北区滝野川会館で義母のセラピー講座〜短歌でシチリアを詠んでみました!

▲滝野川会館前にあった庚申塔。下の方に見猿・聞か猿・言わ猿があります。

土曜は北区滝野川会館というところで、義母がセラピストの資格を得た発表会を聞きに行きました。今は企業などでセラピストと契約しているところも多いそうですが、話を聞くと20代とか30代の人も多いと聞きます。

スポーツ選手や芸術の世界ならわかりますけど、自分が20代30代の時のことを思い出すと、本当に人の痛みがわかるのかな……なんて思ってしまいます。まあ、出来る人は何でもできるのでしょうが。

義母はいわば「天然」を絵に描いたような人で、やわらかい口調でホントのことを言ってしまうタイプなのですが、師匠からの評価は高いようで、私もこの人だったら他人を治せるかななんて、ひそかに思っていたりします。

発表会が失礼ながら思ったより面白く、いわゆる「型」にはまったものではなく、義母は短歌を詠むことでセラピーをするという講座でした。

春すぎて夏来たるらし白妙の 衣干したり天の香具山
持統天皇御製 

八重立つ出雲八重垣妻籠みに 八重垣つくるその八重垣を
須佐之男命 

身の恥も忘れて人になにくれと とい聞く事ぞさらにうれしき
桃園天皇御製 

やはり、長く残る歌というのは素晴らしいものですね。
会では参加者も短歌を詠んでくださいというので、私も下手くそながら、おそらくは生まれてはじめての短歌を作ってみました。俳句なら、高校の授業で詠んだことがあるんだけどね。

たかてらすパレルモの路迷い果て 空を仰ぎてリモーネ甘し
小暮満寿雄 

うーん。
人に聞かせるようなものじゃありませんが、人に見せる仕事をしてますので、図々しく人前に出しました。ま、自分のブログだしね♪

この「たかてらす」というのは、旅の前につける枕詞だそうです。

他にも「やすみしし」「ちはやぶる」など、義母が用意してくれた枕詞がありましたが、実際に作ってみると枕詞って、字数をかせげるのと、その言葉自体で格好がつくなど、なかなか便利なものではありました。

展覧会では母に書をお願いしようかと、図々しいことを考えたりもしています。
あ、もちろん絵も描きますが(笑)。

 

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