小暮満寿雄展
銀座一丁目にて11月30日(水)〜12月6日(火) 開催します!
「見えない世界」あるか、ないか?〜本日は生き霊の話です。
今から5年ほど前…結婚した当時でしたが、私は奇妙な映画制作のお話に翻弄されていました。いや、ようやくブログに書けるようになったかな。
今考えると、まったくのヨタ話だったのですが、月に何度か自宅に人を呼び宴会をするというけしからん生活をしておりました。
今思うと、結婚してすぐの妻には申し訳なかったのですが、映画制作という名の下に何やら欲望の化身のような人たちが、大勢拙宅に集まってきたのです。そうでない人もそれなりにいましたが、同じように魑魅魍魎も相当数おりました。旧知の友人たちに混ざって、ウマい話に乗ろうとする人たちです。
中には私が誘ったわけでもない人たちが数珠つなぎになって、わが家にやってきてはタダ飯タダ酒をいっぱい召し上がって行かれました。
こちらはプロジェクトを進めているつもりなのに翌日はグッタリ。
▲生きていれば避けられないトラブル。
そこから脱け出す知恵がこの本には詰まっています
最初から妻は、この映画制作の話は形にならないと思っていたそうで、引き返せなくなる前の段階で私に言おうと思っていたようです。同じように思っていた人も、ほかに大勢いたかもしれませんね。
ともかくも拙宅でタダ飯を食べようという人たちが、狭いキッチンに多い時で1ダースほど集まるのですから、磁場的に良いわけはありません。
中にはご飯やお酒だけでなく、私たちのエネルギーも吸い取っていった人がいたかもしれません(苦笑)。
そんな頃、拙宅のキッチンのすりガラスにへばりつき、そこから家の中に入って来ようという中年過ぎの男女二人がいるではありませんか。
その二人は揃って目を閉じていて、手ですりガラスを探りながら、しきりに入りたがるのですが、どういうわけか彼らはどうしても拙宅には入ってこれない。
言い知れぬイヤな雰囲気を感じた瞬間、それが夢だということがわかって目が覚めました。あれはうちに来ていた、あの人とあの人…?
まあ、何の根拠も証拠もありませんが。
あれから5年。
さまざまなことが清算できました。