かれーな印度カレーを召し上かれー17
全32話バックナンバー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32
白鵬32回目の優勝、大したモンです。
14日目と千秋楽はリアルタイムで見られなかったけど、先ほど千秋楽の鶴竜との一番は、勝負強さを遺憾無く発揮した一番でした。
ここ一番が稀勢の里にあったらなあ・・・
記録の阻止もできなかった今場所は誠に残念!
というわけで、本日はいつもの「医食同源・かれーな印度カレーを召し上かれー17」をUPします。
かれーな印度カレーを召し上かれー17
インドに牛肉市場ってホントにあるの?
掲載日:2006年04月05日
まいど、まいど、イダテンのゲンさんです!
いやあ、お客さん。新年度を迎えるに当たって、お気持ちはいかがかい?
こちとら、おかげさまでスイサンドンヤ・ドットコムさんのキャンペーン、「これで解決、牛肉の仕入れ」は大好評だ!
やっぱり玄人のみなさまには、わかっていただけるんだな~。品揃えや品質、価格の面などで、このイダテンのゲンさんも自信は持ってはいたものの、まさか品薄になるまで反響があるたあ思わなかったぜ!
お客さんがたも、遠慮するこたあないから、どうぞワガママを言っておくんなせえ。パンフレットにもあるように、ヤングビーフなど注文ベースでいただいているものもある。出来ることは、なるべく対応させていただくもんで、何卒よろしくたのんまあな。
先日も日経平均が17,000円を回復とのこと。みなさまにもゴールデンウイーク商戦に、勝ちをもぎ取ってほしいと切に願う次第だが、どうやら期待できそうな雲行きだよな~。
ともかくも新しい年度がはじまって、あっしイダテンのゲンさんもスイサンドンヤさんも気合い入れてスタンバイOKだ。みなさま、よろしくお頼み申しますよ!
トロピカルにビーフカレーはいかが?
今回も牛肉キャンペーンにともない、本場インドに無いビーフカレーとやらを、本場の味でご提供しよう。前回は、和風カレーの定番に一味加えたレシピだったが、今回のレシピはまさにインドの味だ。
こいつは南インドでラムやエビに使われるレシピを、牛肉に応用したもの。南インドの料理については、いずれゆっくりお話するが、ココナッツミルクやマスタードを頻繁に使うのが特徴だ。味つけもあっさり目で軽やかなので、日本人には向いていると思うよ。
ともかくも論より証拠。早速、そのレシピとやらをご覧いただこうかい♪
インドに牛肉市場ってホントにあるの?
ところでインド人が絶対に牛肉を食べないかというと、決してそんなことはない。インド人が牛を神聖視して食べないのは有名だが、正確に言うと、それはヒンドゥー教徒に限った話だ。クリスチャンやイスラム教徒、シーク教徒などのように牛肉の禁忌がない宗教の人は、当然ながら平気でビーフを食べる。
もちろん人口の約8割を占めるヒンドゥー教徒に慮ってるか、インド国内では表だって売ってるところは少なく、牛肉自体の入手が難かしい。ただ、コルカタのイスラム居住区には牛肉市場が公然とあり、脂身の黄色いインド独特の牛肉が、ところ狭しと吊り下げられているんだから驚きだ。まさにインドで絶対はない、という良い例さね。
コルカタはインドの中では食の禁忌が少ない土地柄で、ニューマーケット近くのリットン・ホテルでは、地下のレストランでビフテキを出す。あっしも一度、そのインディアン・ビーフをいただいたことがあるんだが・・・ただ、あえてもう一度食べようとは思わないな~(同行した米国人は、よほど牛肉に飢えていたのか『旨い、旨い』って食べてたけどね)。
やっぱり、インドでは牛肉を食べる文化がないせいだろう。肉は固いし、ちょっとクセのある香り(黄色い脂身が臭いのもとなんだろう)はあまり日本人向きとは言えない。あえて言うならヨーロッパ牛肉に近い濃厚な味だが、もちろん肉文化の成熟した欧州とは比較にはならない。わざわざインドで牛肉を食べることもないって話さね。
意外なことに、実はインドはけっこうな牛の輸出国だ。ゼラチンや薬剤のカプセルに用いられるものが多いそうだが、おそらく経営しているのはイスラム教徒やキリスト教徒など、牛肉に禁忌のない宗教の経営者なんだろう。
そのあたりが、宗教間の火種の一因になっているそうだが・・・日本と欧米の捕鯨問題をとってみてもわかる通り、口に入るものってえのはリクツじゃないだけに、何とも厄介なもんさね。
イスラム教徒はなぜ豚肉を食べない?
牛肉と同様、インドで見かけることのないのが豚肉だ。これはみなさんもご存じだろうが、豚肉はイスラム教で固く禁じられているからだ。
ヒンドゥー教で牛が「神聖視」するから食べないのと違い、イスラム教において豚は「穢れた」生き物なので食べられない。もっともイスラムでは豚に限らず、鶏でも羊でもハラールと呼ばれる正式な屠殺をした肉以外は、決して口にすることはできない。アッラー(神)の名を唱えながら、一気に喉をかき切った肉以外は食べてならないんだ。
おっと、誤解のないように申し上げておくが、ハラールは肉だけの呼称じゃない。イスラムの律法にのっとっり、アッラーに許された食べ物すべてを「ハラール」(※1)と呼んでいるんだ。それ以外のものはハラーム(まぎらわしいよな~)と呼び、アッラーにより無条件に禁じられている。
豚はハラール違反の代表格だが、それ以外にも動物の血液やその副産物、 肉食動物、爬虫類や昆虫も禁じている。また、イスラム法に従って屠殺されていない動物や、アッラー以外の名により屠殺された動物――動物の死体、屠殺される前に死んだ動物も食べてはいけない。肉以外の食品でも、アルコールなどはその範疇に入る食品ってワケさね。
ラードを使った食品は当然ながらハラール違反だ。以前、インドネシアで「味の素」に豚の酵素が使われていたことが問題になったことを覚えておいでかい? そのあたり食の禁忌というのは日本人には分かりにくい話だが、どんな少量でもハラールでないものはダメなのさ。
さて、イスラム教徒はなぜ豚肉を食べないかといえば、さまざまな理由が考えられる。
イスラム教の兄貴分にあたるユダヤ教も豚肉を禁じており、この仲のわるい兄貴の教えを受け継いだという説。
豚肉を食べて大勢が死んだり病気になったことがあったからだあという説、などなど。
ただこういった理由づけは、いかにも日本人の発想だ。彼らにしてみればアッラーがダメというからダメであって、神さまの言うことに口を挟むなんてとんでもない、理由を考えるなんて意味がないって話なのさ。
ただ、豚肉はいかなる時でもダメというわけではなく、山中において三日三晩、食べるものがない場合は食べてよしという教えがあるらしい。死ぬくらいだったら、豚であろうと食べてよしということなんだろう。
さーて、時間が来やがった。
それじゃ、お客さん。次回をお楽しみに!
※1 ハラールはコーラン用語で「合法の」という意味。ハラームはコーラン用語で「不法な」という意味。
10 アーユルヴェーダの医食同源〜朝飯は必ずしも摂らなくて良い?
おはようございます。
「ハラール」は誰が決めてるのでしょうか?
ヒンドゥー教の偉い人、有資格者?、という塩梅でしょうかね。
大昔、イラクで街を造りに出張した人の話では、
皆砂漠に出て、禁を犯していたそうです。
酒は飲むは、タバコは吸うは(OK?)、ハラームは食うは、と。
アラビアのロレンスは、砂漠は清澄だ、
みたいなこと言ったと思いますが、
現実はそうではなく成ってきたようです。
加えて余計な知識ひけらかし。
アラビアの砂漠の砂は、まあ、硫酸なんですよ。
硫酸塩が圧倒的に多い。
それをコンクリートに使うから、
イライラ戦争が無かったとしても、
セメントと余計な化学反応を起こして、
街(コンクリート)は自然に崩壊してしまったでしょうね。
役人が狡いのは古今東西万国共通で、
役所のコンクリートは硫酸塩を含まない砂を使用してます。
アラーの神は見逃してるんでしょうかねえ???
そういう不平等、不公平。
ISISはどうなんだろう?
お頭さん、こんばんわ!
>ヒンドゥー教の偉い人、有資格者?
ご存知と思いますが、文中にもあるように
ハラールはイスラムですよ(笑)
>アラビアの砂漠の砂は、まあ、硫酸なんですよ。
大砂嵐の相撲じゃないですけど、
あちらの人の気が荒いのは硫酸の砂によるのでしょうか(真顔)
>役所のコンクリートは硫酸塩を含まない砂を使用してます。
考えようによれば、役人がそれを知らないようでも困りますね。
知ってて、わざわざ硫酸砂を使うばかもなし
>アラーの神は見逃してるんでしょうかねえ???
養老先生は、モロッコだかアルジェリアから来た留学生が
「素粒子もアッラーが作った」というのに驚いたそうです。
単独の意志による天地創造という考えは、私も与できませんが、
如何でしょう?
しっ、失礼しました。
おはようございます。
イスラム、イスラム。イスラム、
大事なことなので3回唱えました。
ええ、気質は風土(環境)が影響大ですよね。
あっらぁ、アッラーの神が総て。
だからジハード自爆できるんでしょうかねえ。
困ったもんだ。
神風(しんぷう?)特別攻撃隊の建前は天皇陛下(日本)の為なんでしょうが、
本心は家族の為、母の為、だったんじゃないか?
女に言わせると、男はみんなマザコン、だそうで、
高倉健も、母に褒められたくて俳優を続けた?、と著書から読めます?
いいんじゃネ。
とっ、脱線、失礼しました。
カレーは好いですね。
お頭さん、おはようございます!
>イスラム、イスラム。イスラム、
>大事なことなので3回唱えました。
私は良い人なので気にしません、ご安心を(笑)。
自爆も砂漠という地のなせる技でしょうかね。
不毛な土地というのは、一神教になりやすいそうです。
神と直接会話できるわけでしょうか。
あー、いい人で好かった。
四季がほとんど感じられない過酷な環境が育てる人たちは、
ああ成りがちなんでしょうかねえ?
日本はつくづくいい国ですね。
いい人も居るし。
最近はそれらもちょっと怪しい???
お頭さん、おはようございます!
>四季がほとんど感じられない過酷な環境が育てる人たちは、
>ああ成りがちなんでしょうかねえ?
よく、放置して荒れる様子を、「ペンペン草が生える」とか「雑草が生える」何て言いますが、ほっとくと雑草が生えてくる環境って、世界にもそう見当たらない自然環境だと思います。
ギリシャなんかは2000年前に羊が食い荒らした牧地が、未だに草の生えない荒れ地になってるわけだし、サハラ砂漠も昔は草地だったと聞きます。
自然豊かなわが国では、山の神も海の神もいるわけで、どうしても八百万になるわけでしょうね。