先日のコメント欄で麻生副総理の話がいっぱい出たので、簡単に記事にしたいと思います。
まだ民主党政権だった頃、セブン区議にくっついて永田町に行った時、たまたまお見かけしたことがあります。
意外に背が高く、着てるもの着こなしもダンディ。
TVで見るよりずっと格好いい。
思わずこの人が政権に復帰してくれたら良いなと感じるほどでしたが、今回は漢字の読み間違いとか、そんなレベルの話ではありませんね。
ネットでは、「マスコミが麻生サゲをしてる」とか「全文を編集して、麻生さんを悪者にしている」という声もありますが、全文を読んでも、今回の麻生発言・・・完全にアウトです。
最初はマスコミに曲解されてるんだろうなと思っていて、全文とYouTubeにUPされた画像を見てみました。そしたら、こりゃ言われても仕方ないなということを言ってるではありませんか。
たしかに最初の方を読むと正しいことを言ってます。
ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。
そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。
うんうん、これは例のマスコミの悪質な編集だな。
そう思って読み続けていると、 終わりの方で言ってるこの一文。
「ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね」。
おおおお!
これは「ワイマール憲法がナチス憲法に変わった手口を、日本の憲法改正で取り入れたらどうだ」と取られても仕方ない。というか、そういう風にハッキリ言っているではありませんか。
不思議なのは青山繁晴氏などが、この一文を「曲解だ」と言ってますが、とても文章を生業にする人の発言とは思えない。
あれほどの人が、この文面を見て「曲解である」というなら、実は読解力がないのか、さもなければ確信犯です。
彼らが批判している中国がやってる手口とまったく変わらないということになる。
ご著書も読みましたが、少々失望かな〜。
でも、ネット上などはもっと強引な意見が多いんですよね。日本語理解してるのかな?
わたしは麻生さん、きらいじゃないけど、この発言は完全にダメだと思いました。
さんざん、総理大臣時代に漢字の間違いなどで、メディアの攻撃はわかってるはずなのに・・・そもそも憲法改正に「ナチス」という単語を入れるなら、もう少し慎重に考えないといけません。
ちょっと政治家としての資質として如何なものかと考えてしまいますねえ・・・。
説明もしないで、前言を撤回というのもねえ。
参考までに、こちらはあ@花さんのコメント抜粋です。
あの発言では逃げられない、逃げられないからなんにも説明しないで撤回でいいのかよ、ていう話です。
あたかも慰安婦を正当化したように受け取られた橋下さんは辛抱強く辛抱強く説明していますよ。それは一定の効果を得ていると思うよ。参院選での比例の票、支持率の上昇を見ても耳を傾けてくれた人がそこそこいたのはわかるよ。海外に対しても、なぜその発言が出てきたか説明するその途中で日本の立ち位置を説明できるでしょ。
究極的には発言を謝罪するにしても、なんで自分の意図を説明しないの、っていう話です。
誤解ないように申し上げると麻生さんの明るいキャラ、わたしは嫌いじゃありません。ビジュアル重視な人間なので、本人目の前にして格好良いと思ったこともありますし。
プーチン大統領に肩を組んでるツーショットもなかなかなもの。
でも、それって政治家の一部のキャラクターで、中身とは違います。
ネットでは「プーチンに肩組めるのは麻生親分だけ」とか賞賛されますけど、あれで三島でも返ってきたら別だけど、プーチン、そんな甘い人間じゃないです。
これで3年は憲法改正に手がつけられないでしょうけど、今の改正案に疑問の声が出る中、変に改正するよりかえって良いかもしれませんね。
問題はナチス部分なの?
なんで?
私はこの騒ぎは、本来ナチスに重点置かれていないところを
外圧だのみのサヨクメディアがナチスに重点を置いてわざわざサイモンウィーゼンタールにご注進に言ったことが問題だと思っていましたよ。
橋下さんの慰安婦発言のとき、わざわざアメリカの官僚の前で朝日の記者が「大阪の市長が慰安婦は必要だといっているけどどう思うか」と曲解を振り回して質問したのと同じ構図。
自分たちの気にくわない政治家を外圧の力を借りてつぶそうとするメディアとそれに屈してしまう自称愛国者のヘタレっぷりといういつもの構図です。
動画見れば明らかだけど、この言葉は靖国の問題から出てきたんだよね。
政治問題にいつからなったんだという。
一国の政治家が祖国のために命を落とした英霊におまいりするのを政治問題化するなという。
でも改憲は、こっそりやられてはたまりませんわね。
ところが麻生さんのこの発言聞くと、自民党は改憲さえこっそりやろうとしているのかなと疑いを持たざるを得ない。
そこを国民に説明する義務があると思うけど。海外じゃなくてさ。
日本国民としてまずはこっちじゃないですか?
じゃあ聞くけど(別に挑発的じゃないよ。芯から知りたいんだけど)
画伯はナチスに言及することの何がそれほど問題だと思うの?
青山なんとか氏については、著書は読んだことありません。時々動画を見たことあるけど、「真正保守」たる人々のオタクの星っていう評価ですので別に意見を聞こうとは思わないなあ。
あ@花さん、こんにちは!
>(別に挑発的じゃないよ。芯から知りたいんだけど)
わかってます。
>画伯はナチスに言及することの何がそれほど問題だと思うの?
なるほど。この質問から、あ@花さんの「雨ニモ負ケズ」や「もののあはれ」がわからない、というものに共通なものを感じました。
結論から言うと、問題になったのはナチス部分だと思います。
本質的に言えば、その前であ@花さんが述べられている
「ナチスに重点置かれていないところを、外圧だのみのサヨクメディアがナチスに重点を置いてわざわざサイモンウィーゼンタールにご注進に言ったことが問題」ですね。
ナチスの言及は、あくまで別の例えです。たしかに話の中身じゃない。
話がすり替わったにせよ、問題のひとつは国内には、そういうことをやる人間がいるということを麻生さんがわかってながら、
「ワイマール憲法がナチス憲法に変わった手口を、日本の憲法改正で取り入れたらどうだ」という意味のことを口にしたこと。
これは本文でも言ったように政治家として失格です。
ただ、ここまでは説明するほどの話ではありません。
芯から知りたいことをお答えしますと、「ナチスの手口を」という言葉を使うのがいかんのです。もっと極端に言うと「ナチス」という単語が、いわゆる「物忌み」に当たるということですね。
これは日本人の言う「言霊」ですね。
「ナチス」は言葉の穢れに当たる。
だから出来れば口にしちゃいかんのです。
バカじゃないのと思われるかもしれませんが、わたしはここが日本人にとって一番大きいところだと考えてます。
良いかどうか?
そんなの良いわけありません。でもわが民族はそういう民族でもあるのだと私は考えてます。
おそらく腑に落ちてらっしゃらないと思いますが、「もののあはれ」や「あなたのやさしさが」同様、ここはあ@花さんの一番理解できない事項だと思っていただければよろしいかと思います。
また、わかる必要もないと思います。
またお越しくださいませ。
ナチスはむしろ欧米人にとって物忌みだと思いますよ。
ドイツは「わが闘争」を発禁にしてるけど日本語では読めるよね。
そーゆーところが日本人のいいところであり悪いところじゃないかしら。
日本で似たような人物が出てきても日本人は発禁にするかしら。
昨日も書いたように麻生さんのおバカっぷりは織り込み済みですが
サイモンウィーゼンタールより先に日本国民に説明しろという気持ちは間違ってますかね。
改憲は支持してるけど、自民党の改憲案の小姑方針に納得してない人間として、ねじれ解消後の自民党がこっそり改憲するのは本当にイヤなんですけど。
そういう不用意な発言をする人は政治家失格。
だったら不用意な発言をしない人だけでやってみるといいですね。
麻生さんは失言するしそれを説明する言語力もない。だから政治家にふさわしくないというのならわかりますけどね。
でもその政治家をルックスだとか(私は評価してないけど・それは好みの問題)血筋だとか地元の利権だとかで選んできたのが日本国民でしょ。
それを「こういう国民性です。あなたにはわからないでしょう」と言われてもやすやすと受け入れる気にはなりませんな。
自分はルックス、血統、自分の利益、以外のところに注目して支持する政治家を決めるだけですな。
>ナチスはむしろ欧米人にとって物忌みだと思いますよ。
そらそやね。
>日本で似たような人物が出てきても日本人は発禁にするかしら。
どうだろ。
オウムがまだあるくらいだから、しないんじゃないんでしょうか。
>サイモンウィーゼンタールより先に日本国民に説明しろという気持ちは間違ってますかね。
120%正しいです。
>「こういう国民性です。あなたにはわからないでしょう」と言われても>やすやすと受け入れる気にはなりません
受け入れる必要ありません。
ただ、そういう国民性の弊害は大きいですね。
>自分はルックス、血統、自分の利益、以外のところに注目して支持する>政治家を決めるだけですな。
本質はそこですね。
私はどうしても見た目に目がいく。
見た目で中身もある程度はわかるけど、わからないことも多いです。
なにか間違えるときはそういう時です。
麻生さんには完全に
おはようございます。朝起きたら面白い動画が来てたよ。
ナチス産業 か。障害の世界も同じ。絶対的弱者は利権になるんだね。
そこに物忌みという、一種の思考停止感覚があると、絶対的弱者としてはおおいに助かる。そしてその横暴はわりと許される、っていうのは私がギョーカイで見てきたこと。
あともう一個英文記事で、騒いでるのは安倍麻生サゲしたい日本メディアと中韓とサイモンウィーゼンタールだけ、っていう冷静な味方もありました。
動画はこちら。
http://m.youtube.com/watch?v=_m8i9_-315c&feature=youtu.be&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3D_m8i9_-315c%26feature%3Dyoutu.be
あ@花さん、おはようございます!
>ナチス産業 か。障害の世界も同じ。絶対的弱者は利権になるんだね。
おお、テキサス親父!
この動画はまさに正論ですね。
麻生さんの失言に「それがどうした?」って言ってるのが親父らしいし、麻生さんにもそうしてほしかったんだけどねえ。
まさにこれってあ@花さんの言うギョーカイにぴったりかぶる話だよねえ。インネンの付け方も一緒。
「ナチス」は世界中で物忌み単語になってるけど、言った方はそんなこと気にしなきゃ良いだけのこと。
思考停止な人間だとつい謝ってしまうのだろうけど、謝るくらいだったら最初から言わなきゃ良いのにと思いますわねえ。
ただ、麻生さんの本心にナチスは関係ないと思うけど、自分たちの憲法改正案をこっそりやっちゃおうというのは本音ですね。その点は騒ぎになって良かったかもしれません。
おはようございます。
日曜日の朝から爽快な気分にさせていただいた貴ブログに感謝です。
あ@花さんもマスオさんも正しいなあ、いいなあ。
御両人が仰せのとおり、意見はいくつあってもいいんじゃないでしょうか。
アッシの言い方としては、
ナチス(Nazi)はEngachyo(エンガチョ)ということです。
理屈じゃなくて、気分。
決め事、で、誰が決めたの?
そして、利権だね?、だから立ち入るな、ってか、だれが言う?
脱線すると、スペースシャトルまでは、アッシの思い込みでは、
Naziのアイデアと技術ですね、現実化したのはアメリカだけど。
それ、アメリカは絶対に認めないけれど(海外駐在で遊びで議論したけど)。
この件、ローンスタアのテキサスオヤジはなんと言うかな?
言ったら、NASA(軍隊)に消されちゃう???
ある部分ではNaziはカッコエエで、と思います。
(あの逆鉤十字には神経が苛立っちゃう、なんでだろう?)
勝ててれば官軍、でも負けたからエンガチョ。
更に脱線、昨夜の BS Premium の元零戦乗り達の、
格好いいことったら、ニッポン男児として憧れちゃう。
アッシの元(最高)上司も零戦乗りだったなあ。
(他の帝国大学出とは一線を画していました。)
そういう人材を活かせなかった大本営という官僚機構。
全滅を玉砕と言い換える無責任体質。
ところで「永遠のゼロ」、期待できるかな???
思考は飛んで、
麻生さんも説明、啓蒙(?)し続けなくっちゃ(政治家の義務でしょ)。
駄目な官僚、マスコミに負けちゃいかんぜよ。
何も解決していないフクイチ、ホントの事を言うのは誰だ。
フクイチをエンガチョにしちゃダメだ、ニッポン人。
3年目のデータ、誰かモノホンを開示してください。
(日本のエドワード、居ないか!)
と、やや涼しい日曜日のスタートを支離滅裂で汚しました。
8月15日(撃ちかた止め!の日、公式降伏は9月2日)も近いことだし、
何卒ご容赦くださいませ。
お頭さん、おはようございます!
>御両人が仰せのとおり、意見はいくつあってもいいんじゃないでしょうか。
いや・・・あ@花さんもわたしも特にそんなことは言ってないと思いますけど(苦笑)。まあいいや。
>アメリカは絶対に認めないけれど(海外駐在で遊びで議論したけど)。
スピーカーがナチスの開発だったのは有名な話ですが、ほかにもあるんだ。ご教示のほどを。
>ある部分ではNaziはカッコエエで、と思います。
ヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」では、退廃したナチスを描いてますね。ある意味でヴィスコンティはナチスにデカダンな美を見出してます。
その点は帝国陸軍も同じこと。作品の出来不出来は別にして「戦場のメリークリスマス」や「帝都物語」は帝国陸軍のファッションを格好良く描いてます。
>麻生さんも説明、啓蒙(?)し続けなくっちゃ(政治家の義務でしょ)。
正直言って、麻生さんには愛想がつきました。
あ@花さんは最初からバカだと言ってましたけど、わたしはおろかにも評価もしていたので、今回のやりとりにはがっかり。
今回は命拾いしたと思いますが、また同じことしますね、この人。
麻生さんのワキの甘さもさることながら、自国の政治家をユダヤのサイモンウィーゼンタールに売り飛ばす、根性の卑しさには今さらながら呆れるほかありません。