今は何かが変わったのか、まったくVシネ見なくなりました(2019.5.25現在)
最近、仕事を終えてからぼーっと有線でVシネマを見るのに、けっこうハマってます。
お気に入りは竹内力のシリーズで、「ミナミの帝王」「仁義」あたりですが、やはりミナミの帝王が秀逸ですね。これって、大阪の寅さんかな(60本というから、寅さんシリーズより本数があったりしますね。もしかしてギネスもの?)。
10数年前、大阪に「ディープな大阪探訪」というテーマで取材に出かけた時、竹内力の写真をはじめて見て、「誰ですかこの人?」と聞いたところ、「なんや、キミ。竹内力を知らんのん」と言われたことがありました。
今では全国区になった竹内力ですが、当時、東京の知名度はそうでもなかったのですね。大阪に「ディープな大阪探訪」というテーマで取材に行った時の写真です。ムッシューが監督してたときですからかなり前ですな。
大阪というのは、ある意味日本じゃないみたいな文化圏で、武士がいなかった分無法地帯になってしまった部分があるのでしょうが、全国の駅前がプチ東京となる中で、大阪というのは一種の独立国家みたいなところがあります。
この「ミナミの帝王」、ストーリーはお約束。
血も涙もない高利貸し、萬田銀次郎が実は良い人なのも大阪的。
こんな高利貸し、いないだろうと思うのですが、そこはお話ですね。
あの「天井桟敷の人々」の有名なセリフ、
「カタギのくせに、なぜヤクザを描きたがる」を思い出します。
中島らもで有名になった「ネーポンの店」。ホントにおばあさんがハンモックで寝てました。大阪はスゴイと思わせる迷店、さすがにもうないでしょうなあ。
こんなモン作ってるから、大阪は財政が火の車になるんだと思ってもみますが、ドラマ自体はよく出来ていて、話もお約束だから安心して見てられます。
なんか、ストーリーとかだけじゃなく、売り方とか見る顧客リサーチとか、色んな意味で知恵を絞っていて、ある意味で見せ物の原点という気がしないでもありません。
大阪では、劇中に竹内力が着ていたイエローやバイオレットのスーツを売ってる店があるそうで、こんなん誰が買うん? というようなバリバリの衣装ですが、そこも商売の一部なんですね。
キャスティングも子分役に、反原発の旗手・山本太郎。川島直美、岩崎ひろみといった、おや、キミこんなん出とるのん? ちゅう人が出ていて楽しい。
萬田銀次郎に対抗する女高利貸しに青田典子が出てたのもハマってました。
アートとはまったく関係ないようなVシネマですが、とっても勉強になりますなあ。
今の竹内力が15歳の番長役をやるという「ヒロミくん、最強伝説」もVシネマパラダイスでオンエアされるとのこと。
15歳じゃなく、51歳に近いだろうという竹内力ですが、予告を見て、あまりに無謀な企画に思わず噴飯でしたが、これを堂々とやるのはさすが大阪。もっとも竹内力は大分出身で、関西弁のマスターにはかなり苦労したそうです。
元銀行員だけあって、札束の数え方は芸術的。
まあ、銀行員も高利貸しですから、当たらずしも遠からずでしょう。
見るのがちょっと楽しみです♪
こちらがまだネット未公開、その取材で「ディープな大阪探訪」の原画です。
掲載先がJTBの「るるぶ」だったため、あいりん地区や飛田新地(外側だけで中には入ってません)の取材はボツになったことを加えておきましょう。
原画、ツボです。
ミラクルな大阪感が出でいて、懐かし感にひたりました(^O^)/
そして、maruは竹内力さん好きです(笑)
あの目力と、凄む顔がお気に入りのようで、笑いながら見てました。
おしさし!
映画「テルマエ・ロマエ」に出演の竹内君を見て
途中まで安岡力也と勘違いしてた夫もおかしいですが
芸風がどんどん近づいてきてる気がします。
彼は三和銀行行員だったんですよね。
彼目当てに多くの近隣企業に勤める女の子たちが
群れなして支店に押しかけてたって
「闇の守護神」と言われた田中森一弁護士の著書
『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』に書いてありました。
このエントリーを読んでたら天王寺動物園駅に降り立った
昭和63年正月の大阪を思い出しました。
日本は広い。
東京が「気取ってる」と言われる理由が
よ~く判った記憶があります。
しかし、画伯。
こういうVシネに親しむ日常はなんちゅうか、
尿酸値が限りなく高まっていくような感じが…
ちょいと心配でありますね。
うめさん、おはようございます!
原画、ホームページを作るんで整理したら出てきたのですよ。
掲載誌も何処かへ行ってしまいましたから、貴重な一枚かも。
残念なことに、この倍の大きさの見開きイラストが見つかってません。
たぶん、捨ててはいないと思うんですが・・・。
かなこさん、おはようございます!
>途中まで安岡力也と勘違いしてた夫もおかしいですが
いや。たしかに間違えるかも。
キャラ、かぶってますわ(笑)。
若い頃はたしかに良い男でしたね。
近所の女の子にモテたのも納得ですわ。
>こういうVシネに親しむ日常はなんちゅうか、
>尿酸値が限りなく高まっていくような感じが…
おおお、痛いところを!
ただ、これを読むと毎日やってるみたいですが、放映日とそれが出来る日の兼ね合いで10日に1回見れば多いくらいかな。
2回見たらハマってると言ってしまうのは、この商売の性ですな。
尿酸値は高値安定です。