栗本さんの花風社コンディショニング講座〜佐々木正美先生とマザーテレサ、そして飯山陽の「イスラムの論理」

▲拙著「インドのアチャールくん」より

4人の名前を入れた盛り盛りのタイトルながら、本当にUPしようと思っていたのは、“こよりさん”のご子息が治った過程のイラストです。ただ、思いついたことがあって、そのイラストと記事は土日か来週以降にUPすることにしました。

なぜかといえば、その記事を書こうとした時、こよりさんが佐々木正美先生にノーギャラで地方講演に引っぱり出されたという話を思い出したからです。

私自身は佐々木正美先生についてよく知っているわけでも何でもないので、称賛も批判もする立場ではありませんが、先日たまたまNHKの「おはよう日本」で大きく取り上げられているのを見て、この方のお顔を凝視してしまいました。
先生のご尊顔はどこかで拝見した記憶はありますが、意識してまじまじと見るのは、実はこの時が初めて。

あれれ、この顔……どこかで見かけたような??

いかにも慈愛に満ちた佐々木先生のお写真でしたが、こよりさんの記事を書こうと思いつつ、なぜかマザーテレサのお顔が浮かんできました(ほめてません)。

え? マザーも佐々木先生も敬虔なクリスチャンだろうけど、別に似てるわけじゃないって? 

たしかに顔立ちから言えば、お二人は似ても似つきません。

マザーはシワに刻まれた厳しいお顔ですし、佐々木先生も慈愛に満ちた笑顔………いやいや。これは怖い笑顔です。
私は、佐々木先生はたいへん怖い人なんじゃないかと思い、自分でそこに納得しました。一方でマザーが実は怖い人だったというのは、拙ブログにも紹介したことがあります。

マザー・テレサは怖い人だった?

そうだ。佐々木先生もマザーも怖い人なんだ。

私は実際にマザーハウスでボランティアをした経験が(ちょっとだけ)ありますので、その怖さは身を以て感じてはいるのですが、あれはキリスト教独特なイエス・キリストの痛みや苦しみを共有する怖さとでも申しましょうか。

マザーが偉大な人であったことは疑う余地もありませんが、彼女を批判する意見もわからなくはありません。

私が行った時の「死を待つ人の家」は、衛生面では劣悪だったし、実際にボランティアの中には死を待つ人と一緒に、あちら側に行ってしまった人も少なくなかったというのを、当時居合わせた島根大学医学部の方から聞いたこともあります。

「マザーハウスには、どんな病人がいるかわからない」というのが、医学部の人から聞いた話で、「マザーだけは神の加護があるのか、大丈夫なんだよね」というオマケ付きの言葉も頂きました。

ある意味、「死を待つ人」を神のもとに送れば、ボランティアはどうなっても構わない……というか、ボランティアが神に召されれば、それはそれで神のご意志という考え方があっても不思議ありません。

飯山陽の「イスラムの論理」を読むと、イスラム教やキリスト教などの一神教は、人間よりも「神のご意志」をプライオリティにしていることがわかります。良いとか悪いとかではなく、彼らにとって大事なのは人より神なのですね。

こよりさんのノーギャラ問題も、実は人よりも神を優先した行為だったのか??

これはあくまで、私が感じたことなので、とんでもなく間違っているかもしれません。ご批判、炎上は甘んじてお受けいたしますので、ご意見伺えればと思います。

それにしても6月30日の花風社のコンディショニング講座は活気がありました。

ちゅん平さんの元気な姿をはじめ、ついこないだまで小学生だった子が美大に入学できるまでになるとか、こよりさんのご子息たち、うちの近所で就労を果たしたご長男など、実際に「治った」人が大勢参加していることもありましょうか。

まあ、花風社講座は栗本さんのような、治せる以外にとりえのないおっさんがメインスピーカーです。

この日もエミールとか、ルソーとか、昨日今日知った話をしようとして失笑を買ってましたが、彼が教祖になることもない利点があるのかもしれません。

私はこの日、夏越の大祓式に行ったので、「饗宴」でどれだけダメなおっさんぶりを発揮してたか見られず残念でしたが、まあ間違いなく腕はたしかで、人の体によりそって治す人なんで許してあげましょう。

そんなことを今朝方思った次第です。

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