グルダのベートーベン

中国の護衛艦へのレーダー照射について書こうと思いましたが、よくわからない上に考えがまとまらないので、とりあえず本日は久しぶりにアートの話題です。

といっても、個人的な趣味の話ですが。

写真のこちら、2000年に亡くなったオーストラリアのピアニスト、フリードリヒ・グルダのベートーベンのピアノソナタ&協奏曲全集。年明けから毎日のようにヘビロテして聴いている、最近のお気に入りです。

鍵盤楽器の新約聖書と呼ばれる、ベートーベンのピアノソナタ32曲(旧約聖書はバッハの平均律クラーヴィアだそうです)とピアノコンチェルト5曲がすべて網羅されていて、12枚組で3000円前後というボックス盤。

中高生のおこずかいで、当時1枚2500円もするLPレコードを12枚も購入しなければならなかった時代から考えると夢のような話ですが、新しくCDを出す演奏家は大変だな〜。

そう思いつつ密林でポチってしまう。
最近ではチェルビダッケのブルックナー以上のマイヒットのボックス盤です。

特に毎朝のようにヘビロテしてるのが、ピアノコンチェルトの4番。

この曲の気高さと透明感が、グルダのモダンな音にピッタリくるのですね。
グルダは生前、ジャズも弾く異色ピアニストに思われてましたが、今聴いても、新しい響きを見出せる名盤です。

ベートーベンのピアノソナタ全集。

独立したての時、なけなしのお金をはたいてブレンデルの若い時に弾いた全集をずっと聴いていた覚えがあります。

ブレンデルはブレンデルで良かったし、ベートーベンのピアノソナタが新しい何かをさせようと意欲をかき立てることは間違いありませんが、最近になってこの大ピアニストが自分の嗜好に合わないことがわかってきました。

今年はグルダのベートーベンで再挑戦です!
(何を再挑戦だって? それはまだナイショです椀♫)

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