自閉症者の犯罪を防ぐための提言

浅見淳子・著  花風社・刊

このブログの読者には自閉症関連に詳しくない方も多いと思いますので、はじめにざっくり申し上げると、この本は著者の浅見淳子氏(以下、あ@花さん)が、アスペルガー症候群の加害者を訴えた裁判の一部始終であります。

アスペルガー症候群とは、自閉症の中でも言語能力などに長けている、いわゆる高機能の障害です。
ニキ・リンコさんや藤家寛子さん、中田大地くんのような、花風社・著者のラインナップに並ぶ人たちも、そうしたアスペルガーの障害を持つ人たちであります。

では、そんな障害を持つ人を訴えるなんてひどいじゃないか。

そう考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はその点がこの本の胆なのであります。

あ@花さんを攻撃した加害者Xが、どんな人だったかは本書を読んでいただくとして、一時期は自営業者として働いていた人間です。

責任能力だってあるし、善悪の判断がまったくつかないという人ではありません。

しかし、その人が花風社に対して「ニキ・リンコは存在しない。社長の浅見淳子が捏造した架空の人物だ」という、驚くような言いがかりをつけて、日々花風社に風評をまき散らし、電話などの嫌がらせをしてきたのですね。

実際にわたしのように、ニキさん本人に会ってキャラクターまで作った者にとっては、驚きの話です(後日、Xはニキさんが実在するのを知りながらやったと言ったそうですが)。

しかしながら、このブログでも何度か申し上げましたが、自閉症というのは「ご飯を食べに行きますか?」と言われると、「ええ! おかずはどうするんですか?」と答える、ある意味の想像力の障害です。

自分の足でさえ、こたつに入ると無くなってしまう(そう感じる)、見えないものは存在しない障害ですから、教えられなければ物事の表面しかわからない。
ですから、まわりから教わらないと、人によっては犯罪に走ることもたしかです。

でも、アスペルガーの人が犯罪に走りやすいのかといえば、ニキさんや藤家さんを見ればわかるように、決してそんなことはないことがご理解いただけるでしょう。

ここで問題なのは、Xの行動はもちろんですが、あ@花さんのブログの中で何度も繰り返されてるように、支援者の言う「障害無罪」という考え方ですね。

これは本書にもあるように、中韓の「愛国無罪」「反日無罪」に共通したことなのですが、自分は障害者なんだから、ちょっとくらい悪いことをしても許されるじゃないか(その”ちょっと悪いこと”が、場合によって殺人ということになっても、同じ主張をするのですが)。

なぜ、世間はわかってくれないんだ。
障害者は天使なんだから罪はない。

ですから、Xとその支援者たちは、あ@花さんがXを訴えた瞬間、「差別だ!」という声をあげたわけですが、そこには「被害者」を慮る考えはみじんもありません。

これは明らかに障害をタテにした特権階級の要求です。

さらに言うと、自分と違う考え方の人を攻撃する・・・これはファシズムに違いありません(以下、あ@花さんのツイート)。

パキスタンで女性に教育をと訴えた少女がラディカルな団体に銃撃された件、要するにベムがやろうとして失敗したのはこういうことですよ。

では、障害を持つ人たちの家族や支援者がみなそうか、というと決してそうではありません。

タイトル通り、これはわが子を犯罪者にしないための提言であり、教育次第ではたとえ高機能障害でなくとも、人に迷惑をかけない子に育つことは可能ですし、事実、花風社の読者にはそういう人たちが大勢集まっています。

 

支援者の中には「世間の理解が得られない」という声があって、それが極端になると「障害無罪」の形になってしまうのですが・・・・もちろん、世間の理解は重要ですが、それには限界があります。

どちらにしても被害者に妥協してもらって、犯罪を多めに見てもらう方法では、世間は余計引いてしまうしね。

実際、この本を支持する人たちに障害者の家族は多く、自分の身内を正しい道に導くための指針として読まれているようです。

障害者関連の方でなくとも、一読を勧めたい一冊です。

自閉症者の犯罪を防ぐための提言” への41件のコメント

  1. 拙著を取り上げていただき、ありがとうございます。
    若干私自身の実感とズレがあるのは、もちろん被告人自身は障害無罪を訴えていたわけですが、支援者たちは違うのですね。
    支援者たちは、表立って訴訟が差別だという抗議はしてきませんでした。けれども、とにかく死んだふりでした。彼が暴れていたときも、障害者は健常者に迷惑かけても許されるというのが共通理解のようでした。
    そして今このときにも、ちゅん平のブログを攻撃したような、他人の成功と折り合いがつけられない特性を持つ人々がいます。実はこういう輩を、医療教育福祉の人間がどうにもしようとしないままに社会にガマンさせようとしている。この本が自閉症の世界の外に送る情報は、それです。

  2. なんでたまたま起きたことを自閉症の世界全般のことにこじつけるのですか
    それどころか、韓国や中国とも結びつけるなんて

  3. 失礼いたしました。
    名前の記入を忘れてしまいました。
    上の2012年10月16日 7:44 PMの発言は私です。

  4. 本の中に書いてあります。以上。

  5. 画伯へ。
    来たよ。
    自閉症に普段関心のない皆様にも、付き合いっらさをご理解いただける機会になるかも。

  6. あ@花さん、おはようございます!

    ちゅん平のブログ閉鎖に追いやった人たちは、まさにタリバンと一緒ですね。

    自分と違う考えの人間には何をやっても構わない。
    そして、自分たちは障害者であることをタテに無罪を主張(ちゅん平だって障害者なのに)する。

    そういう輩を黙らせることができないばかりか、むしろ助長させようとする支援者。
    そういった理不尽を世間に発信するという意味で、ひじょうに有意義な本だと思いました。

    拡散して、人にすすめています!

  7. 匿名改め、いるべーるさん、おはようございます!

    >なんでたまたま起きたことを自閉症の世界全般のことにこじつけるのですか

    失礼ながら、いるべーるさんは、この本にまったく目を通されていませんね。ていうか、このブログの本文・・・ちゃんと読みましたか?
    理解すらされてないようですが。

    ほとんど匿名状態で書き込みしてる非礼な方に、本来ならレスを書く義理はなく、即座に削除しておきたいところですが、今後のことを考えて申し上げておきましょう。

    そもそも、この裁判そのものが自閉症(アスペルガー)の加害者が起こした事件であります。
    加害者Xを訴えた著者の浅見さんには「差別だ」という支援者の非難が届きました。

    このことを見ただけで、自閉症の世界(医学的なことではなく、支援者との社会的な関係という意味で)とは、十分な関わりがあるはずです。
    それをどうして「こじつけ」と呼ぶのか、こちらの方が聞いてみたいくらいですが、如何なものでしょう。

    >それどころか、韓国や中国とも結びつけるなんて

    こちらもブログ本文に書きましたね。
    いちいち返信するのも愚かしいので、よくお読みくださいませ。

  8. あ@花さん、再びおはようございます!

    >来たよ。
    >自閉症に普段関心のない皆様にも、付き合いっらさをご理解いただける機会になるかも。

    そうそう。
    そう思ったので、削除せずに返事を書きました。

    この方が理解してくれるとは、まったく期待しませんが、ほかの読者の方のためになると思いレスしました。

    おっしゃるように、かえって良い機会になるかもしれません。

  9. おはようございまする。

    >おっしゃるように、かえって良い機会になるかもしれません。

    なってます、素晴らしいなあ。

  10. お頭さん、おはようございます!

    >なってます、素晴らしいなあ。

    ありがとうございます。

    あの来訪者、反論もしませんね。つまらない。
    反論できる論拠もなければ、はじめから来なきゃいいのに。

    ともかくもわがブログは千客万来でございます。

    ところでお頭さん、今月28日のBBQは?
    わたしとあ@花さんはお願いしましたよん♪

  11. おはようございます。

    >今月28日のBBQは?

    うーむ、アセナが参戦(?)ということなので、行きたい気持ちは募る。

    ところで、あ@花さんの最新著作、Amazonでは売り切れですね。
    素晴らしいのだ!!!
    アッシはコンビニルートで取り寄せて、今朝ほど手中に収めました。
    これから間隙をぬって拝読いたします。

    さらにところで、今夜アセナに行きます。
    赤坂天女軍団と行きます。
    生きて帰れるのか???

  12. お頭さん、おはようございます!

    あ@花さんに伝えたところ、
    ありがとうございます、恐縮ですとのことです。
    読後に感想など伺えれば幸いです。

    >さらにところで、今夜アセナに行きます。
    >赤坂天女軍団と行きます。

    生きて帰れたでしょうか。
    どのグループなんだろ。
    今度ご教示くださいませ。

  13. 満身創痍で迎えた今朝です。
    大嘘です。
    おはようございます。
    爽やかな朝です。

    >生きて帰れたでしょうか。
    >どのグループなんだろ。

    木曜日、客は全部で3組。
    レストランに必要な適度なざわめきはほぼ皆無、ほぼ貸切!!??
    それでもお願いしたベリーダンサーは、あの羊○○(マルマル)1頭のときのお方、
    上手に盛り上げてくれましたね。
    前日(水曜日)にウクライナから帰国(?)したのでした。
    ということは、シェフは国際電話で発注したんだなあ!!
    ショーの後、テーブルでアルゼンチンワイン(赤)を一緒に飲む際に、
    お土産のウクライナチョコレートをいただきました。
    そんなこんなで、天女全員大満足しました。

    料理も、天女三名でしたので、一皿一皿のボーションはいつもの半分で、
    フルコース(?)を堪能しました。
    三天女声をそろえて、美味しいぃぃぃ、連呼してました。
    (どーでぇぃ、と思わず一人ごちて居ました、うふっ。)

    面子は、一人が在住者、二人が在外者ですが赤坂は隅々、裏の裏まで、
    熟知の天女です。
    お一人はマスオさんの御母堂様と面識がおありのようです。
    その方はまた、るるぶのマスオさんの赤坂地図を利用したことがおありです。
    いずれ、どこかで遭遇することでしょう???

    シェフがダンスシーンをフェイスブックにアップしてます、リアルタイムで!!!
    まあね、仕込みはバッチリだったので、余裕かましてました。

    つまらん話、長くなりやした。
    また、行きましょう、アセナ。
    あっ、12月に向けて、遺憾(行かん)ですな???

  14. お頭さん、おはようございます!

    >木曜日、客は全部で3組。

    木曜は鬼門なんですかね。前にもそんなことありました。
    あのウクライナとトルコのハーフ美女ですな。
    あの方、わたし好きですわ♥

    >お一人はマスオさんの御母堂様と面識がおありのようです。

    ぎょぎょぎょぎょ!
    誰やろ、その方。

    まあ、赤坂には多いので驚きませんが(って、驚いとるやんか)。

    >また、行きましょう、アセナ。

    いえ、息抜きに♪
    その前にバーベキューですな。

    アセナのワクは締切ったそうですが、
    お頭さんワクでもうひとり何とかなりませんかねえ。

  15. おはようございます。

    オオっ!!!、先ずはハートマークのお方の情報を。

    http://elina-star.com/

    確かにぃ、異国情緒満点のお方です。
    何より、大体の日本人ダンサーはエジプシャンベリーダンスなんですが、
    彼女は本格トルコベリーダンスなんです、って、彼女から教わりました。
    昨夜もご登場でしたね。

    BBQ、お一人様追加、ですね、訊いてみますが...。

  16. お頭さん、おはようございます!

    そうそう、この方ですね。
    ダンサーは色々いらっしゃいますが、最も印象の強い方のひとりです。

    >BBQ、お一人様追加、ですね、訊いてみますが...。

    よろしくお願いします。

  17. >なんでたまたま起きたことを自閉症の世界全般のことにこじつけるのですか
    >そもそも、この裁判そのものが自閉症(アスペルガー)の加害者が起こした事件であります。

    自分も疑問なんですけど仮に「日本人男性一人が連続レイプ事件を起こしたらすべての日本人男性だけが特異にレイプ魔になりうる」とこじつけるんですか?
    なるわけないですよね
    1万人いて5000人がレイプ魔になったのならまだ話は分かりますけど
    そこに「自閉症の加害者が起こした事件」というのは「自閉症の人間は犯罪者になりうる」と主張する理由にはなりません
    自閉症に限らず健常者もふくめ「すべての人間は犯罪者になりうる」というだけの話です
    一体何人の自閉症の人間を観察して何人の犯罪者が誕生したんですか?
    それが述べられない限りこれではただのレッテル張りの中傷です

  18. 中立中庸さん、こんばんわ。

    >一体何人の自閉症の人間を観察して何人の犯罪者が誕生したんですか?
    >それが述べられない限りこれではただのレッテル張りの中傷です

    失礼ながら、本文をキチンとお読みなったのでしょうか。

    本文には「アスペルガーの人が犯罪に走りやすいのかといえば、ニキさんや藤家さんを見ればわかるように、決してそんなことはないことがご理解いただけるでしょう」と明記されております。

    アスペルガーの人がイコール犯罪者になるとは、一言も書いておりません。
    むしろ中立中庸さんがこの記事についてご注文つけていることと、真逆のことを言ってると思いますが如何でしょう。

    ただ、一般の人と同様にアスペルガーの人が犯罪を犯した場合に、障害を理由に「無罪」を主張されては、被害者がかなわないと申し上げているのです。

    もう一度、よく本文をお読みいただければ幸いです。

  19. >ただ、一般の人と同様にアスペルガーの人が犯罪を犯した場合に、障害を理由に「無罪」を主張されては、被害者がかなわないと申し上げているのです。

    障害の「程度」によるんじゃないでしょうか
    サイコパスは先天的な脳機能の障害で誕生すると言われてますけど「責任能力」はあるとみなされているから裁判起こされたら有罪判決になることだってありますし
    「責任能力」のない野生動物やペットなんかが「粗相」しても裁判にかけられないように「責任能力」の認められない「程度」の障害者なら無罪になるのも仕方のないことでは?

  20. >アスペルガーの人がイコール犯罪者になるとは、一言も書いておりません。

    「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」ってのが本のタイトルですよね?
    自閉症者=犯罪を犯す人間って図式になってますが

  21. 他の人のコメントでも「こじつけ」と批難されているのはわざわざ「自閉症者の」とタイトルにつけたことだと思いますよ
    なんでわざわざ自閉症者が犯罪者に見えるようなタイトルにしたんですかね
    「売れる」からですよね
    「人間の犯罪を防ぐための提言」じゃインパクトないでしょうし

  22. ちなみに国際人権規約に調印・批准した国では「○○人だから~」「(障害名)だから~」というような発言・記述は明確な人権問題とみなされています
    日本は国際人権規約に「調印」こそしていましたが「日本の実情に合わないため留保」というトンデモな理由で「批准」はしていませんでした
    最近では政府もようやく重い腰を上げて国際人権規約を批准することを決めましたが
    自分としては内容に問題ありまくりの法案だと思っていますが、最近では人権擁護法案というものも話題に上っていますね

  23. 試しに「○○の○○犯罪を防ぐための提言」というテンプレートで色々書いてみましょうか

    「イスラム教徒のテロ犯罪を防ぐための提言」
    これは「イスラム教徒はテロリスト」という偏見ともとれる発言になりましたね
    ただ、イスラム教徒の自爆テロは他の3大宗教よりも実際多く起こっているので、「一部の過激派の」と頭につけて対処法を述べる分には許されるでしょう
    それでイスラム教徒全体への差別的視線が許されるわけではありませんが

    「ドイツ人の戦争犯罪を防ぐための提言」
    これも「ドイツ人はナチス党を生み出した侵略戦争を肯定する民族」という印象を与える発言になりましたね
    実際には帝国主義が盛んだった時代、集団心理としてナチスはどの国に生まれてもおかしくありませんでした

    では一周して「障害者の犯罪を防ぐための提言」
    どう好意的に解釈しても障害者は「犯罪集団」としか読み取れませんね
    このタイトルを見て全ての人間が最後まで本に目を通すわけではありません
    「犯罪を犯した障害者の行動様式」のみ斜め読みする人間もいれば、時間が無いためそもそも本を手に取らない人間も存在します
    当然タイトルで連想した内容を鵜呑みにするでしょう
    それを「本文には明記されております。」では消費者に対する甘えというものです

  24. 中立中庸さん、おはようございます!

    ハンドルネームは「中立中庸」ですが、あなたの意見はお名前とは裏腹に、まず「障害無罪」という結論ありきですね。
    「障害者は何をやっても許される」というご意見をお持ちのようですが、如何でしょう。そこから違う意見はすべて認められないといったご様子ですが、違っていたらごめんなさい。
    でも、かりにそうだとしたら、一般的な社会であなたの意見を受け入れる人間はいないでしょう。

    >「責任能力」のない野生動物やペットなんかが「粗相」しても裁判にかけられないように

    障害者のみなさんはペットではありませんよ。この国の法律としくみのもとで暮らす立派な人たちです。
    障害者を人間扱いされてないのは、むしろあなたの方では?

    >「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」ってのが本のタイトルですよね?
    >自閉症者=犯罪を犯す人間って図式になってますが

    どこをどう読めば、このタイトルが「自閉症者=犯罪を犯す人間という図式」になるのか理解に苦しみますが、特に反論はありません。

    「イスラム教徒はテロリスト」などといった言葉を当てはめて、ご丁寧に証明までされようとしていますが、あなたがそう思えば、あなたの中ではそうなのでしょう。

    問題はあなたがあらゆる理屈をつけて、「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」という言葉を取り下げようとしてることです。これはファシズムに等しい。

    そもそも、私の著書ではない本のタイトルに、花風社さんの仕事をしている、意見を共にしている、それだけで、こちらに無礼な書き込みをすること自体、スジ違いです。
    (あ@花さんのブログに行かれて、同じようなことを書いていたそうですが、相手にならなかったようで、今度は私のところですか。ご苦労さまです。もっとほかのことに労力を使えばいいのにねえ)。

    もちろん、私もあ@花さん同様、こういう書き込みをする非常識な人間がいることを知らせるために、削除もせず、自分の意見を申し上げますが。

    人が思う意見というのは変えることはできませんので、「このタイトルはけしからん」と思った以上、その意見を変えることは誰にもできません。
    一方で、こちらも「障害無罪」を唱えるあなたの意見を受け入れるわけにいきません(もう一度言うけど、違っていたらごめんなさい)。

    実際に「自閉症による犯罪被害」もいるわけなのですから。

  25. >まず「障害無罪」という結論ありきですね。
    これに関しては
    >障害の「程度」によるんじゃないでしょうか
    で明確に否定しています

    責任能力のある人間が障害者だろうと有罪判決を言い渡されえるのは当然と考えています
    その上で責任能力の無い障害者には無罪も仕方なしと言っています
    花風社社長やあなたが主張している「障害者は無条件に無罪」になるだなんて「社会問題」は存在しません
    裁判ではキチンと障害の「程度」に合わせて責任能力を問われます
    本の中でもちゃんと裁判で有罪判決出たんでしょう?
    検察はそう簡単には「障害無罪」を認めませんよ

    >障害者を人間扱いされてないのは、むしろあなたの方では?
    動物に例えたのがご不満らしいですが、それなら赤ん坊ならどうでしょうか?
    面白半分に刃物を振り回した赤ん坊が別の赤ん坊を殺した場合裁判にかけろとでも?
    親の監督責任の問題でしょうそれは
    社会ルールを理解できない「程度」の重度知的障害者も同様です
    十把一絡げに「障害者」は「障害無罪を主張している」などと思われては裁判で責任能力ありと判断される軽度の障害者はいい迷惑です

    >あなたがそう思えば、あなたの中ではそうなのでしょう。
    国際人権規約に調印・批准した国ではごく当たり前の考え方です
    むしろ日本及びあなた方の方が時代遅れです

  26. >問題はあなたがあらゆる理屈をつけて、「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」という言葉を取り下げようとしてることです。これはファシズムに等しい。

    この理屈でいくと国際人権規約に調印・批准した国々はみなファシズムですかそうですか

  27. 中立中庸さん、こんにちは

    >障害の「程度」によるんじゃないでしょうか
    >で明確に否定しています

    なるほど、それは失礼いたしました。

    >本の中でもちゃんと裁判で有罪判決出たんでしょう?

    それがおわかりになっていれば、それでよろしいのでは。

    >十把一絡げに「障害者」は「障害無罪を主張している」などと思われて>は裁判で責任能力ありと判断される軽度の障害者はいい迷惑です

    つまり誤解される書き方をするなという意味ですか。

    >この理屈でいくと国際人権規約に調印・批准した国々はみなファシズムですかそうですか

    意味がわかりません。
    私が書いた文章と同じ理屈とは思えませんが。

  28. >問題はあなたがあらゆる理屈をつけて、「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」という言葉を取り下げようとしてることです。これはファシズムに等しい。
    >この理屈でいくと国際人権規約に調印・批准した国々はみなファシズムですかそうですか

    少々補足します
    日本は国際人権規約を批准していない時代が長かったために「言葉遣い」一つにしろ人権侵害に寛容です
    アメリカで「黒人の犯罪を防ぐための提言」などというタイトルの本が出版されたらその本の出版社は黒人のみならず良識ある白人からも批難されるでしょう
    実際に規約を批准した国の中ではそういった言い回し自体法律で規制されている国も存在します
    そういった「必要な規制」は日本ではファスズムと受け取られるのでしょうね

  29. 「障害無罪」という問題は、司法の場では薄いです。
    ただ、支援のギョーカイでは、罷り通っています。
    そうした司法と福祉の意識の乖離も、本のテーマの一つです。
    私のところの本を読んでくださる方は、親御さんが圧倒的に多いので
    福祉の世界では許されても司法では許されないこともあるということ、
    そして最終的な決定権は、福祉の世界ではなく司法にあるという警鐘を鳴らしてあの本を書きました。
    福祉の世界にとって障害者はお客様ですから、周囲の世界が彼らに合わせてくれた方がラクです。そう主張する人もいっぱいいます。
    そしてそれが、自閉症者の社会に対する態度にも表れ、結果として自閉症者を社会から忌避させる結果となっています。
    例えばここにきて粘着コメントを残していくなどという態度は、社会の人々が自閉症者と関わりを持ちたくないと思わせる大きなきっかけになるでしょう。
    けれどもこうした行為には、支援者は死んだふりです。
    かかわりたくないのです。
    その証拠に、自閉症への理解を呼びかける団体が、成人当事者の加入を拒んでいるのですよ。
    自分たちが面倒見きれない当事者を社会に理解せよって、スジの悪い話だと思いませんか?

    私自身は「横浜市民の犯罪を防ぐための提言」という本を出されたとしても、横浜市民として、まったく侮辱に思いません。横浜市民にも、犯罪を犯す人とそうじゃない人がいます。もし横浜市民ならではの犯罪があって、それを防ぐ方法があるのなら、そういう本があってもいいと思いますね。
    属性が同じ人が犯罪を犯すのはよくあることです。それをいちいち自分が責められているように感じ、そういうタイトルを個人的に侮辱だと受け取ってしまう人はたぶん、元からなにかコンプレックスがあるのだと思います。
    そして私は自分の言論活動において、そういうコンプレックスに配慮する気はまったくありません。
    そういうコンプレックスに正当性をまったく見出せないからです。そういうコンプレックス自体が脳みその無駄遣いだと思っているからです。
    私はドイツ人の戦争犯罪を防ぐ方法は知りません。というか、今後彼らが戦争犯罪を犯す可能性は薄いと思います。なぜなら彼らは学んだからです。
    私が自分の裁判で学んだこと。それは、自閉症者ならではの犯罪は想像力の障害と、支援ギョーカイの死んだふりの共同作業で生み出されるということでした。それを学んでほしいからあの本を書きました。

    読まずにごねている人にはわからないことでしょうが、私はあの本の中で何度も何度も自閉症者は法を守れると強調しています。
    だからこそ、当事者や保護者でも、あの本を出したことに感謝してくださる方はいるのです。
    あの本が出た時印象的だったのは、障害があっても小さい時からきちんと配慮して育て、お子さんに到底犯罪者になる心配などない人に限って、「本当に世の中誤解する人たちだから、こういうこと教えておくの大事ですよねえ」とあっけらかんとしていたことです。
    当事者も保護者も、余計なコンプレックスのない人は、別に差別的には受け取らないのです。

    あの本に腹を立てるかどうかは元々のコンプレックスの有無で決まる。
    そして私は、過度なコンプレックスを持ってる人に配慮した本は出さない。
    なぜならそういうコンプレックスは正しくないから。
    そういうことです。

  30. >私自身は「横浜市民の犯罪を防ぐための提言」という本を出されたとしても、横浜市民として、まったく侮辱に思いません。

    それはまたずいぶんと近代人権思想と逆行するものの考え方ですね
    まるで日本だけが中世に戻ったかのようです
    「日本の常識は世界の非常識」と言われる所以なのでしょう
    サービス残業にしろ社会的弱者差別にしろ日本の人権侵害が度々国連で問題視されるのはこういったメンタリティの人が後を絶たないためです
    そもそもあなた一人が侮辱に思わなくても他の人がそうとは限りません

  31. >「障害無罪」という問題は、司法の場では薄いです。
    >ただ、支援のギョーカイでは、罷り通っています。

    それこそ「一部の過激派たるギョーカイ」を取り上げて「障害者」全体を語ることは筋違いです
    「自閉症者の~」というタイトルは不適切で「ギョーカイの~」というタイトルが適切でしょう

    「イスラム教徒」にしろ「ドイツ人」にしろ「障害者」にしろ「自分と関係の薄いコミュニティー」相手だから問題意識が無いんでしょうか
    仮に花風社の社員の一人が犯罪を起こして「花風社の犯罪を防ぐための提言」とかいうタイトルの本が存在したらどう思うんでしょうね
    花風社の社員ならまず良い気はしないでしょう
    ましてやそれが「ごく一部の過激派」を取り上げて「全体の問題にすり替えられていれば」なおさら
    国際人権規約を持ち出されるまでもなくそのぐらい自分の頭で判断して欲しいものです

  32. まーったく気になりませんね。
    自分と同じ属性の人が犯罪者になったことを指摘されたからといって、そしてそれをいさめる人や本があるとしても、別に自分が犯罪者じゃないのなら堂々としていればいいじゃないですか。
    そうやって堂々としている当事者保護者はたくさんいますよ。
    それができないのは、たんなる被害妄想にしか思えません。
    そして私は他人の被害妄想につきあう気はありません。

    花風社の一員でも株主でもない人に、タイトルを決定する権利はありません。経済・指揮系統の仕組みをよく勉強してください。編集方針について、私に指図する正当性はあなたにはありません。
    そしてはっきりさせておきましょう。
    あの犯罪を犯した人は自閉症者です。
    それを黙認したのはギョーカイです。その黙認がゆえに、私は今後も自閉症者が犯罪を犯すことを防ぐため、あの本を書きました。
    あなたにタイトルを指図される理由はないとはっきりさせた上で言いますが
    あれは「ギョーカイ」が犯した犯罪ではありません。「自閉症者」が犯した犯罪です。

    それよりここではなく、ちゃんとリンクも貼ってあるのだから、私のブログに来て粘着したらどうですか。よそさまに迷惑かけることがあなたの考える正義ですか? そんなことは国際的な人権条約を持ち出すまでもなく人として倫理観があればわかりそうなものですが。もう一度ききます。こうやって「自分が」気に入らないからといって「出してくれてありがとう」と言う人もいる本を取り上げているよそさまのブログでしつこく粘着することが、正義ですか?
    あの本が出て喜んでいる人もいる。怒っている人もいる。本というのはそういうものです。どうして怒っている人だけの意見が通らなくてはいけないのですか? 

    とにかくこれ以上騒ぐのなら、私のブログに来てください。

    画伯へ。
    このおばかさんの新しいコメントはこれ以降書き込まれても消してくださってかまいません。
    金輪際でお願いします。今後は私のところに土俵を移してもらいましょう。
    画伯はもうじゅうぶんやってくださいましたので。

  33. 不都合なコメントは載せないくせして「俺の土俵で勝負だ!」とはよく言えたものです

  34. 不都合なコメントを載せないのなら、君のコメント何十も公開しませんよ。
    答えるに値しないものは削除することもあるけどね。
    さあ、こっちに来なさい。
    私のブログでは君は読者の皆さんから「粘着君」というニックネームまでもらってるし、今はテロリスト呼ばわりだ。それを君は黙って見過ごすのかね。度胸ないねえ。

    さ、来たまへ。

    画伯、コメント削除はお好きなところからどうぞ。

  35. >花風社の一員でも株主でもない人に、タイトルを決定する権利はありません。

    そういった「金」の力学を超えたところで人権を守るために国際人権規約に各国調印・批准して国内法まで変えてるんですけどね
    あなたが「差別的なタイトル」をつけて出版しても警察のご厄介にならないで済んでいるのは偏に日本が国際人権規約を批准していない「発展途上国」だからだってのをご理解した方がいいですよ
    人権意識の薄い国で「内弁慶」する分には周りも同類ばかりで問題になりにくいでしょうが、人権意識の高い他所様の国にこういった怪情報を発信するのだけはやめてくださいね
    「日本の恥」ですから

  36. テロリストでファシスト(ここでやっていることを見れば)の中立中庸さんへ。
    米国では、犯罪と障害の関係はもっとオープン。障害者が犯罪を犯すと、親の会がそれをアピールします。「ほら、私たちの子どもは放っておくとこういうリスクがあります! だから支援の予算を!」って。
    風土の違いがあって、日本では難しいでしょうが、隠すよりいいと思いますよ。

    さあ、私はあなたの疑問に答えているのだから、二つの質問に答えてください。

    1 あの本を読んで喜んでいる人もいる。読んでいるかどうかはっきりしないままごねているあなたの意見を優先的にきかなければいけない理由はなんですか?

    2 どうしていつまでも著者である私のブログに移ってこずに、他人のブログでごねつづけるのですか? 国際的な人権問題に興味のある人が、ブログ主の人権は無視ですか?

    人権規約に日本がなかなか批准しなかったのには、理由があります。
    批准に前向きではない人にも理由はあったのですよ。
    その一つが言論の自由でしょうね。
    これから国内法がどう変わるかは、いろいろな立場のせめぎ合いの結果です。
    私は障害者の権利保障には反対ではないし、学校での配慮その他を考えると、批准そのものには賛成します。
    けれども「差別的なタイトル」といった判断は非常に恣意的です。
    現にこの本のタイトルだって、当事者保護者でも別に差別を感じていない人もいます。
    そういった恣意性が入り込むところをきちんと整理してから、断罪すべきじゃないでしょうかね。
    センセーショナルなタイトルの本は、いくらでもあります。
    それが誰かの難癖のせいで罪に問われるような反動的な社会になるのなら、国際的なスタンダードになどあわせる必要はないと思いますね。
    ところで「推定無罪」ってご存じですかね?
    火を発見した原始人のように、一つの法律ばかり振り回すのは知識の浅さを示していてみっともないですよ。
    あなたは正義を守りたい人なんでしょう。
    けれどもここで騒ぎ立てていることから見ても、生半可な知識を振り回していることから見ても、正義のつもりで実はやっているのは他人の人権への侵害です。

    画伯、コメントの削除は以下同文です。

  37. 中立中庸さんのおっしゃっていることの方が正しいと思いますよ。

  38. 匿名さん、あなたが思うのは自由です。

    ただし、ブログやコメントで書いたように私も”粘着くん”に関わって、不愉快な思いをしましたし、余計な時間を費やしました。
    これ以上、そのような意見に労を費やすつもりはありません。

    以後、あなたや”粘着くん”を含めて、そのような書き込みは即刻削除いたします。
    警告の意味で、このコメントは削除せず残しておきます。

    二度と来ないでいただきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>