ボストン美術館展 行きました!

昨日はボストン美術館展の最終日。
まだ完治していない足を引きずりながら、上野国立博物館に見に行きました!
おそろしい混雑と思いきや、上野はインカ帝国展やベルリン国立美術館展など、さまざまな展覧会が目白押し。わずか10分の行列ですんなり入れました。

ボストン美術館はアーネスト・フェノロサ、ウイリアム・ビゲロー、岡倉天心が収集した作品が起点になっているそうですが、その目利きぶりには脱帽!

驚いたのは、日本人でありながら知らなかった名品ぞろいだったことと、作品の保存状態がきわめて良いことでした。

「平治物語絵巻」は驚くべき名品なことに加え、通常巻くことによって絵の具が剥落したり、紙に折りのあとがついているものが、まったくその痕跡もなし。もちろん修復してるんでしょうが、それにしても美しく絵が残されたものです。

明治時代、廃仏毀釈があった時、フェノロサらは必死で仏像や仏画などを隠したり持ち帰ろうとしたそうですが、うーん・・・日本美術全体のことを考えると、海外に流出したことで作品がきれいに残されたのですから、結果的には良かったのかも。
そんな風に思えてきました。
昨日は前から決まっていた鯨料理。赤坂「まごの邸」の突き出し3品です♪ 

「吉備大臣入唐絵巻」(きびのだいじんにっとうえまき)。

をををを! 吉備真備といえば、私の年代では手塚治虫の「火の鳥」で、その名を覚えたお人。火の鳥では、日本三筆の橘諸兄をメチャメチャ描かれていましたが、吉備真備はそのライバル役。

唐にわたった真備どのがさまざまな難問を説き、空を飛んだりする変幻自在の絵巻物ですが、その開放的なイマジネーションには脱帽です。

わが国の祖先というのは、実に大らかなもんだったんだなあ・・・。
こちらは鯨ベーコン。見るだけで、おおおお! 痛風が!
というのはウソ、鯨の脂肪は血をサラサラにして体に良いのですよ♪ 

わたしが美術館に行くと、かならず飛ばして見てしまうのが、実は江戸時代の着物なんですが、このボストン美術館展に置かれていた着物は別物。

保存状態が良いことに加えて、芸術的なクオリティの高さは抜群。
女性たちが食い入るように熱心に 眺めていたのが印象的でした。

そして白眉は何と言っても曾我蕭白(そがしょうはく)の墨絵群。

写真で見たかぎり、わたしは蕭白は狩野一信の五百羅漢みたいにゴツゴツして、そんなに好きではなかったのですが、いやあ、こりゃ凄い迫力です。

特に横16メートル以上もある雲竜図には脱帽! 江戸のパンクというか、ロックミュージックというか・・・とにかく弾けまくってますねえ♪

なんか、昨今はちまちました話ばかり聞くわが日本国ですが、われらが祖先にはこんな大らかで大胆な人たちがいたのです。 わたしも見習って、すこしぶっとんでみないといけません。

満足したあとは赤坂の鯨料理屋「まごの邸」に直行。
週に1度許されているお酒を飲み(許すのは自分ですが)、満足の一日でした。

で、翌日は・・・イタタタタタ
(ウソです。普通でした♪)
こちらはシメのハリハリ鍋です。


ボストン美術館展 行きました!” への10件のコメント

  1. 曾我蕭白の墨絵はほんとショックを受けましたー。

    『素晴らしいです。我が邸宅にもぜひ蕭白先生の墨絵を。。』
    「うむ、あいわかった」
    しゅびしゅびしゅびー
    「いかがでござるか?」
    『(え……?こ…これ!?とはいえずに)はは!素晴らしいですな!』
    「うむ」

    邸宅に運ばれた墨絵をまじまじと眺め
    「どうされました?」
    『…これ本当に蕭白先生が書かれたのかなあ…?』
    「まあ、なぜそのような。。」
    『いやお前、だって全然ちゃうやん?!』
    「……そうですわねえ。でもこれも非常に迫力があるし、なんだか可愛らしくってわたくしは好きでございますよ」

    なんて会話があったかどうかはわかりませんが、私の中のショックはそんな感じでした。

  2. 画伯が召し上がった品々
    ①突き出し“3”品:「さえずり(舌)」酢味噌,「ハツ(心臓)」ゴマ風味漬,「さらしくじら(別名オバケ)」。
    ②ベーコン
    ③赤身,尾の身のお造り
    ④ハリハリ鍋
    このほかに,前菜サラダ,炙りグリーンアスパラ,竜田揚げ,ステーキ,鍋のあとの雑炊・うどん,デザート(シャーベット)
    日本酒,酔鯨(純米吟醸),真澄(純米吟醸)
    焼酎:赤兎馬
    白ホッピー

  3. 私はおうちでちゅん平が贈ってくれた大吟醸鍋島を升で飲んでました。
    つまみはサバとか豆腐とか。
    そうか我が祖先たちは大胆だったのか。
    私も小さくまとまらず、すっとんだ生き方を目指してみようかな。

  4. じゅん×じゅんさん、おはようございます!

    >なんて会話があったかどうかはわかりませんが、
    >私の中のショックはそんな感じでした。

    うーん、ビミョーな感想ですね〜。
    ちゅうか、どういうショックだったか、わかったような・・・あんまりわからんような。

    具体的にどーだったのか聞きたいところですが、それを聞くのも野暮な気が・・・。

    ニュアンスはなんか、伝わってきますけど。
    蕭白のあのキッチュでニセモノくさいけど、見たらびっくりするあの迫力とか・・・。

    聞いたら野暮ですが、その辺ご教示いただれば(どっちでもいいですが)。

  5. 宮澤さん、おはようございます!

    ごていねいにメニューを網羅していただきありがとうございました。
    しかも飲んだお酒まで!

    痛風のくせに、何をうまいもの食べてと言われそうですが、
    また今日から禁酒と野菜生活です。

    それにしても、あの花板さんは良い腕前です。
    サラダひとつでも味付けが違う。赤坂は外食産業には厳しい町ですが、がんばってほしいですね。

    夜はしょっちゅう行けませんが、次回は昼間行ってみようと思います。

  6. あ@花さん、おはようございます!

    >私も小さくまとまらず、すっとんだ生き方を目指してみようかな。

    いーえ。
    ツイッターでも申し上げたように、あなたさまにそれ以上は不要に思います。

    なんか、食べ物でもそうなんだけど、血色の良い人間の方がよく食べて、もっと食べろよと言いたくなる人間が食べないんだよね。
    で、あ@花さんがどちらかというと(以下略)。

    大吟醸鍋島、わたしも飲みたかったです♪

  7. す。。。すみません。微妙なコメントでしたか。
    HPには画像がないのですが、なんだか触覚のある何らかの生物と思われるものにまたがっている人らしきものの屏風絵があったじゃないですか?
    仮に龍の絵や虎の絵を見て気に入ったどこかのお殿様が蕭白に注文して、出来上がってきたらあれだった。。。という物語を想像してしまったわけです。

    要は、一枚一枚が全然違う~~~~!!
    蕭白先生は自分の絵に枠をはめてない~~~~!!
    しかも、どれも可愛くてのびのびで素晴らしいー~ーーー!!

    というショックです。

    すみません。お騒がせしました。

  8. じゅん×じゅんさん、いらっしゃいませ!

    ありゃりゃ。
    わたしの解釈はまったくはずれでしたね〜。

    それなら納得のいく話!
    ただ、触覚のある生物の絵が思い出せない!

    見れば思い出すと思いますが、今度チェックしてみます。

    とにかく、わたしも蕭白先生の絵はショックでした。
    奇をてらっても仕方ないですが、12月に展覧会をやるんで、その時にはびっくりする作品をつくりたいな・・・。

    ダジャレと一緒でスルーされたらショックですが・・・。

  9. じゅん×じゅんさん、おはようございます!

    おお、これですか!
    このぶよぶよした不思議な生き物、いったい何なんでしょうね。

    わたしも筆が走って変な生き物描いてしまうことありますが、
    このサイズでやったことありません。

    さしずめ蕭白先生の脳みそから生まれた妖怪というところか。
    妖怪で言うと「ぬっぺらぼう」が近いのかな。

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