先日、近所にあるオフィスに再就職した友だちと食事に行った時のこと。
「こないだねえ・・この辺徘徊してた、認知症のお年寄りをマンションまで連れて行ってあげたんだよ」
むむむ!
徘徊してる年寄りだと〜? そんなのこの辺りじゃ、ひとりしか考えられないぞ。
「認知症の年寄り? もしかしてバアさんで、紅花って名前じゃなかった?」
「そうそう、紅花って言ってた。下の名前は?」
「咲子。紅花咲子だよ」
「ええ〜! じゃあ、連れてったマンションって?」
「うちのマンションだよ。しかも同じフロアの一軒先」
まったく紅バア、目がロクに見えないくせに町をウロウロ徘徊し、親切そうな人をつかまえては家まで連れてくるそうで・・・困ったものです。
「紅花さんねえ、近くのマンションに藤あや子が住んでるって言ってましたよ」
「え? そんなの初めて聞いた。なんで紅バアがそんなこと知ってるの?」
「藤あや子がマンションまで送ってくれたことあるんだって。妹さんと一緒でだったそうよ」
うーん。
藤あや子さん、良い人なんですなあ。でも紅バアにダマされてはいけませんぞ。
実はマンションの理事会でも紅バアのことは議題に上がり、宇都宮の紅息子に連絡をとったそうです。
それによれば実家にも行かず施設もイヤがる紅バアですが、紅息子はトイレにセンサーを入れたり、ヘルパーの日数を増やすなどして、食事などには不自由しないようにしてるそうです。
なるほど、最近食べ物の無心に来なくなったなと思いましたが、けっこうそういう意味では満たされてきてるのね。
紅息子によれば、あと一歩で施設に入ってくれるところまで来ているそうで、逆にマンションの人には必要以上に親切にしないでほしいとのこと。
居心地が良くなって、施設に入るのをイヤがるようになっても困るからだそうです。
よく動物園にある「エサをやらないでください」みたいなものでしょうか(暴言)。
まあ、外に出て私の友だちや藤あや子に迷惑かけるとこまでは面倒見られないけどね〜。高齢者問題を考えてしまう一件ではありました(苦笑)。
画伯こんばんは!お招きありがとうございます(笑)
紅花さん、ご健在でしたか。
私の頭の中では紅花さんの風貌は勝手に画像になってて、そせいか親近感が更に増しております。
施設に入所になる様子で画伯から紅花さんとのエピソードが聞けなくなると寂しいなぁ~とこれまた勝手な事を考えてます。
紅花さん今の場所が気に入ってらっしゃるご様子で、入所によって環境が変わることがストレスにならなければいいですね。けれど人好きな印象で職員さん方から声を掛けられ嬉しそうな姿も想像したりしてます。
私の実家のお隣さんはご夫婦二人暮らしで二人とも中程度の認知症になってます。
紅花さん同様、足はとても元気なので行方が分からなくなり娘さんが度々捜されてるようです。
先日も寒い中、お隣さんが軽装で歩いているのを母が見かけ連れて帰ったそうで…今や日本中こんなことは日常茶飯事なのかもしれませんね…。
あの不思議な作品(笑)の数々生み出した父もパーキンソン病で今は歩くのがやっとです。身体が思うように動かない分、頭が過剰に働いてまして要らぬ心配ばかりしてます。バランス良く歳を取るのは難しいなぁと父を看ながら思います。
高齢者さんがよく「ぽっくり逝きたい」と言われます。
こんな亡くなり方がいいなぁという最期に立ち会わせて頂いた事もありました。
私もぴんぴんころりと人に迷惑かけないように…と思ってはいますが、まっ こればっかりはわかりませんね。
紅花さんが画伯の家のチャイムを鳴らし賞味期限切れの草餅を持ってオムレツを食べさせてと言われるのをまだうっすら期待している私です(^_^;)
いっちゃん、おはようございます!
心のこもった米、ありがとうございます。
そのままにしておくのはもったいないので、コメントをブログの方でUPさせていただきました。
問題があるようでしたら、おっしゃってください。修正なり削除なりいたします(まあ、問題ないからコメントされてるのでしょうが)
丑寅の松五郎、勝手ながら少し顔を明るく塗りました。
オリジナルは損なわれてないと思いますので、ご尊父にお見せくださいませ。
パーキンソンとは大変ですが、先日マイケル・J・フォックスの比較的元気な姿をみかけました。少しでも良い方向に行くことを祈念いたします。
紅息子にはたまたま会いまして話を聞きましたが、施設はまだ難しいとのこと。
ご安心(?)くださいませ(笑)