「藤田嗣治展」再訪いたしました!

藤田嗣治展、金曜日に家内と一緒に再訪しました。
先ずは、かねてから行きたかった台湾客家料理「新竹」で腹ごしらえ♪

上野御徒町からは少し歩きますが、散歩がてら腹ごなしをして会場に到着。日曜美術館後の展覧会は混むのが相場ですが、この日は並ばず入れたので想定内でしょうか。

前期と後期での入れ替わりはほとんどありませんでしたが、2度目に見るのはそれなりに新鮮でした。
日曜美術館では取り上げられなかった猫遍歴に女性遍歴は、館内の解説や絵を見ると一目瞭然。特に女性遍歴は切れ目がなく、フジタが交際を同時進行していたことが想像されました(笑)。

また、あの戦争画「アッツ島玉砕」は解説によると、日本軍の依頼によるものではなく、フジタが自発的に描いたもので、その後軍部がを採用したというのも意外でした。先にブログアップした拙ブログ記事にも書いたように、フジタはドラクロアらの歴史画に肩を並べる意味で、これら戦争画を描いたことを証明する事実かもしれません。

2度目で思ったことは、中南米旅行から帰国後の絵が、さほどスタイルを変えていたわけではなかったことでしょうか。

パッと見の色使いやスタイルは大きく変化しているものの、筆の繊細な運びにタッチなどは、まさしくフジタの絵そのものです。

さて、美術的なこととは関係ないのですが、何度見ても不思議だったのが「狐を売る男」という絵です。いや、その絵はタイトル通り、南米の現地人がキツネを売ってる絵なのですが、狐をなんのために売るのだろう??

シメて食べるのか、ペットにするのか、毛皮にするために狐を売り買いするのか、何に使うのか皆目検討もつきません。やっぱり毛皮かな??

ネットで検索しましたが、やはりよくわかりません。
ご存知の方はご教示いただければ幸いです。

さて、南米の絵や戦争画、秋田や沖縄での作品で、フジタは何度もそのスタイルを変えていますが、一番有名な「白い絵」はその前後、生涯にわったて何度も描かれています。

その中でも一番素晴らしいのは、何と言っても上の写真「カフェ」の時代ですね。
戦後、フジタが日本を離れ一度も祖国の地を踏むことがなかったという、その時代に描かれた一連の作品でしょう。

同じ白い絵でも、戦争画やGHQの追求など、戦後のゴタゴタがあったあとだからこそ、初めて描けたものかもしれません。これらの作品は藤田嗣治ほどの画家でも、経験を通じて絵が昇華されることを示したことに思われました。

フジタはお酒は飲めなかったので、パーティーの後にアトリエに戻り、黙々と絵を描いていたようです。そうだよね、時間かけないとこれだけの数とクオリティは無理ですよね。

藤田嗣治81年の生涯を振り返る素晴らしい展覧会を再度堪能いたしました。
藤田嗣治展は来月の10月8日(月)まで。まだの方はぜひご覧くださいませ!

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