「応仁の乱」読了しました!

話題のベストセラー、呉座勇一先生の「応仁の乱」。
読了いたしました。

いや〜、面白いとはお世辞にも言えませんが、読み応えはあったなあ!
誤解なきよう申し上げると、面白くないのは呉座先生がわるいワケでなく、応仁の乱自体、どうやっても面白く書きようがないということでしょうね。

西軍・山名宗全、東軍・細川勝元くらいは私でも知っていましたが、いや、なんだか聞いたことない人の名前がゾロゾロ出てくること、出てくること!

同じ山名や細川、北畠、足利でも息子や親やら親類やらが、いちいち丁寧に出てきて、何が何だかわかりません。

筒井順永? 息子の順尊?
重要人物である(僧)はずの 、尋尊、経覚などという名も、私の無知でしょう、初めて聞くお名前です。

だだだだだ、誰やそこのアンタ???……て感じかな♪
とにかく魅力的な人物が一人として出てきません。

誰も勝者のいない「応仁の乱」という戦は、 第一次大戦やベトナム戦争などの疲弊戦を思い起こさせますが、元をたどれば、鎌倉幕府の崩壊から南北朝時代、室町幕府の成立までずっと続いていたグダグダが、応仁の乱で一気に京都を灰燼にさせたということでしょうか。

子孫の一人である細川元総理は「うちの良いものは、みな先の戦で焼けてしまった」とおっしゃっていたそうですが、その“先の戦“が応仁の乱であることは、笑い話ではないようです。

本書は決して「応仁の乱」をわかりやすく解説した本ではありません。
むしろ丁寧に解説してるだけ、読めば読む程わからなくなっていく程ですが(笑)、それだけに、読めば知らなかった中世日本の社会構造などが見えてきます。

土一揆と領主の関係など、意外に民衆の力が強かったこと。
僧侶が寺で風呂やお酒で接待をするなど、この時代に意外に豊かな一面があったことなど。まあ、そうでないと戦国時代に突入した時に、農民も武士も飯が食えませんものね。

70年前先の大戦と合わせて、わが国にこういう歴史があったということを知るためにも「ガマンして読んで良かった」と思わせる一冊でした(ほめてます)。

今度は「観応の擾乱」でも読んでみようかな。

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