いざ、知覧に散らん・・・。


鹿児島では再度、知覧の特攻特攻平和会館をおとずれました。

私は5年ほど前に来たことがあるのですが、
母と弟ははじめてということもあって再訪しました。
ここは日本人なら一度は見ておく必要があるからです。

ここで涙なくして読めないのが、
若くして出征していった特攻隊員たちの遺書や、家族の手紙です。

「笑って見送ってくれ」「元気に行ってきます」

そう書いてはいるものの、当たり前の話、本心はそうでなかったに違いありません。

「只今元気旺盛、出発時刻を待っております。愈々この世ともお別れです。
 お母さん必ず立派に体当たり致します」

「ばくだんをかかえて行く時は、必ずわすれまいぞ
(ナムアミダブツと)となえてくれ。これが母の頼みである。
 これさえ忘れないで居てくれたら、母は、此の世に
 心配事はない。忘れないぞ。となえてくれ。こん度
 合う時は、(アミダ様)で合うではないか。
 これがなによりも母の頼みである。忘れてはならないぞ。
                      母より」

館内に入って30分ほどしたところで、母が「出よう」と言いだしました。
男の子を持つ母とすると、見ていられなかったみたいです。
(しかも私たち兄弟と違って、出征していった人たちは17歳から29歳の若人です)。

個人的に先の大戦は、止むに止まれずはじめた戦争だと思いますが、
特攻は決してやってはいけない作戦であったし、これ以上ない下策に違いありません。
100%死なねばならない作戦とは、何と非人間的な作戦であることか。

古来日本人というのはものづくりに優れ、慈愛に富んだ民族ですが、
時に官僚に当たる人間が、民のことをまったく考えない傾向があります。

今の日本は、この人たちを礎に繁栄していることに感謝しないといけませんが、
特攻という作戦さえなければ、彼らも散らずに済んだ命です。

潜水艦や戦艦には魚雷攻撃を受けた時に、
自分の身を挺してハッチを締める仕組みがありますし、
軍人なら己の命とひきかえに、国と国民を護るに違いありませんが、
それにしても特攻は理不尽な作戦としか言いようがない。

以前、ここをおとずれた時は、
祖国を護ろうと散っていった人たちへの感謝を強く感じましたが、
今回は、散らずに済んだ優秀だった人たちが、なぜ死ななければいけなかったか、
そんな怒りの思いの方が強く感じられました。

写真は知覧武家屋敷で食べた、武家屋敷を改装したお店の不味~いお蕎麦。
(不味いもののアップははじめてかな)。

以前にもおとずれてマズかったような記憶があったのですが、
時間の関係で、同じ店に入ってしまったというわけです。
暖かい蕎麦なのに、ポキポキ折れるという不思議な蕎麦で、
不覚にも大盛りを頼んでしまい、まるで罰ゲーム。

残すのが嫌いな性分なんで、全部食べるのに難儀しました。

いざ、知覧に散らん・・・。” への4件のコメント

  1. DNA
    >残すのが嫌いな性分なんで、全部食べるのに難儀しました。

    特攻隊員への資質がお有りかと拝察致します???

  2. Unknown
    お頭さん、おはようございます!

    >特攻隊員への資質がお有りかと拝察致します???

    いえいえ、それは・・・(笑)。

  3. 歴史は繰り返す
    DNA繋がり?は、こんな所にも。

    神風(しんぷう?)特別攻撃隊は、
    安全な大本営に居る、居た、ぼんくら共が考え付いた
    最愚作ですね?
    彼等は崇高な言霊を弄(もてあそ)びました。
    敗退を転進、など等。

    現在の大本営もおんなし、です。

    http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000034.html

    天罰が下ります。
    我々も巻き込まれます。

    愚生の悪友が四国他にていろいろデータを仕入れてきました。
    沖縄と四国は安全、大本営発表のようです。
    詳細は後日、ナンテネ。

  4. 別の涙
    お頭さん、おはよ大相撲です!

    をををを!
    たしかに大本営発表ですね。

    今回、知覧特攻平和会館を訪れて思ったのは、そのことでした。

    直接関係ないかもしれませんが、
    外国でパスポートを盗難などに遭ってなくした、
    という人から聞いた日本大使館の態度ったらありません。

    自己責任とはいえ、弱い立場の人に紛失者リストを見せ、
    「いいですか、あなたを含め、今月こんなにパスポートをなくした人が、ここに来たんですよ」と言い捨てる。

    外国にいる日本人を護るのが君たちの仕事だろう。

    それをどこかの国の政治家に阿ったりと、
    国益を護る気があるのかと聞きたくなる時がありますね。

    そんな人ばかりでもないのでしょうが、
    同じような人間に殺された英霊を思うと、今さらながら別の涙が出てくるようです。

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