ゴールデンウィークは有り難いことにというか、何と言うか・・・仕事漬けです。
お天気の中、家でじっと考えこみながら作業というのは、そんなに楽なものではありませんが、仕事がいただけるというのはありがたい話です。休み明けに仕上がりを楽しみにしてるクライアントのためにも、GWはじっくり腰をすえて仕事しないと。
誰とは言いませんが、クライアントの中には大相撲の稽古総見に出かけてる、能天気な版元もいるそうで(以下略)。
そんな信頼していいんかいな!・・・と言いたいところですが、信頼を裏切っていちばん禍が及ぶのは自分なもので、ともかくもお仕事、お仕事!
それなりに楽しいGWになりそうです。
そんな中、楽しみのひとつは何と言っても仕事中のBGMですが、昨日もチェリビダッケのブルックナーの話題をいたしましたが、昨日はあらたに購入したチェリの「聖歌&オペラ集」を流していました。
聖歌というか・・・Sacred Musicの内容はほとんどレクイエム。日本語ではいわゆる鎮魂曲とか、死者のためのミサ曲と訳され、あまり縁起が良い音楽のイメージではありません。
また3年前、ヴェルディとフォーレのレクイエムをヘビロテしてる時に父が逝去したこともあって、実はここのところずっと避けてきた音楽です。でも、どうしても聴きたくなったことに加え、父のあまり関係なかったと考え、先日購入したのですね。
アチャールくんの部屋にようこそ!
このチェリビダッケの「聖歌&オペラ集」には、前述のヴェルディとフォーレのレクイエム以外に、モーツアルトのレクイエムと、ブラームスのドイツ・レクイエムも収録されていて、演奏の素晴らしさもあるのですが、どれも驚くほど美しい音楽なのにびっくりです。
しかも、モーツアルト、ヴェルディ、ブラームスのレクイエムに関しては、大衆がその作曲家に対して持ってるイメージとは、かなり異なった曲想を持っています。
ひとえにこれは、その作曲家が創作について、ほかの自分の作品とは明らかに違って心構えで望んでいることによるものでしょう。
ヴェルディのレクイエムは、同時代の大作家マンゾーニの死に捧げるために書いたと言われてますが、冒頭の合唱などは、音楽家が自分の生命のすべてを捧げているような美しさです。
過去の偉大な作曲家の場合、もっとも力が注がれた分野は何といっても、成功すれば最大の賛辞と財産が手に入るオペラになりますが、レクイエムの場合は、それとまったく違う力の入れ方がなされます。
何と言っても宗教曲なので、信仰心であるとか、誰かに対する哀悼であるとか・・・作曲によって成功を手にすることとは、まったく違うものが注がれるのです。
(ヴェルディもブラームスも、レクイエムを書いた時はとうに成功を手にしてましたし)。
ヤマガタ・サンダンデロに置かれてる「山形山水図」。GW中は意外と穴場かも。
予約して食べに行かれては如何でしょう?
そう思うとアートにも、一定のランクがあると考えられます。
オペラやレクイエムを作曲する時と、ピアノの小品を作曲する時では、作り手の気合いはまったく違います。
ただ、出来るものがどうなるかは別の話でして、有名になる曲はレクイエムではなく、アイネ・クライネ・ナハトムジークのような音楽だったりするのが面白いところですね。
ジャンルにランクはあるけれど、芸術性の優劣はあまり関係ないということでしょうか。
こちらあ@花さんからの応援おさかな(色づけは例によってわたくしがいたしました)。
ツイートのメッセージは「褒めて育つ?」って、ナメとんのか。
ををを! 今気づいたけど「ハタ日も、ハタらく」・・・ダジャレやんけ〜♪
でも、まだまだダジャレ修行が足りませんね、あ@花さん。
ふ、座布団せいぜい1枚かな(上から目線)♪
楽しい一日だった! 稽古総見見てちゃんこ食べて、何しろ暑かったので、画伯にわるいな~と思いながら琥珀色の泡の出る飲み物も飲んだりして・・・。でも今が一番楽しいんだよね。これで本場所が始まったらまた苦しい日々が始まるのです。
締め切り頑張ってね。
あ@花さん、おはようございます!
>画伯にわるいな~と思いながら琥珀色の泡の出る飲み物も飲んだりして・・・。
ををををを!
こ、琥珀色の泡の出る飲み物!
わるいなんて思ってないくせに、何を言ってるんですか。
でも、たしかに本場所はじまるとヤキモキしますね。
それが〆切に重なると、けっこうな負担になったりして。
ともかくがんばって仕上げないとね〜!