ヒロシマ平和学習の違和感


銀座コアビル7Fのクルーズ・クルーズというところで、勉強会と暑気払い。結婚式の会場になるお店とあって、そのインテリアはなかなかなものでした。

おはよう日本を見ていたら、広島で平和ノートを使った平和学習をしてるというニュースをやってました。

それは、最初に先生が被爆者の女性が大阪の警官にバイキン扱いされた、差別に遭ったという寸劇を見せて、原爆が何を人々から奪ったを生徒に書かせるというものでした。

うーん。
爆心地・広島を前に言うのも憚られますが、いつもながら広島の平和教育には違和感を感じます。世界で原子爆弾の攻撃に遭った都市は広島と長崎しかないというのに・・・。

たしかに被爆者が遭った差別というのは、大きな問題ではあるでしょうが、それは原爆投下によって生み出された二次災害です。
なんで原爆からいきなり差別の話に行くの?
子どもに原爆のことを教えるなら、順序が違うのではないでしょうか。

もっと根本的な話があるはずなのに。

このブログでも何度か申しあげてますが、思い起こされるのが、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という慰霊碑の碑文です。

インドのパール判事も批判したというこの碑文、「過ち」を犯したのが日本人であると解釈できること。
仮に人類そのものを指していると解釈したとしても、「原爆投下は戦争終結に必要だった」と、原爆を正当化しているアメリカは含まれません。アメリカは原爆投下を「過ち」とは解釈しておらず、「必要だった」と見なしているからです。

だからこそ、昨日記事にしたオリバー・ストーン監督の広島訪問は大きな意味があるのですが、広島お膝下の教育現場がこれでは如何なものでしょう。

これは学校教育全体に言えることですが、先ず最初に「戦争はいけない」ありきで、なぜ戦争が起るのか、どういう理由と背景があって戦争が起るのかを完全にスルーしています。

教育の仕方も、子どもに同じ結論を言わせるような仕組みになってますね。
ニュースでやっていた平和ノートも、すべての子どもの○(マル)をあげる平等方式というのも気になります。

大抵の子どもは、戦争というのはやみくもに人を殺して町を破壊する(その通りなのですが)ものだと思っていて、戦争にルールがあるとか、条約があるなんてことも知りません。

まあ、そんな教育現場に「戦争にルールがある」なんて言おうものなら、戦争肯定者扱いされかねませんが。

戦争はあってはならないことですが、最初に「どんなことがあっても戦争はいけない」ありきは思考停止な原理主義でありファシズムです。

なんでも事が起るには原因があるわけで、原爆投下にしても、先の大東亜戦争(太平洋戦争は戦後GHQによって定められた呼称)がなぜ起ったかから考える必要があるでしょう。

まあ、そんな教育を平和ノートの現場でなされるのは、アメリカが原爆投下を謝罪することを期待するに等しいかもしれません。

ヒロシマ平和学習の違和感” への4件のコメント

  1. おはようございます。

    >なんでも事が起るには原因があるわけで、

    はげどう。
    然しこれを言いますと、下手な大人(??)は、理屈を言うな!、
    って人も少なくなく居ます、困ったもんだ。

    原爆使用を正当化されちまう要因の一つに成りかねない、
    アメリカ合衆国全土(?)に建立されようとしている従軍慰安婦像。
    (正しくは追軍慰安婦なんですけどね、軍人の追っ掛け???)
    アメリカの軍産複合体はそれに密かに賛成してるんでしょう。
    日本人は左様にひどい野蛮人なので、原爆投下は当然、
    という理屈?

    日本はロビイストの優秀な奴を雇わないと。
    日本海→東海もロビー活動進行中とか。

    淡々と事実を教育しないと、日本国民。

  2. 日本は日付が変わったね。
    橋下さんの慰安婦発言のとき、非難ごうごうの中、一人だけ全く異質の非難をした人がいました。ドイツ文学者にして保守論客の西尾幹二氏です。彼は橋下さんに、あなたは米軍に風俗の利用など勧めるべきではなかった、むしろ、沖縄に被害者をつくるのならアメリカから風俗嬢を連れてこい、と言ったのです。橋下発言以前、私は思考停止は左翼の専売特許だと思ってましたが、あの発言に対する保守のみなさんの対応も実にだらしなく、その中で西尾さんは光を放ちました。自慢の夫にきいたところ、独文学者としても際立った方だということ。めったに人のことを優秀がらない夫ですが、画伯の父上に対して同様西尾氏には敬意を抱いているようでした。
    で、休暇に西尾氏の「天皇と原爆」という本を持ってきて、今噛みしめるように読んでおります。われわれのギョーカイも思考停止ワードが行きかう世界なので、それにのみこまれないように。
    この本のなかで西尾氏は、日本の歴史学者たちの思考停止ぶりを斬ってます。かなり面白いです。

  3. お頭さん、おはようございます!

    >原爆使用を正当化されちまう要因の一つに成りかねない、

    どんな理由があろうと数10万人の民間人殺戮が正当化されるはずはありません。インドやアラブなどではそういう立ち位置で原爆投下を見る人がほとんどですが、本国アメリカでは知らない人が多いのが現状です。

    慰安婦と違い明らかな事実ですから、これは民間レベルで言わないといけないことでしょう。

    それにしても、ないことにも恨み節と保証を求める半島や大陸の人に比べ、わが国民。
    米国に恨み言の一言も言わず、ひたすら戦争はいけなかったと反省の言葉を述べるようすは国民性とはいえ対象的です。

    恨み言を言えとは言いませんが、アメリカ本国で知ってもらう運動は必要でしょうね。もちろん誰をモデルにしたかわからない慰安婦像設置をさせない運動とともに。

  4. あ@花さん、おはようございます!
    はるばるプーケットからよくお越しくださいました。

    >休暇に西尾氏の「天皇と原爆」という本を持ってきて、今噛みしめるよ>うに読んでおります。

    早速、ポチりました。
    親父を引き合いにされて恐縮ですが、これは読んでみないといけませんね。

    >あの発言に対する保守のみなさんの対応も実にだらしなく、

    思考停止はあらゆるケースに当てはまるようですね。
    私がNHKのこのニュースで違和感というか、思考停止を感じたのは、あらかじめ出題者から答えが用意されてるという点です。

    原爆投下からいきなり二次災害にあたる差別の話に飛ぶというのが(広島ですから、その前の話は当然教育されてるにせよ)、いかにも左巻き勢力の強い広島の教育現場だなと感じました。

    休暇、まだはじまったばかりですね。
    お楽しみくださいませ

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