こちら九州のクライアント、花見酒さんからの依頼で制作した「なまけ蛙くん」5体です。
その制作プロセスを以前の作品とも合わせて、UPしたいと思います。
UPしたものは拙ホームページと相互リンクしますので、合わせてお楽しみいただければ幸いです♪
まずはこちらが、なまけ蛙くんの型取りの様子(トップ5体とは別の作品です)。
上手な人が型抜きすると、同じものがきれいに出来るのですが、わたしの型抜きは下手くそですので、それを逆手にとって、全部別の表情を出させます。
シリコンの雌型には石鹸水を塗って、型抜きが簡単に出来るようにします。
強度を上げるため麻を練り込んだ石粘土を型にはめ、取り出したものをタコ糸で縛って乾かします。
だいぶ、なまけ蛙くんらしくなりました。
この後、凹凸をナイフやサンドペーパで削って磨き、また粘土でパテ埋めして磨く。
その作業が一番手間がかかります。
磨き上げたなまけ蛙くんに絵の具のノリが良くなるよう、ジェッソで下地を何層かに塗ります(写真は別のなまけ蛙くん)。
ここからなまけ蛙くん用に調肉した絵の具を塗布♪
ムラが出ないように、絵の具はあらかじめ多めによく混ぜておきます。混合比を変えると、あとから塗った時に場合によって目立つのです。
ピンクはメタリックカラーなので、これだけ濃いめの色に塗ります。
虹は、昨年末の展覧会で入れてくれというリクエストがあって、1点だけ入れたのですが、あまりにマッチしてるので、以後制作するものはすべて虹を入れています。
まあ、わたしもその時間に飲んで帰ることがありますが。
あ、ありゃ、虹じゃなく、2時か・・・なんて、ウフッ♪
なまけ蛙くんたちはみな、共通して「福寿海無量」という禅語をファミリーネームに入れました。