金曜は痛風発症後、めっきり行く機会が減った神谷町ペッペの店「ナポリ・スタカ」に久々に行きました。
ナポリの元ヤンキー、ペッペは健在。ピッツァは主に弟にまかせて、自分はお客まわりをしてますが、お味の方は健在。
築地は大好きらしく、週に1〜2度は新鮮な魚介類を仕入れてお店で出しています。
ピッツァ以外の目玉料理にしたいようですが、まさしく本場イタリアのペーシェ(魚)!

マグロとイカのカルパッチョ。この料理の名は16世紀ベネチアの画家ビットーレ。カルパッチョに由来する。20世紀半ば、ベネチアでカルパッチョの大回顧展を行ったときに、ハリーズ・バーという店が、生牛肉の薄切りにオリーブオイルとパルミジャーノ・レッジャーノをかけて作った料理がはじまりとされる。
この日はイタリア人3人と日本人4人という組み合わせでしたが、ペッペも加わって完全にアウエー状態。
神谷町にいるのに、雰囲気は完全にイタリアの夜でした。
この時、はじめて友だちになったイタリア人男性2人に拙著「おちゃめなイタリア人!」を見せたところ、食い入るように見てました。もちろん日本語はわからないんだけど、イラストを見てイタリア人が日本人にどう見られているのか興味津々だったご様子。
はじめは見せるだけのつもりでしたが、あまりに熱心に見てるので、差し上げることにしました。1人は出版関係の人なようだし、私の書棚のこやしになってるよりは本国で見てもらった方が良いに決まってますものね。
それにしても、この本の取材でイタリアを訪れてる時に、サッカー日本代表がイランを破り、はじめてのW杯進出を果たしたのでした。
思えば、ずいぶん時が経ったものです。

師匠のサルヴァトーレ・クオモの名を取った「ドン・サルヴォ」。星の先にはリコッタチーズが入っていて、変わりピッツァとは思えない美味しさ。はっきり言ってクオモのピッツァよりずっと上だと思いますが、ペッペにとってはビジネスの師匠であるようです。
それにしても「ドン」なんて、ゴッドファーザーっぽいですな(笑)。