昨日の大相撲放送、TV欄では「力道山が遺した大相撲」とあったので、何かと思ったら、何とびっくり!
昭和28年から34年といった昔の大相撲を、あの力道山が当時最新のカラーフィルムで撮影した映像ではありませんか。
千代の山、栃錦、初代若ノ花、朝汐といった、さすがに私もリアルタイムで見たことのない伝説の取り組みが、白黒しかなかった当時に、カラー映像で残っていたというのが驚きでした。
伝説の行司、ヒゲの庄之助のカラー画像も印象的!
力道山は大相撲からプロレスに転向してからも、相撲が好きで、当時最新鋭のカラー撮影機を購入して、砂かぶりから撮影していたのですね。
北の富士勝昭さん、元黒姫山の武隈親方、解説の刈谷さんらですら初めて見るというカラー映像。
モノクロでは見たこともあるそうで、さすがにどんな決まり手で勝った負けたということも覚えていたようですが、 初めて見るカラー画像に、さすがの大相撲の重鎮たちもニコニコ。
いや、それを通り越して感激していたようです。
みなさん、おすもうが心から好きなのですね♡
それにしても、さすがは力道山。
映されてる被写体の力士の動きをなめらかに追っていて、 最新鋭のカラー画像は、当時の力士の筋肉を克明に映していました。
力道山が世を去って今年で丁度50年。
私の世代の力道山といえば、梶原一騎原作「空手バカ一代」か「プロレススーパースター列伝」のアントニオ猪木編からの知識です。
関脇まで行って、マゲを出刃包丁で切って大相撲界を出ていったとか、大相撲には出入禁止だったような印象がありましたが、武隈親方や勝昭さんらの話だと、相撲界でもプロレスに行ってからも、依然相撲界においてもスーパースターだったようですね。
みんな千代の富士みたいな力士ばかりで、少し論調が昔に傾きすぎになったところを、おしまいにに武隈親方が「時代時代のものもある」と一言。
当時の軽量で、今の力士の中でどれだけ上に上がれるかわからないということでしょうが、この時の力士に学ぶものは、この映像から多そうです。
印象的だったのは大岩山(おおいわさん)という、当時、幕内だったという力士の弓取りです。
弓取りというのは、今はもっと下位の力士がやるものですが、当時はそうでもなかったのですね。
大岩山の弓取りはものすごいスピードで、早回しをしてるのでないかと思うほど。
その日の弓取り(聡ノ富士?)は、その画像を見たためか、いつもよりスピードが早く、なかなか気合いの入った弓取りでした。
今後は、大相撲エンターテインメントのためにも。幕内力士に弓取りをやってもらってもいいかもしれません。
松鳳山や隠岐の海の弓取りなんて見てみたい気もしますもの。いやいや、やっぱり舛ノ山の弓取りがいいかな〜(妄想を申そう・・・なんて、ウフッ♪ )