クラシックTV「クイーンとクラシック〜オペラの香りを添えて〜」〜お猿の駕籠屋は“ホイサッサ”の元はモーツァルトの「魔笛」だった?

BSでオンエアされていた「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました!〜
劇中流れていたマリア・カラスの声が、
フレディ・マーキュリーの孤独感とかぶりました。

先日、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」について書いたばかりでしたが、昨日もクラシックTVでクイーンを取り上げていました。

私の場合、クイーンはリアルタイムで聞き、ビートルズだとリアルタイムは覚えてない世代なので、どうしてもビートルズファーストになるのですが、それを知らない若い人たちだと、もしかしたらロックといえばクイーンファースト…なんてことになるかもですね。

フレディ・マーキュリーの音にインド系のサウンドが入っているのは、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の公開時に初めて知りましたが、その一方でフレディがあそこまでオペラファンだとは驚いたな。

“ボヘミアン・ラプソディ”が収録されてるアルバム名が「オペラ座の夜(A Night at the Opera)」ですから、ファンだろうくらいには思ってましたが、スペインのソプラノ歌手モンセラート・カバリエさんと共演されていたとはねえ。

それも二人とも凄く嬉しいそう♡
この時、フレディはエイズで余命いくばくもなかったようですが、だからこそ共演の時間が大切だったのかもしれませんね。 

出演していた錦織健さんが、“ボヘミアン・ラプソディ”の一部がリヒャルト・シュトラウスのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」の一節からのオマージュだったというのも面白く、たしかにオペラ歌手ならでは指摘でした。

でも、個人的にもっと驚いたのが、錦織健さんが歌ったモーツアルトの「魔笛」の中の歌、“私は鳥刺し”の中で「名物だよ、ホイサッサ 」という一節があったことです。

実際のドイツ語だと、hopsassaで発音はホプサッサ…意味はなく、かけ言葉だそうですが、どう聞いてもホイサッサで、字幕もホイサッサ(笑)。

ありゃ〜、これって「お猿の駕籠屋」のホイサッサは、もしかしたらモーツアルトの「魔笛」からとったんのかな。と、調べてみたら「お猿の駕籠屋」の作曲は1917年の明治時代で、やっぱり「魔笛」の方がはるか先です。

そういえば、今は日本人に当たり前にあるナオミという名前も、実は元は旧約聖書に出てくる女性の名前です。

それを作家の谷崎潤一郎が「痴人の愛」で登場する女性にナオミとつけたことで、一般に広まったのだとか。男をたぶらかす悪女の名前を自分の子供につけたのですから、昔の人もたいがいですが(笑)。

まあ、どうでも良い話ですが、そんなくだらないこと思いながら番組を見ていた次第です。テレビもワイドショーとかやめて、こういう番組をいっぱい作れば良いのにね。

絵は「魔笛」をモチーフにした、一連の拙作です。
詳細はこちらもののけカリビアンの部屋をどうぞ。 

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