昨日書き忘れたことがありました。
原発を止めて将来一番、負の遺産になるのが放射性廃棄物です。
これは原発を稼働してる間は、どんどん減少していきますが、 稼働を止めた状態では高濃度のままです。
反原発の方は、放射性廃棄物処理場を自分たちの県で受け入れるのでしょうか。
反対する以上は、放射性廃棄物を受け入れていただきたものですが、「もともと我々に関係ない。 最初から反対していた」と言われそうです。
ともかくも原発を止めようと止めまいと、中にある放射性物質がなくなるわけではありません。
昨日、お頭さんから来たコメントで、こんな例えが届きました。どうやら実話なようですが、政治行政というか、反原発の方々にも共通するセンスなので、ちょっとお読みくださいませ。
脱線しますが、アッシの知り合いにモノホンの深窓のご令嬢が居ました。その昔々のデザインがお気に召し、カブトムシと呼ばれていたフォルクスワーゲンを購入し、一人でドライブ。
途中クルマが止まったので、知ったかぶりでフロントを開けたところ、「エンジンが無いっ!!!、途中で落としたらしい。」と大慌てで黄色公衆電話してきました。種明かしは、彼のクルマはリアエンジンなのですね。フロントがトランクスペース。止まったのは、ガス欠でした。
アッシには面と向かってとても言えませんでしたが、そんなセンスでクルマなんか運転するなぁ!
政治行政は深窓のご令嬢でいいのか?
原発停止か稼働かという議論に技術者がまったく加わっていないのも問題です。
技術者や学者が加わると中身も精査せず、すぐに「御用学者」というレッテルを貼りたがりますが、原発という科学技術の集大成を感情論の問題だけで、存続を片付けて良いのかどうか。
再び、お頭さんの米。
今回の原発事故は政治行政の傲慢に因る人災です。
一番肝心な原因、事実、即ち地震の上下左右動によって原子炉建屋と冷却施設建屋、2棟間の配管が、同調して揺れませんから、断裂損傷した、という一点を隠しているから、本当の解決を見られません。病巣を知らずに治療が出来ますか?
原子力発電の原理原則とGEの国よりはるかに地震多発国という事情をも習熟理解した政治行政判断がなされてこなかったことが、その主因を誘発したのです。
百歩譲って、地震ではなく巷間言われている津波に因る電源喪失が原因としても、イソコンとその関連設備という最後の安全装置が在ったのですが、誰も正しい操作方法を知りませんでした。昨年のNHK特集9月12月分にて暴露されました。
魚ッ、ギョッ、ぎょっ、
マッ、マスオさん、これまった、汗顔の至りです。
深窓の令嬢は今や昔の物語?、「居ました」と過去形なのは、
今も国内に生きていらっしゃる筈ですが、
流石に婆さんと化していて令嬢はないだろう、との真相からです。
東電は最早国営ですが、それをくっきりすっきりさせてませんネ。
これは責任の所在の曖昧さの演出です。
責任は東電という民間企業に帰するのか、国という公(我々?)になのか、
今後の諸経費を深謀しての、上手な技、と言えばそうなのです。
でも、放射線被害は曖昧ではありません。
今後4~5年間に否が応でも各種発症してしまうでしょう。
でも、御用マスコミはどの程度報じるのか?、また啓発するのか?
「除染」という「転進」、大本営発表、まさに放射性物質の
「移動」でしかなく最終解決、安心安全ではない。
だからそこで、微生物が放射能を消すとか、E○菌による放射能除染など、
聞こえてきますが、物理化学的にナンセンスです。
そうしたものが放射性同位元素(原子)を化学的にある程度壊変したとしても、
原子核までは壊変できません。
壊変エネルギーがまったくの桁違いだからです。
(だから、電気エナジーに繋がるのです。)
戦車に竹槍で攻撃、みたいなものです???
ヒーリングにも成ってません(騙されるな!)。
そして、α線、β線、γ線、X線、中性子線の区別も必要ですが、
十把一絡げですね。(まっ、それもいいかな。)
半減期、ですが、半減期です。
無くなる訳ではありません、ほぼ一生の付き合いです。
どうか中学生の物理・化学の教科書を、埃(誇り)を払って、
大の大人達よ、再読して化学(科学)センスを磨き直してみませんか。
自然の無慈悲な摂理にもう一度触れましょう。
我々は(アッシを除く)馬鹿ではありません。
何とか生き永らえる知恵を誰かが発揮するでしょう。
そいつを潰すな、詐欺師は早く潰せ!(どの分野でもネ。)
またまた長くなりました、知ったかぶりスイマセン。
お頭さん、こんにちは!
東電の国営化、スッキリしませんね。
国営化してから堂々と値上げするのも気に食わないのですが、原発を使用しない以上、これは仕方ないというイメージもあります。
ツイッターを見ていた、牛糞由来の堆肥にガイガー探知機がガアガア言ってたとか、色んな話が飛び込んできます。
一緒に考えろという方が無理かもしれませんが、福島原発の後処理と、既存の原発の稼働は、ある意味で別の問題です。
この問題は同じ思考回路では解決はできません。
なんか全部、原発、放射能で十把ひとからげなんですよね。
困ったもんであります。
>原発を止めて将来一番、負の遺産になるのが放射性廃棄物です。
>これは原発を稼働してる間は、どんどん減少していきますが、 稼働を止め>た状態では高濃度のままです。
私は原発が稼働すると放射性廃棄物が増えると思っていましたが、逆なのですか?原発を稼働させると放射性廃棄物が減るというのはどういう理由からでしょうか?
もしよろしければ教えてください。
通りすがりさん、こんにちは!
おお、それは自然な疑問ですね。
わたしも専門家ではありませんので、詳しいしくみはわかりません。
ただ物理学者だった父との共著で、原発と同じ核分裂のことをマンガにしたものが拙hpにUPされています。こちらでおおよそのしくみはご理解できるかと思います。
http://masuo-san.com/?page_id=4007
↑ こちらをクリックしてから、下にスクロールして
■1時限目 特殊相対性理論・・・光の速さに近づくとどうなるの?
の真下、「核分裂のしくみ」をご覧ください。
3コマめに、「この時9/10000の質量が減少」とありますね。
原発は質量を減少する時のエネルギーで、タービンを回して電力を得ます。それはウラン1gに対して、石油2000ℓという発熱量にあたります。
ですから、原発から得られるエネルギーは大きいのです。
質量が減少したあとのウランは放射線を発する能力(いわゆる放射能)も低くなるというわけです。
また疑問があればお越しください。
わたしのわかる範囲でお答えします。