ネタバレ注意!
映画を見る人は読まないでください
記事とは真逆なお気楽な写真でスミマセン、こちらはいつもの赤坂山ね家です。丁度、ワカサギのような冬の時期の食べ納めと、カツオの叩きといった春の食材が入れ替わる時期なので、色々つまみ食いができました。この日は珍しい金目鯛の刺身です。
あれから2年、3月11日がやってきました。
あの日、居酒屋で飲んでたわたくしでしたが、まさかここまで未曽有の大災害とは思わずにおりました。
追悼の番組やイベントはさまざまなところで行われていますので、あえてわたしのブログでは違ったことを取り上げてみることにいたしましょう。
↓ で、ここからがネタバレ
で、なんでブログ記事のタイトルに「ダイハード・ラストデイ」が付くのかというと、この映画の後半クライマックス・・・ドンパチやる舞台というのが、なんとあのチェルノブイリ原発なのです。
ロシア人テロリストが狙うのは、チェルノブイリに隠されたウラン235。
それを横流ししてイランや北朝鮮に売ろうという設定で、ウラン235をめぐってマクラーレン親子とテロリスト親子が、マシンガンでドンパチやるわ、ヘリコプターを爆発させるわ・・・。
いや、正直言って、あまりの無神経さに見ちゃおれません。
爆破シーンや銃撃シーンがリアルで迫力満点なのも、余計にその無神経ぶりを際立たせています。
試写のあと宣伝部が記事を書くのを待ってもらったそうで、出来不出来以前の問題で、なるほどこれはパブリシティにとても書けません。
ハリウッド作品が「核」や「原発」を描く時の無神経さ、無知識ぶりは今更言うまでもありませんが、それにしても不思議なのは、反原発団体がなぜこの映画に抗議しないのかということです。
「原発残すのは罪だ」 大阪・中之島で1万1千人デモ
本来なら哀悼の意をあらわすべきこの日にデモとは・・・。
反原発は個人の意志ですし、それを主張するのは民主主義の社会では保証されないといけませんが、これらを見ると反原発の中心になっている人間というのは、実は原発などどうでも良いのではないかという気さえいたします。
わが国からエネルギー供給を奪い、国力を削ごうという意図でもあるのかと疑ってしまうのはうがち過ぎでしょうか。
ともかくも映画は迫力満点ですが、正直言って日本人としてオススメできません。
福島でもこの映画、公開されてるのだろうけど、見た人はどんな感想を抱いたのでしょう。
この映画・・・メジャーなだけに、これは抗議する対象だと思うのですがねえ。
映画の日に1000円で見た作品ですが、ひたすら空しい疲労感のみが残った次第です。
ともかくも今年もあの3.11がやってきました。
震災で亡くなれた方々に哀悼の意を表し、ご冥福を心よりお祈りいたします。
合掌。
また、東北復興が一日でも早くなされますように。
>実は原発などどうでも良いのではないかという気さえいたします。
兎に角日本を攪乱する、それですね。
なので我らも、諏訪鎌倉、ツーと言えばカー、
と早合点しないようにしましょう。
お頭さん、おはようございます!
>兎に角日本を攪乱する、それですね。
マスコミも含めて、意図がようわからんことがありますが、そういうことなんでしょうね。
聖書のマタイ福音書だかに「右手のやってることを左手が知らない」という言葉があるそうですが、まさにそんな感じなんでしょう。
こんばんは。初めまして。まんぷくと申します。私はアクション映画が大好きです。このダイ・ハードシリーズも大好きです。このラスト・デイの予告編を見たところとても面白そうだったので期待に期待をして観に行ったのです。
その結果、ものすごくガッカリさせられましたよ・・・。この作品はただ主人公とその息子が暴れてるのを見せてるだけにしか思えなかったです。敵は空気キャラに成り下がって(装甲車や武装ヘリを持った強大そうな軍団だったのに個性を持った人物がほぼ皆無でしかも弱すぎる。ラスボスでさえも魅力が薄すぎるという有様だったし・・・)いた上、ご都合主義の嵐のストーリーというヒドさ。もう、つくづくガッカリせざるを得ません。
それで、本作で何と言っても一番ひどいのがやはり放射能の扱いですよね。放射能を中和するという夢のようなアイテムがいとも簡単に登場する、しかし主人公たちは防護服も敵軍団の使った夢のアイテムもいらないというとんでもなさ・・・。ほんとうにそうだったら苦労はしませんよ。製作者たちは放射能をなんだと思っているのでしょうね・・・。
3.11後の日本でこの内容は本当に見るに忍びない内容でしょう。でも、その3.11後の現在でも迷作「2012」をワイワイ楽しんで観ている人がいるから気にしない人はしないのかな・・・(このダイ・ハード ラスト・デイを評価している人もいますし)。
これを見ていると、結局東日本大震災も原発事故も被災者以外の人々にとっては他人事に過ぎないのかな・・・と思ってしまいます。
まんぷくさん、ようこそ! はじめまして
ご同意ありがとうございます。
ハリウッド映画というのは、伝統的にというか、核兵器に大変無神経でして、なにもこのラスト・デイに限ったことではありません。
トラボルタ主演のブロークン・アローなどは実際に核が爆発しますし、TVシリーズ「24」でも、アメリカ国内で核兵器が使用されるなんて場面があります。
明日は広島原爆投下の日ですが、米国は未だに原爆投下は戦争集結に必要だったと主張して教科書にも書いてます。
核を用いたらどうなるかというのは、アメリカでは教育が浸透されてないんでしょうね。
現在、広島にはオリバー・ストーン監督が訪れていて、多分、何らかの映画にする意図があって来ているのでしょう。ストーン監督作品はあまり好きではないのですが、あれだけの大物が広島に来るというのは意義が大きいですし、いくらなんでもラスト・デイみたいな作品は作らないでしょう。
ともかくもハリウッド映画で「核弾頭爆発」なんて映画にロクなものはありません。
またどうぞお越しやす。