シチリアの生首の植木鉢〜由来はオソろしいのに、オチはほのぼのしてました♪

▲こちら、シチリアに行くとホテルやリストランテなど、あらゆる場所で見られる男女の生首の植木鉢です。
写真はパレルモのパラッツォ(王宮)のミュージアムショップに置いてあったもので、女性バージョンですね。

この生首の植木鉢は、この地がアラブ支配下だった時に由来するとのこと。

ある日、村の娘と一夜を共にしたアラブ男性。
娘はたちまち恋に落ちますが、男に妻子がいたことを知ると(ムスリムだから当たり前ですが)、「このまま帰してはならない」と彼の首をはねてしまいした。

はねられた男の首からはバジリコの草が生えてきて、見事な葉っぱをつけるようになり、近所を通る人たちから評判になりました。

そしていつしか「バジリコが良く育つ植木鉢」として、広く知られるようになったとか。めでたし、めでたし♪

いや、さすがはシチリアならではエピソード。
男の首をちょん切ってしまう話なのに、オチがほのぼのしてるのはすごいですね!

シチリアは地中海の十字路とも呼ばれ、古くからアラブや北欧、スペインなどの支配下に置かれてきました。シチリア人のしたたかな気質はそこから来ているとも言われていますが、シチリア女はアラブ人もモノともしなかったんですね(笑)。

▼こちらは「いだてん」のタイトルにもオマージュとして使われた、シチリアのシンボル・トリナクリアです。

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