昨日は待ちに待った大相撲初場所の初日。

このブログの読者でもリアルで見に行った人は多かったようで、
ツイッター相撲部は多いににぎわっておりました。

稀勢の里、琴奨菊という２人の日本人大関が誕生ということもあってか、
ガラガラだった九州場所とは打ってかわり、１年ぶりの満員御礼♪
大相撲ファンとしては嬉しいかぎりでございます。

もっとも九州場所でも日本人大関は誕生していたんですが、
この大入りはひとえに大関稀勢の里を見ようと集まったファンに違いありません。

（しうへいさんは九州は琴奨菊、関東は稀勢の里なんて言ってましたがねえ。
　入りの違いを見てから言ってるのかね、キミは？）

ただ、ナショナリストなわたくしではございますが、
こと大相撲に関して言うと、日本人力士がどうこうというのは、そんなにこだわりはありません。

そもそもツイッター相撲部にいるようなディープな相撲ファンは、見たいのは良い相撲であって、
あんまり日本人力士とか、外国人力士とかにこだわらない人が多いようです。

今回、栃東の優勝額が外されることで、国技館の優勝額から日本人力士がいなくなるとか、
NHKの実況でもニュースでも「日本人力士の優勝を」「日本人横綱の誕生」
などとしきりに申しておりました。

そんな日本人力士にこだわるくらいなら、
大河ドラマで「天皇家」を「王家」と詐称して放送するのは、おやめなさいと思いますが、
（この件に関してはまた後日）
何より現在の大相撲は外国人力士なしでは成立しないわけであります。

あまり日本人力士、日本人力士と連呼するのは、
震災でも逃げずにチャリティに奔走してくれた外国人力士たちに失礼じゃないかと思いますし、
遠い国から飛び込んできて、言葉もわからないうちから辛い修行を積んで出世し、
日本の大相撲に貢献してくれる外国人力士には、
反対に感謝の言葉があってしかるべきではないかと思うのですが、如何でありましょうか。

だからこそ１０年も辛抱してお関取に出世した隆の山に惜しみない声援が送られるわけでして。

それはともかくとして、われらが稀勢の里の相撲は満足の内容でした。
先場所苦杯をなめさせられた豪栄道に、一度はいなされるものの、
慌てずに体勢を戻して、何もさせない突き押しで一気に押し出し。

これはもう横綱相撲ですね～♪

私は絵描きなんで先場所予想したように顔を見ますけど、
きせの顔が童子顔だった顔から如来顔になったのは先に申し上げた通りなんですが、
それよりも何よりも、北の湖の全盛期の顔に似てきているのが期待の持てるところでしょう。

実力はまだ北の湖に及びませんが伸びしろがあるし、人気は稀勢の里の方がはるかに高い。
（若い世代の方に注釈しておきますと、横綱北の湖は強すぎて憎まれた力士です）。

（関係ありませんが、琴欧洲は貴乃花の父、先代の貴ノ花こと二子山親方に似てきてます）。

先場所、やってくれると予想して当たったので、調子に乗ってもう一丁。

稀勢の里、今年は一気に横綱だあ♪

写真は昨年末の稽古総見の稀勢の里の後ろ姿（左は鶴竜）。
横綱よりあとに土俵に入ってきて、相変わらずKYな力士ですが、
立ち姿がきれいですね～。