青森七戸町グリーンツーリズムの翌日は、木下式音感教育法の取材で熊谷市の妻沼(めぬま)に行ってきました。
20年以上も木下式を採用している妻沼幼稚園の「先生」を指導するため、麻奈先生は朝から夕方までびっちりのスケジュールでしたが、幼稚園児の指導が終わったあとは、わたしはオフ。
前から行きたいと思っていた妻沼の聖天さまに、趣味と実益を兼ねたお参り&見学をいたしました。
聖天さまは別名・歓喜天。
そう言われてもわからない方は、インドの神さま・・・あの象頭神ガネーシャ と言えばおわかりになるかもしれません。
ご本尊は秘仏となっていて浅草の待乳山など、どこの聖天さまでも象頭のお姿が見られることはまずないのですが、これは珍しい!
本殿のわきにひっそりたたずんでいた聖天さまのお姿です。どうか、みなさま合掌を♪
通常、聖天さまは「しょうてんさま」と呼ばれることが多いのですが、こちらをお呼びするときは「しょうでんさま」。
2年ほど前に本殿の大改修を終えて、日光東照宮さながらに江戸彫刻を再現したことで話題になり、つい先月にはこ重要文化財から国宝に格上げされたばかり。
平成に作られたものが国宝指定というのは凄く珍しい例かもしれません(正しくは修復ですが)。
いやあ、何やら他人とは思えない色使い♪
なにやらエカテリーナちゃんを思い出します。
ふんだんに使用された金箔がたまりません。
天女の舞を見ながら、何、言っ”てんにょ〜”・・・なんて、ウフッ♪
思ったより本殿は小さいですが、密度の濃い江戸風彫刻でびっしり。
厚さ18cmの板をレリーフに彫り、彩色をしています。
江戸の彩色なようで、微妙にことなる色使いの猿。顔に用いられてる赤い顔料がボディにも使われてます。
妻沼聖天山歓喜院の創建は日光東照宮の100年後だったそうで(1760)、黒い漆の使いかたなどは家光公を奉っている大猷院(たいゆういん)の色使いに近い感じです。
龍といえば通常は青龍というくらい、青が多いのですが金や茶など、バラエティに富んだ色彩の龍がズラリ揃っておりました。
本殿の前にある建物はやや地味です。
外から見るとこんな風です。
有名な碁の対局の一場面だとか。
こちらは山門。
鎌倉の建長寺にあるような立派なものでした。
続きは青森レポートとともに、また後日!
素晴らしいですね。
美しいです。
わらべさん、おはようございます!
そうなんです。
見事な本殿、一見の価値ありです。
国宝になって、観光客も増えたとか。