福ケッチァーノ食事会レポート(上)

最初のお皿はカリフローレというスティックカリフラワーが主役。相性の良いカニにベシャメルソース、炭塩でいただきます。

ムダに長く連載が続いてる、福ケッチァーノの納品&食事会レポートですが、なにとぞ、お付き合いのホドを(笑)。

郡山の農家6軒に取材をさせていただき、うち3軒に出席いただいたのは実に有難いお話です。取材したのが昨年の9月ですから、1年以上も間が開いてしまったことになります。

なんせ〆切のあるという仕事じゃないから、急ぎのものを優先していくうちに後手後手にまわってしまったというわけで・・・。

あの時は暑い中の取材だったけど、9月中旬と10月末たった2ヶ月くらいの違いで、えらく季節の移り変わりが進んだものです。さて、会食は農家の解説を聞きながらという、またとない贅沢なもの。

↑ 上のお皿はアジのマリネに野菜を合わせていただくというシンプルなものですが、これがバツグン!(以下、名前を挙げた農家はみな出席者の方々です)
濱津さんのトマト。そして、右下アジの上にのせられたプチ玉ねぎは、富塚さんの”万吉どん”という品種だそうで、どちらもマリネと相まって、素晴らしい味を口の中で広げてくれます。

まさに、野菜と魚、4つの素材のカルテットや〜

↑ そして素晴らしいのが、この一皿。
富塚さんのお米「天のつぶ」を使った、カキと春菊のリゾットです。

何が素晴らしいって、主役のお米です。
「天のつぶ」とは初耳ですが、コシヒカリのような粘りのある食感ではなく、文字通りツブツブした食感が楽しいサッパリした味わい。

私は粘りのある米より、ササニシキのようなサッパリしたものが好きで、そういう意味では山形のつや姫などが好きなのですが、天のつぶはそれとも違う味わい。

文字通り、一粒一粒の米の食感が味わえるような感じで、それがカキと春菊とベストマッチです。

生産者の富塚さん「パエリアなどにも良いのではないですか」と申し上げたら、「多分合うでしょう」とのお答えでした

↑ このお皿はタラと佐藤喜一さんのゴマ和え、白子とニンニク添え♡

喜一さんはある意味アーチストのような農家とお呼びして良いでしょう。手間のかかる完全無農薬を実践し、ピンセットで白ごまを選別する徹底ぶりはまさにアート・ファーマー(ひどい和製英語ですが、同じ名前のジャズ・トランペッターが昔いましたな〜。

(ワードプレス不調のため、続きは明日以降)。

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