昨日はあ@花さんとじゅん×じゅんさんと、3人で大相撲観戦に行きました。
美女2人に囲まれ「両手に花♪」と言ったら、「私たちは稀勢の里を見に来てるんだから」とつれないお言葉。
「どーせ刺身のツマですよ」と言いながらも、相撲好きの女性2名と一緒に贔屓の力士を生で観戦できるのは楽しいことこの上ありません♪
普段、生でお相撲を見ない方は、相撲観戦というのがものすごく高価なものだと思われてるようですが、実はそんなことありません。
枡ひとつに10万円ついたというのは今は昔のお話。
私たちがよく行くのはマス席では、一人9200円という二人枡。1階のいちばん土俵から遠いところにある席ですが、ここは最後部列のみですので、わりとすぐに満席になります。
昨日、当日券で入ったのは2階B席、5000円のシートでした。B席といっても、A席に近いコスパの良い席、おすもうに行くならここがオススメです(反対にA席は8000円とコスパがわるい。ここを取るなら、もう1200円二人枡の方がお得です)。
1時ちょい過ぎに国技館に入り、席について軽くビールで喉をうるおしたら、地下に行って各部屋持ち回りのちゃんこをいただきます。
この日は伊勢ヶ濱部屋のちゃんこで、豚肉にトロトロの白菜、ニンジン、大根が絶妙でした。
そーいえば昔、銀座のスエヒロ7階に柏戸というちゃんこ屋さんがありましたが、ここはつくねのちゃんこにベーコンとスライスニンニクが入っていて、これが何とも言えず旨かった!(今日の晩御飯にこれ、やってみようかな♪)
幕下の相撲を見ながら、お馴染みになった大相撲ワイン(※)を取り出しておすもう観戦。
※2リットル入り箱形チリワインです。前回はカベルネ・ソービニヨンでしたが、今回はシャルドネ種。アッサリして美味しい♪
さて、幕下の奮戦を見て行くうち、猛然と攻めかかるひとりの力士の相撲に驚きました。手足を回転させて張り手やら、投げやらを繰り出す・・いや、まるでケンカです。
「おおおお、す、凄い!」
「誰、あの力士?」
「あああ、でもあの相撲はヤバいよ」
3人でそう言いながら、その力士の激しい相撲を見ていましたが、あにはからぬや、土俵際の逆転で負けてしまいました。
「砂嵐・・・大砂嵐よ、あの力士」
「ああ、あれがあの大砂嵐かあ!」
「激しいけど、あの相撲だと上には通用しないよね」
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、大砂嵐金太郎はエジプト出身で初のアフリカ大陸出身&イスラム圏から大嶽部屋に入門した力士です。
189cm、145kgと体にも恵まれ 、16歳から相撲経験があるという(20歳で入門)おすもうさんですが、あの相撲はいかんなあ・・・。
相撲は格闘技なので、もちろん激しさは必要なのですが、あの盲滅法(差別用語か)な激しさは如何なものか。勇敢さを宗とするアラブの血がなせる業なのでしょうが、それにしても血の気が多すぎる感じです。
まあ、この相撲を良しとするかしないかは、人によって意見が分かれるところでしょうが、モンゴルからグルジア、ブルガリア、チェコと、さまざまな国々からやってきた今の大相撲の中から見ても、ひときわ異質な文化圏を感じた一番でした。
大砂嵐の相撲がもっと磨かれてきたら、面白いかもしれませんが、砂漠の民と日本の大相撲。けっこう先々が難しいようにも感じました。
その後、われらが稀勢の里は魁星相手にひやっとする相撲。
ツイッターには「何やってんだ、お前」という声も出ましたが、それでも2敗に止まったまま両横綱についています。相撲がひけたあと、私たちが近くの居酒屋で祝杯を上げたのは言うまでもありません。