<ノーベル賞>中村氏「日本に自由ない」は如何なものか

<ノーベル賞>中村氏「日本に自由ない」

LEDの発明による日本人のノーベル賞受賞、誠に喜ばしい!
まずは赤崎、天野、中村お三方教授、おめでとうございます。

さて、せっかくのノーベル賞に水を注すようですが、中村教授の「日本に自由ない」という発言です。

朝からツイッターでにぎわっているのが、中村教授が日本の環境が悪いから日本国籍を捨てて、米国籍を取ったってツイですね。だからノーベル賞受賞のうち日本人は2名で、あとの1名はアメリカ人の取得になるって話です。

国籍がどうあれ、日本で生まれ育った人がノーベル賞を取ったんだから、そんなことはどうでも良い話に思えますが、私が気になるのは中村教授の日本批判をする発言ですね。

そもそも、海のものとも山のものともわからなかった中村教授の研究に出資をして、アメリカ留学させてくれたのは、日亜化学の小川さんです。当時はいわゆるベンチャーで、大きくもなかった会社だったそうですが、教授本人も言ってるように、それがなかったら今日のノーベル賞も青色LEDもありませんでした。

これはどう考えても、研究者に対する日本の環境が悪かったとは言えません(中村教授もそうは言ってないと思いますが)。

銀座コリドーのオストレアという、オイスターバーの生ガキです

問題は中村教授の研究が金のなる木だとわかったあと、誰かが「お前の会社はお前の素晴らしい研究で儲けながら、お前を安月給でコキつかってる」ようなことを言って、教授をそそのかしたことでしょう。

中村教授と日亜化学の泥沼の訴訟が10年ほど前でしたか、ニュースでも話題となったのを記憶してる方も多いでしょう。8億5千万ほどで和解したとか何とやら。

どちらが良い悪いは別にして、研究者に対する環境を与える話と、研究者がいくら儲けられるかというのは、別の話に思えます。

研究者、発見者がどれだけ発明品の恩恵に預かるかというのは、なかなか難しい問題だと思いますが、中村教授が「日本に自由がない」と発言したからと言って、単純にアメリカに研究者の頭脳が流出してしまうという現象に歯止めがかからなかったら、それは問題です。

米国の研究機関だって、完成された間違いのないものだから、大手を振って受け入れるのであって、どこの馬の骨かわからないものに、いくら米国でも簡単にお金なんか出しません。むしろシビアなはず。

むしろ日亜化学の小川氏のような「よっしゃ」と出資する人は少ないと思います。

内情はわかりませんが、教授のご発言は日本人としてあまり美しいものではないと思うし、潔いものではなかったと思います。
2年前にノーベル賞を受賞した山中教授の「IPS細胞はまだ誰も救っていない」、という発言に比べるといかにもさびしい感じです。

ノーベル賞受賞者が日本の環境を批判したとはいえ、単純に教授の発言を鵜呑みにすべきではない。そのように思いました。

とはいえ、またも日本人による鉄板な科学部門でのノーベル賞は素晴らしい。
まだ技術立国健在ということでしょうね!

<ノーベル賞>中村氏「日本に自由ない」は如何なものか” への9件のコメント

  1. おはようございます。

    >米国の研究機関だって、完成された間違いのないものだから、大手を振って受け入れるのであって、どこの馬の骨かわからないものに、いくら米国でも簡単にお金なんか出しません。むしろシビアなはず。

    アッシが聴いた話では、仰るとおりです。
    どこででも、まあ大概母国或いは留学先、で先ず芽を出させないと、
    受け入れてもらえません。
    ただ、受け入れられたのちはかなり自由です、というか、完全自己責任。
    成功までに与えられた期間内では、研究費で地中海で遊ぼうが、
    何しても勝手だそうです。(今はそうでもないでしょうけど?)
    結果がすべて。
    認められないと、けんもほろろにクビです。

    アッシの知る限りでは、
    中村氏の行動、態度に諸手を挙げての賛成(?)の研究者は、
    当時少なかったようです。
    我が身可愛いし、日本の年功序列がまだまだ機能していた時代ですね。

    研究の基礎は御二方の様に地味で着実でないとダメで、
    経済、政治色が出ちゃダメで(???)、
    その後の展開はある種博打で、中村氏には素養が有るのでは???
    どちらが善悪ではなく、適材適所?

    IPS細胞の山中氏は、強い心の持ち主かと拝察いたします???
    まだ言えない裏話を聴いてみたい。

  2. ん、アメリカ国籍取得は、研究費獲得のため?、
    とかなんとか聞こえてきましたが???

    まあ、それでも、研究の鬼ということで、
    ノーベル賞にゴールインだから、
    どっかのタレントマラソンランナーとはラベルとレベルが違うけど。

  3. お頭さん、おはようございます!

    昨日はなかむら食堂で、偶然どーもでした。
    ほとんど話はできませんでしたが
    相変わらずクオリティ高かったですね。

    それにしても、中村博士。
    ノーベル賞取っても、怒りが原動力とのこと。

    やはり只者ではありませんが、
    友だちはいなさそうですね。
    まあ、本人友だちなどいらないでしょうけど。

    マネする日本人が増えないことを祈るばかりです。

  4. いやはや、偶然の出会いでおました。
    そしてあそこはいつも満席ですなあ。

    >マネする日本人が増えないことを祈るばかりです。

    けっこう若い人たちは似た発想をするように感じるときが有りますが、
    頭の良さが違うかなあ???
    だとすれば、帰国子女子息扱いですかね???

    ではまた、宜しくお願いします。

  5. お頭さん、おはようございます!

    先日はどーもでした。

    >けっこう若い人たちは似た発想をするように感じるときが有りますが

    若いとそういう発想はするものですが、
    肝心の中村博士の報道やインタビューが減ってますね。

    なぜか出るのは赤崎、天野博士のみ。
    色々事情があるようです。

  6. お頭さん、おはようございます!

    堀さんという方の米、全力ではげどうです。
    ↓ここに貼っておきますね。

    「日本は窮屈だ」とか「日本では突出した才能は抱えきれない」と言うが、事実でないと思う。 日本は、どれだけ多くの自由奔放な突出した才能を輩出してきたことか。

    中村教授が米国にいたら、おそらくノーベル賞を受賞していなかったのではと思う。そもそも実績が無い人にはポジションを与えられず、研究資金も獲得できなかったのでは無いだろうか。米国の研究は、そんなに甘くない。日本だから、中村修二さんを自由に研究させたのだと思う。

    日本の教育を受けてきて、日本で大成した人が、自らを育てた日本を批判することには、強い抵抗を感じる。日本で成功しないで、米国で成功した人から出た批判ならば、その批判を甘受できる。

    自らを育てた環境に謝意を示さないのは、僕は人間的には尊敬できない。
    (この記事とは直接関係ないが、最近海外に脱出した人が日本を批判することが多いから、ついつい書きたくなりました)。

  7. ですねー、御意です。

    一応海外に居たアッシとしても、
    母国在っての自分自身です。
    そんなに嫌な目に遭ったわけじゃありませんが、
    アメリカかぶれ、と言われたアッシでも、
    自分は嫌でも(今は誇りに思う)ニッポン人だと、
    思い知らされました。

    世界には根無し民族、極貧な人々とか様々です。
    敢えてそれらにコミットしませんが、
    したくても出来ませんね、
    知っておくことは肝心かと存じます。

    そうすると、出掛けなくても、自分が見つかるのでは?

  8. お頭さん、おはようございます!

    おっしゃる通りですね。
    中村博士の発言は看過できないので、今後もう一度取り上げてみようと思います。

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