ツイッター上で知り合いになった方から、80年代から90年代にかけて幻の大指揮者と呼ばれたチェリビダッケのブルックナーを勧められ、通販でポチったところ、これが大ヒット!
2600円ほどで12枚組という、超廉価版なのに85〜90年台の録音で、ブルックナーの長大なシンフォニーがほとんど網羅されてるという超お得盤ですが、何より演奏のクオリティにびっくりです。
(こんなものを売られては、若い演奏家の1枚3000円のCDが売れなくなるよな〜)。
チェリダッケが幻と呼ばれたのは、彼がスタジオ録音をほとんどしなかったことによるもので、このブルックナーもすべてがライブ録音で、ライブ独特の熱気が伝わってきます。
ブルックナーといえば、マーラーと並んで全曲の演奏時間が90分前後になる長大なシンフォニーで知られますが、チェリダッケの演奏はさらに100分以上にも達するゆっくりしたテンポで演奏されています。
演奏時間からすると、1割から2割増しの長さになるチェリの演奏。
実はこれは必然性があって、ブルックナーの音にさらに厚みを加え、なるべく響きをたっぷり聴かせようという意図が伺えます。
拙作「コスタ・スメラルダの天使」。空中散歩の部屋をお楽しみください!
ベートーベンの第七(チェリの演奏は未聴)のように、リズムとテンポを聴かせる音楽と違い、ブルックナーのシンフォニーは、リズムよりもむしろ音の響きが大切。
ゆっくりしたテンポというよりは、響きを聴衆になるべく長く、タップリ堪能してもらうというのでしょうが、おそらくはこの「響き」というものが、指揮者にとって一番大切な要素ではないかと、チェリビダッケの演奏を聴きながら、素人ながら考えて しまったところです。
タッチがそのまま響きにつながるソロの演奏家と違い、指揮者というのは楽器に直接触れることは、コンチェルトなど自分がプレーヤーになる以外には滅多にありません。プレーヤーはテンポも響きも自分で直接的に決定できますが、指揮者は入念なリハーサルによって、その曲をどんな音色に仕上げるか決めないといけません。
指揮者にとって、テンポの緩急はむしろ響きをどう出すかという必然性のもとに決定するものだということを、チェリビダッケの演奏を聴くと実感します。
そんな意味で、わたしが好きな最近の指揮者は広上淳一さんの演奏です。
この人の演奏は、逆にCDでは聴いたことがないのですが、演奏会場で聴く広上氏の演奏はどこまでも音が広がっていくようなスケール感で、4〜5年前に墨田トリフォニーホールで聴いたベートーベンの第九は本当に素晴らしかった。
月並みな表現になりますが、宇宙が鳴動するような・・・これぞ第九という第九でした。
そういえば、しばらくコンサートの生演奏聴いてないな。
今年はラ・フォル・ジュネもチケット取ってないけど、2000円台のものなら、まだ聴けるかも。
あおおおおおお!
いかん、いかん。
ビンボーヒマなしで〆切があったんだ〜!
連休はチェリのブルックナーと聖歌&オペラを聴きながらお仕事です。
スイマセン、時間に余裕が出来たら、チェックしてみましょう。
http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/116666.html
なんだか、ドサクサに塗れてトンデモ憲法かも知れません。
匿名さん、おはようございます!
チェリビダッケのブルックナー、ご興味ありましたらぜひどうぞ。
>なんだか、ドサクサに塗れてトンデモ憲法かも知れません。
拝見しました。
これはホントに自民が作ったものでしょうか。
長いので9条だけ見ました。
法律のことはよくわからないのですが、
トンデモな感じはしませんでしたが、どうでしょう。
次回は、できれば話題の近い記事に書いていただくと有り難いです。
マスオさん、ごめんなさい、匿名はアッシです。
申し訳ありません。
またスレ違いですが、
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/28/2012042800316.html
日本国民の生命と財産は、どう成っちまうんでしょうね。
彼の国の大金持ちの一人は、
自国に資産運用先がどうしても見つからず、
会社の資産もだけど、
自分個人の資産だけは自国以外で保持したい、
と仰ってるようです。
その国の国債を買う、なんでぇ?
だったら、利権、談合、東電、尖閣
いずれも国内で兎に角回るんだから、
そっちに使っていただきたいもんだ。
お頭さん、おはようございます!
おお、匿名さんはお頭さんでしたか、了解です。
>http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/28/2012042800316.html
韓国国債購入とは呆れました。
こういうことから、国の借金が内うちではどうにもならなくなるんでしょうな。
昔から素直に反省する点は日本人の美徳ではありますが、国益に関することはトコトン戦わないといけません。
よく韓国との仲が、とか中国との仲が、ということを気にする報道を目にしますが、気にせず主張するのも外交のうちです。
対韓国ではありませんが、石原知事の言った「一番のバリアは外務省」という言葉は言い得て妙ですし、そこを何とか崩していかないかぎり、こういうことはなくならないでしょうね。
米国ならあり得ない話ですよ!
ご無沙汰しております。
忙しくて最近チェックしておりませんでした。
チェリの文字が目に入ったもので・・・
好きな指揮者としてチェリは自分の中でトップ3に入るんです。
BOXセットやモノラルLP含め30枚以上持っております。
ブルックナーも良いですが、宗教音楽系、モーツァルトやヴェルディのレクイエム、シュツットガルトとの共演のシェエラザードなんかは特にお勧めです。
響きを大切にする指揮者と言うか、その日の公演のオケ、観衆、ホールに合わせてテンポを変えてたそうです。
本当ならカラヤンじゃなくフルトヴェングラーの後継者(ベルリンフィルの常任指揮者)になるはずだったはずなんですが・・・
口は災いのもと・・・ですか
演奏が演奏なだけに気合を入れて聴くことになりますが・・・(笑)
ひおきどん、こんにちは!
おおお、ひおきどんもそちらのファンでしたか。
しかもかなりディープなファンとお見受けしました。
チェリビダッケほど演奏の重要性を思い知らせてくれる指揮者はいないかもしれませんね。
華麗な音色のカラヤンとは対局にいる人でしょうが、たしかにフルトヴェングラーの正当な継承者はチェリでしょうね。
>口は災いのもと・・・ですか
それ、私知りません。
ググって調べてみますかな。
だいたい想像つきますけど。
ひおきどんの蔵もクラシックを酵母に聴かせているのでしょうか。
いや~冬は蔵人みんな各々のラジカセ持って各々の作業場でいろんなジャンルが蔵に鳴り響いてます(笑)
どっちかというとジャズが多いですね。
以前PBの依頼で醪2本に大太鼓と小太鼓の演奏を仕込みから搾るまで延々聴かせていたことがありましたが、果たして効果があったのか・・・
何もしなくても違いますから検証のしようがないです(これ禁句)
ご想像通りフルトヴェングラーの悪口を言ったとか言わなかったとか・・・(笑)
大人げない人多いですから(爆)
ひおきどん、おはようございます!
おお〜、花垣はやっぱり音楽を聴かせているんですね。
http://www.hanagaki.co.jp/
以前、酵母に音楽を聴かせているお酒を飲んだことがありましたが、花垣もなんかそうじゃないかと思っていたんですよ(いや、ホント)。
たぶん何かの効果があるんでしょうけど、これは本当に検証のしようがないですよね。他の要素でも味は変わるだろうし。
>ご想像通りフルトヴェングラーの悪口を言ったとか言わなかったとか・・・
たしかに大人げない(笑)。