友だちのピアニストに依頼され、久々に水彩の肖像画を描きました。
絵地図などのイラストでは、いつも水彩で描くのですが、額縁にかけて飾る絵の水彩は昨年、コカコーラCo.の重役さんを描いて以来です。
水彩、それも透明水彩は白を紙の色で表現するため、油彩より下絵を入念に準備することが多いのです。
なんでも友人にプレゼントする作品だそうで、最初はどんなポーズをとるか決めておらず、何枚かエスキース(スケッチ)をしました。
その中で、ピアノを弾いてもらったところ、この人らしいポーズはこれしかないといことで、 ポーズが決定。
↓ で、それらをまとめ、こんな構図で行くということで、クライアントのGOが出ました。
最初はバックの楽譜をピアソラの「天使のミロンガ」で行くつもりだったのですが、あまり合わないので、試しにリストのメフィストワルツを使用。
そのまま描いたら呪文みたいになったので、白を塗り重ねて最終的に完成しました。。描きながら頭に浮かんだ音楽はリストではなく、ラベルの「水の精(オンディーヌ)」でした♪
受け渡しは、いつものパターンでご飯を食べながら会食して納品です。
クライアントさんのご希望で、赤坂6丁目に出来た脇屋シェフのトゥーランドットでお渡ししました。
クライアントさんもプレゼントされた方も感激されたようで、これまた絵描き冥利につきるというところです♪
クライアントさんは、いずれ自分の分として今度は油彩画を注文したいとのこと。
肖像画をご希望の方はいつでもお申し付けくださいませ。