはトリップアドバイサーなどにも取り上げらていて、一度再訪したいと思っていたお店です。
▼拙著「おちゃめなイタリア人!」はこちら、本文もお読み頂けると嬉しいです。
本で似顔絵を描いたオーナーのサンティさんは、23年前のイラストを見てもわかるように、この時すでにけっこうなお年でした。
訪問する前は、失礼ながらご存命かどうかと思っていましたが、ご高齢ながらご健勝。23年の間に店は大きくなり、今や娘や孫娘によって駅前の人気店となっていました。
全員娘、孫も女子という完全な女系家族で、サンティおじいちゃんの扱いは、ややぞんざいでしたが(笑)、相変わらずおしゃれでダンディなサンティさんの健在に嬉しく思いました。
ところが、そこはさすがイタリア男。
23年前に訪ねて、はるばる再訪したのは私なのに、いざ写真を撮ろうとしたら、 私には目もくれず妻と一緒にツーショット(写真はfacebookのみアップ)。
▼23年前はシャツが鹿の子でしたが、今はネクタイを鹿の子模様にキメていました。
奥様のアントニエッタさんは相変わらず、口やかましくお元気。娘も孫娘もしっかり者で、まさに女が支えている名店といった感じですが、 ともかくも飽きない家庭の味といったサンティの料理は健在でした。