「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命」見てきました〜キュビスムは苦手ですが、素晴らしい展覧会でした。

昨日は上野の国立西洋美術館に「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命」を見に行きました。

正直いうと私はキュビスムって苦手な部類でして、ピカソもブラックもさほど好きではありません。
ただ、この展覧会に関していうと、「ええもん、揃えてはるなあ(ふろむニセ関西人)」という感想でした。

特に前半の展示が本当に素晴らしい!

そもそも、キュビスムのはじまりがセザンヌからだった…というのが、不調法ながらびっくりでした。

キュビスムは日本語では「立体派」とも呼ばれます。
ざっくり言うと「三次元で見た様々な角度を、一枚の絵の中に閉じ込める」といった考えを元にしています。

ピカソの変な顔は、そんな表れだというのですね。

ただ、そういう考え方はあくまで理屈に過ぎません。
一時のピカソは計算しながら、それをしていたフシもありますが、勢いで描いてる絵の方が多いのもたしかです。

でも、ピカソとブラックの初期キュビスムは、とてもおしゃれに仕上がった品の良い作品です。

初期キュビスムのピカソとブラックの絵は、ほとんど、どちらが判別がつかないほどよく似ています。

ピカソの方が攻撃的で、ブラックの方が穏やかな感じがしますが、そう言われないとわからないですね。

セザンヌからピカソ、ブラックではじまったキュビスムは、緑、茶、グレーと白黒を基調にしたモノトーンで統一されていました。

それがレジェやグリスの時代になっていくと、色彩が入り雰囲気が変わります。

うーん。
色彩とキュビスム、いまひとつ相性が良くないような…。

きわめつけはロシアのキュビスムですが、やはりロシアはぶっとんでますね。

「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命」は1月28日(日)まで。
お見逃しなく!

 

 

 

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