友だちいないと不安だ症候群


先日、NHKで「友だちいないと不安だ症候群」の番組をやっていました。
学食でひとりでご飯を食べてる姿を見られるのが嫌で、トイレで飯を食べてるという。

いや~。気の毒ではありますが、これは実に危ない。実に危険だ。
どこが危ないのかと言えば、こういう人たちは、白いものでもまわりが”黒”と言いだせば、
「黒」と言い出してしまうことです。
当然、多様性の価値なんて認められなくなる。
自分と違う意見が許せなくなる。

教育の世界というのは、日教組をはじめとしてなぜか左よりの人が強い。
それはそれで一つの価値観ではありますが、
「人はみな同じ」「どの友だちとも仲良くしましょう」といった、
人間の本質に即してないお題目を、教育に盛り込むのは甚だ感心しません。

また「人はみな同じ」と言いながら、「個性を尊重しましょう」とは意味がわからん。
本当に個性を尊重させたいなら、「人と違ったことをやりましょう」と教育すべきだ。

こういう時代に突入した今、起こっているのが民主主義の”衆愚政治”化でしょう。
民主主義はまともな判断のできる人が集まっていれば理想的だけど、
「人がやってるから」という判断で舵取りをすれば、進路は奈落にまっしぐらです。

もっとも、さすがに政治家の先生に「人と同じでないと不安になる」人はいないようで、
逆に自民党など、意見が違うといって分裂を起こしている。
これはこれで困ったものでありますが・・・。

写真は赤坂・バンコク酒場のビュッフェ。
前の日はトンカツ、次の日はビュッフェをいただいたら、
体重が1kgも増えてしまいました。おおお!

友だちいないと不安だ症候群” への6件のコメント

  1. 一人で昼食
    その番組は見ませんでしたが、これ 数年前にも話題になりましたね。一人でお弁当を食べるのが嫌で 不登校や出社できなくになるとか…。私の学生の頃は一人で弁当どころか、一人で早弁でしたが(笑)
    )
    政治は正直よくわからないけど「民主主義の衆愚政治化」っていうのは、そうかもしれないなと思いました。

    我が子が不登校になって、色んな物を見たり経験しました。(アチャール君ほど過酷ではないけれど) たぶん我が子にとって あの集団から外れ【一人になる】ということは凄い恐怖だったように思います。そして、外れてしまった我が子に私も信じられないくらいの戸惑いがあり、自分の有り様にまずビックリしました。なんだ?この自分。これが多分 「皆一緒に」の呪縛だったかなと。
    孤立した我が子が 社会へ戻り人と交ざりあいながら「自分は自分」と思えるようになる過程は、愚かな私の育てなおしだったように思います。
    一度 突き落とされなければ 分からないなんて情けない。

    で、また話が戻ると、政治家さん目立ちたがりで一番でなければ……あ~そうですよね…
    けど政治は 私みたいにこっぱみじんになってはいけないので、 一番になりたい人が多い中、やっぱり軸のしっかりした安定感がほしいしな。無数の細い軸じゃ何だか不安。

  2. ひとり学食
    その番組、見ました。

    今の若者、よく分かりません。

    私の大学時代も、昼飯はみんなと一緒に
    食べることが多かったですが、
    席が別だったり、ひとりだったりとか、
    全くに気にしませんでした。

    世の中では「おひとりさま」がもてはやされてますが、
    この日本、どこに行こうとしているのでしょうか…。

    やはりケータイやネットのみでのコミュニケーションは、
    人格の形成に大きな影響を持っているのでは。

    あとは、「教育」。これですね。

    正直、アナログ世代で良かったと思います。

  3. アルマイトのお弁当
    いっちゃん、おはようございます。

    あーそういえば、私の世代でも早弁よくいたしました。授業中弁当を食べて、アルマイトのフタを落として先生にエラい起こられたことがありました。
    感心できることじゃないけど、その方が健全かなと思う。

    ところでいっちゃん、お子さんのことでは色々あったのですね。でも、ツイッターの方で書き込んでるお話を読むかぎりでは、それも良い方向へ向ってるように思えます。
    大地くんの例もあるし、急がずゆっくり歩いていけばよいのではないでしょうか。
    応援してますよ!

  4. 感心できることではありませんが
    大江戸さん、おはようございます。

    大江戸さんや私の時代は、高校生が雀荘に入り浸って平気な時代でしたね(もっとも私はバクチは一切しませんでしたが)。
    雀荘や居酒屋に先生のガサ入れがあって、それなりに面白い時代でした。
    まー、それこそ感心できることではありませんが、若者はムチャクチャやってなんぼみたいなところがありました。
    今思うと、その方が健全かなと思うこともありますね。

    もっとも、テレビでやってるような、一人飯ができない若者。私のまわりにいないみたいで、一部を切り取って放送しているのか、それとも知らないところで多いのか、判断はつきかねるところです。

  5. 孤立と孤独と
    大都会(人工)の中での孤立、これって恐怖、でしょうか?
    大自然の中での孤独、安らぎも在ります。
    双子以上は別として、
    人は一人で生まれてきて、(母も父も居るけど、)
    やがてまた、一人で遠いところに帰って(?)いく。
    その辺、近代人類は忘れかけているから、
    そんな御題が問題として在るのでしょうか。

    >また「人はみな同じ」と言いながら、「個性を尊重しましょう」とは意味がわからん。
    >本当に個性を尊重させたいなら、「人と違ったことをやりましょう」と教育すべきだ。

    まったく仰せのとおりですが、
    ええっとぉ、特に違ったことさせなくても、
    自然にやらせておけば、違っちゃうかな。

  6. わははは
    >特に違ったことさせなくても、
    >自然にやらせておけば、違っちゃうかな。

    わはは、お頭さん。こいつは一本やられた!
    まったく仰せの通りですな~。

    個性の発見というのは、望遠鏡の天体観測が最初なんて話を聞いたことがあります。同じ観測にしても、人によって観測の仕方が文字通り十人十色だったことから、人には個性というものがあることがわかったんだとか。
    ほんとかどうかは知りません。ウラとってないんで。

    でも、違いなんて自然に湧き出るもんですよね。
    なのに人と同じでいたいなんて、なんか変

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