昭和の食べ物〜ラインナップ

昨日からの続きですが、昭和から平成にかけて食べる物は大きく変わりました。
私の子どもの頃は、まだ先の大戦を経験した人たちが現役でした。

祖母が「今の子はお寿司が食べられて幸せだね〜」なんて言う言葉に、まったく何を言っているのか理解できませんでしたが、最近になって、それがわかるようになりました。

正直、今思い出すと、私たちが子どもの時分の食環境は、そんなに良いものとは言えなかった気がします。

子どもの頃に社会問題になったのが、水俣病をはじめとする「公害問題」ですね。
そもそも、最近は公害という言葉自体、死語になりつつありますが、ヘドロだらけだった東京湾に上がった奇形魚はとても食べようという気にならないものでした。

東京の空気は昔に比べてだいぶ良くなったように思えます。 まあ、今の北京ほど昔の東京は空気が悪くはなかったですけどね(笑)。 私たちが小学生の時には「ミリンダ」という紫色とローズ色をした清涼飲料水があり、それを飲むと舌が真っ赤になったり紫に着色されたものです。

今では絶対許可されない人工着色料を使用していたんでしょうな。
昭和こそはジャンクフードの時代だったように思えます。

ラムネ菓子をはじめ、よっちゃんイカ、舌にのせると”シュワー”と泡を出して溶けるコーラ味のお菓子。 そして極めつけは、錠剤を水に入れると炭酸を出して溶ける粉ジュース。

昨日、ジムで試飲したアミノ酸が粉ジュースそっくりの味だったので、若いスタッフに「粉ジュースって知ってる?」と聞いたら、案の定知りませんでした。
沢田研二も西城秀樹も知らない世代ですから当然です。 知っててエラいという味でもないしねえ・・。   一方で野菜の味は昔の方が力強かった気がします。

昔、千葉から行商に来ていた八百屋のおばさん。黙って人の家に入って、タバコ吸ってる図々しい人だったので、子どもの私はこの人が大嫌いだったのですが、持ってくる野菜は美味しかった記憶があります。

ほうれん草は茹でるとお湯が真っ黄色になるほどアクが強く、私はほうれん草の紫色をした根の部分が大好きでした。 今のほうれん草、根っこの部分が美味しくないので、私はこの部分をたべません。

何がどう違うんでしょうね?

一方、大嫌いだったのはニンジンですが、これはニンジン独特の臭みがあったからです。今のニンジンはジュースに出来ちゃうほどですから、子どもの嫌いな野菜には入ってないそうです。

では、続きはまた次回。
写真は、渋谷文化村前にある「春秋」という有機野菜を使った創作料理のお店です。

昭和の食べ物〜ラインナップ” への12件のコメント

  1. こんにちわ。

    >溶ける粉ジュース

    と言ったら、わたなべのジュースの素、ってあったっけなあ???
    駄菓子屋しか知らない我ら庶民の子らはミリンダの一気飲みでしたね。
    当たり前だのクラッカーは、一つ格上???

    野菜にしても、今のありふれてる食材はパワーが無い感じですね。
    トマト、胡瓜なんかも上品に過ぎてるかなあ?
    命をいただいてる気がしたな、昔の物は、滋味と言うのか。
    等とは、美化しちゃった記憶かなあ、否、味覚の記憶は案外強い。

  2. 昔のホウレンソウは丈が短くて黄色っぽい緑色、根の部分が赤い 日本のホウレンソウ。葉の縁がのこぎり型です。今出回っているのは100%が西洋ホウレンソウ。葉の縁は丸く、鮮やかな緑色で大きく育ち、見栄えがいいのでこちらばかりになりました。
    日本ホウレンソウはビタミンCが西洋のホウレンソウの数倍あります。
    反面、シュウ酸カルシウムも多くて、生で多色すると内臓がやられます。シュウ酸カルシウムを抜くために必ず茹でてから食べなくてならず、生のものをサラダに入れるなんてとんでもないことでした。(ポパイは生で食べていることも結構ありましたね)
    あと、見栄えをよくするためのリン肥料のやりすぎで、ますますダメになってます。ホウレンソウは、動物タンパク質といっしょに摂取すると胃液との化学反応で強力な発がん性物質が生成されるそうです。しかし、昔のホウレンソウはそのリスクを補ってあまりあるビタミンCがあったので問題にはなりませんでしたが、今のだと・・・

  3. 仏茶さん、おはようございます!

    >昔のホウレンソウは丈が短くて黄色っぽい緑色、根の部分が赤い 日本の>ホウレンソウ。葉の縁がのこぎり型です。

    そういえばそうですね!
    昔のほうれん草、葉のフチがのこぎり型でした。
    根の赤い部分の固さとか、色とかも全然違いますね。

    友だちの女性で、毎日ほうれん草のスムージーを飲んでいる人がいるのですが、腎臓結石ができてしまったとか。
    茹でて食べなきゃダメなんだよと教えましたが、ショックを受けていたようです。

    日本のほうれん草、復活を願いたいものです。

  4. 先刻は楽しいお話を承れました。
    トンデモ話もしちゃいましたが。

    ちょっと午後は食らい過ぎたでしょうか???
    俄か雷雨で運動されたので、行って来いかな???

    うわわわわわ、渡辺のジュースの素、これでんがな。
    よくもまあ、こんなの(関係者すまん)嬉しがって飲んでたなあ。
    今日は100%ジュースが普通に出回ってます、
    時は流れた、すげーなー。

    うんまい羊、また食いましょう。
    先ずは締切、気負いなはれやぁ。

  5. お頭さん、おはようございます!

    >先刻は楽しいお話を承れました。

    トンデモ話、面白かったですな♪

    >うわわわわわ、渡辺のジュースの素、これでんがな。

    昨日もアミノ酸飲料、ジムで試飲してまして、同じく別の若いスタッフに粉ジュースの話をしたところ、「あ、それじゃ、これと同じですね」やて。
    そーいえば、アミノ酸飲料も水に溶かして飲むのは、粉ジュースとまったく同じです。味もそっくりというのがびっくりです。

    >先ずは締切、気負いなはれやぁ。

    大きなお世話です(笑)

  6. >そーいえば、アミノ酸飲料も水に溶かして飲むのは、粉ジュースとまったく同じです。味もそっくりというのがびっくりです。

    ワタナベの粉ジュースにあって今のアミノ酸飲料に足りないものは「大腸菌」ですね。だから有難味が感じられない(笑

  7. 仏茶さん、おはようございます!

    大腸菌?
    昔の粉ジュースには、そんなモンが入っていたんですか。

    随分、衛生管理もずさんだったのですね
    その点はいい時代になったものです

  8. お頭さん、こんにちは!

    >大麻解禁より、いいのかな??

    What’s a F○cking Palcohol!?

  9. そろそろこんばんわ。

    >What’s a F○cking Palcohol!?

    粉のアルコール飲料ですたい。
    必要性を感じませんなあ。

  10. お頭さん、おはようございます!

    合法ドラッグになるんでしょうね。
    粉でアルコール摂れるですな。

    それもびっくりです。

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