明治維新とフランス革命

赤坂山ね家、金目鯛の兜煮です。これは絶品!

昨日からの続き、連載3回目になりますが、明治維新とフランス革命について考えてみたいと思います。

明治維新というのは、政権のドラスティックな転換という点においては、遠くはフランス革命に流れをおいていると考えられましょうが、ひとつ根本的に違う面があります。

フランス革命をはじめ、ロシア革命などが、王制を倒して新政権を樹立したにたいして、わが国の明治維新というのは、倒幕をはたして王政復古させたという点に、根本的、決定的な違いがあるということです。
(この場合、あえて天皇家を『王』と表記)


こちらは赤坂の韓国料理店・古家庵(こかあん)のチゲ定食。わたしの知る中で、赤坂でいちばん美味しいコリアンレストランです。

昨日も申し上げた通り、キリスト教を信奉する欧米諸国において、王の存在というのは「神に選ばれた存在」であります。

つまりフランス革命は、神の手による社会から、人間による社会へと変わられた革命と言うことができると思います。

ところがわが国の明治維新というのは、徳川幕府という「家」の支配による社会から、天皇家という「神」の子孫を中心にした社会へと変えた革命だと考えられます。

もちろん、西洋の唯一絶対神と、日本の八百万の神とを安易に比較することはできませんが、シンプルに考えれば・・・

フランス革命 = 神(王)を中心にした社会   → 人間中心の社会
明治維新   = 徳川家を中心にした社会 → 神(天皇家)を中心にした社会

という構図で見ることができ、これだけ見ると同じ政権の転換とは言っても、やってることは真逆ということになります。

ここで天皇家を「神」というと、知らずに反発する人もいるでしょうから、注釈を加えておきますと、「絶対神」が存在のすべてである西洋に比べて、日本神道では人も「神」になることができます(日本語の『神』と”GOD”は違います)。

そして天皇家というのは、古事記や日本書紀に記載されてることに準じれば、八百万の神々の末裔ですから、天皇家=神々の末裔ということが言えるのです。

先日のブログでは店を閉めると書いた赤坂のインド料理店ゴータマ。あれからどうなったかというと・・・実はまだ営業してるそうです。さすがはインド!

フランス革命によって生まれた民主主義が衆愚政治を生み出したように、未だにきちんと機能されているとはいえませんが、西洋文明と日本古来の文明のハイブリッドである、わが国のシステムも、そんな意味でさまざまな問題を抱えています。

ただ、八百万の神の国である日本国は、善くも悪くも、あまり思想的&宗教的な矛盾を疑問に感じません。

そのあたりが経済的なこと、技術的なことで世界的に成功を収めてきた理由なのでしょう。

しかしながら、たとえば「一票の格差」を問題にしているのを見ると、なんとも民主主義の未成熟さを感じるばかりかな。

何を問題にしてるのか根本的なことを考えておらず、ただ数字の上の平等にこだわったこの判決と報道・・・これらはフランス革命後の議会で、左側に座った人たちの末裔なんだなと実感いたします。

明治維新とフランス革命” への5件のコメント

  1. ちちちち。
    中世ヨーロッパは神が支配していたのではありません。神の権威を笠に着た二つの権力、すなわち王権と教会が支配していました。
    イエスが死んだ時点ではユダヤ人のカルト宗教に過ぎなかったキリスト教がヨーロッパを支配するようになったのは、一神教というものが、王権にとって利用しやすいからです。ローマはいったんは迫害していたキリスト教をやがて国教にしました。一神教は帝国にとって都合がいいからです。そうやって王権と教会は利用し利用されつつやってきたわけですね。
    翻って徳川時代というのは、要するに軍事独裁制です。多神教でしかも天皇制度という二重構造を考えついた日本ではどんぱち勝った人が権力を握るのは(そして権威は天皇家)自然なことでしたね。そして軍事独裁政権をひっくり返したのが明治維新で、首謀者がしょせん自分たちの利益のために起こした世直しだったので新政府と名乗りながら自分たちの身内で要職を固めたりしました。今の都道府県がてきとーに決められてそれに従って一票の格差ができてしまってるのもこのときの名残です。
    そして有事には、一神教の都合がいいので、天皇が神格化されていきましたね。私はそう見ています。
    多神教の方が自分の生活実感には近いんですけど、権力は一神教がお好き。

  2. 某県と某区は同じ人口。某県は選挙区が三つ、某区は一つ。つまり一票の格差を温存した方が、わけのわからん過剰な農業保護政策は続くでしょうし、自分の地方さえ潤えば国がどうなってもいいというムネオ的な声は通りますし、自由貿易協定などまかりならんということになります。目の前の小金のための無駄な公共事業やなんかもなかなか減りませんね。国の前に自分の地方の利益を考える人が多すぎてこの国はダメになったと思うので一票の格差は解消してほしいです。

  3. あ@花さん、おはようございます!

    昨日はありがとうございました。バス到着は20:17、あれから六本木のジムに行きました。
    楽しかったけど、さすがにバスに3時間ちょっとはうんざりですな。

    >神の権威を笠に着た二つの権力、すなわち王権と教会が支配していました。

    なるほど。
    中世ヨーロッパといい、徳川幕府といい、あ@花さんの意見は統治する側の現実的、実質的な論理だと思いました。
    統治されてる側は、そういった認識はないでしょうね。
    統治される側に関しては、はわたしの論理に近いのではないかと思います(するってえと、わしの論理は支配される側のリクツかい!)

    気づかれずに統治するのが鉄則ですので、統治する方、される方、そして後年の人間などによって立場で違いは出てくると思います。
    いずれにせよ、このあたりは現在勉強中。
    もう少し、学んでから再び記事にしたいと思います。

    >そして有事には、一神教の都合がいいので、天皇が神格化されていきましたね。

    原則、日本はどんな時代であっても多神教ではないかと思います。
    ただし強い神と弱い神が時代によって違うというのが、わたしの見方です。
    天皇家が神格化された時代は、天皇が強い神となるわけです。
    西洋やイスラムの激烈な一神教とは、異なるように思えます。

    >の前に自分の地方の利益を考える人が多すぎてこの国はダメになったと思うので一票の格差は解消してほしいです。

    この点に関しては完全にわたしの認識不足でした。
    ご意見、ありがとうございます。
    問題になってる「一票の格差」。
    再考が必要ですね、

    まとめられたら今日明日にでも記事にしようと思います!

  4. いろいろとお疲れ様です。

    >気づかれずに

    これ、肝ですよね。
    善意も悪意も、これ!?
    気づかれずにハッピーバースデーとか、
    気づかれずに一票の格差とか(?)、
    見抜かないと。(知らん振りも有りか?)
    古今東西、これですね。
    だからお花畑脳が楽でいいです。

  5. お頭さん、おはようございます!

    >これ、肝ですよね。

    胆です。
    レス書いて、じぶんで気づきました。

    >だからお花畑脳が楽でいいです。

    楽だけどイヤだな。

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