昨日からの続きですが、今日は管理人の関屋さん(仮名)の話です。
わが時計坂マンション(仮称)は、私が越してから管理人が関屋さんで3人めになります。
1人目は高齢で目がほとんど見えない男性で、
2人目はマンションの住民で、住民の悪口や噂をそこらでかきたてる女性でした。
3人目の関屋さんは、管理会社から派遣されてきた人で、その中でダントツに良い人材で、
わがマンションに来てから5年くらいになりましょうか。
ただ、やはり年数が経つとそれなりに困った面も出てくることはたしかでして、
以前はあまり気にしていなかったのですが、
やはり「リジチョー」という立場になると、住民の方々から色々な話が耳に入ってきます。
関屋さんの一番良いところは、とにかく真面目に仕事をこなすことなのですが、
一番困ったところが、実はその真面目すぎるところなのであります。
管理人の一番重要な任務というのは、みなさま周知のようにゴミの分別ですが、
関屋さん、実はゴミ奉行みたいな人でして、
分別されてないゴミを見つけては、
張り紙をしてマンションの玄関先に、さらし首状態のゴミを置くのです。
「このゴミはプラスチックごみではなく、不燃ゴミです。
不燃ゴミの場所に捨ててください」
「このゴミは不燃ゴミではなく、粗大ゴミです。
01-6☆0☆ー1234まで連絡するか、企業ゴミとして回収してもらってください」
関屋さん曰く、
「赤坂というから、もっとみんなルールを守る人が住んでいると思ってたけどね~」
じまんじゃないですが、私はキチンとゴミは分けて出す方なので、
そんな話も最近までは、フンフン言いながら聞いているだけだったのですが、
理事長になってから、
「ゴミをいつまでもマンションの入り口に置いておいてみっともない」
というクレームをいくつも頂だくようになった次第です。
また、先日は宅配ボックスにいつまでも入っている荷物を、
勝手に捨てられたというクレームが耳に入り、それも調査しました。
(結果、捨ててないそうなんですが)。
で、それらを3ヶ月ほど前の理事会で管理会社の担当に申し上げた次ところ、
変な張り紙はしばらくなくなったけど、また最近復活しまじめました。
関屋さんの場合、真面目な人が陥りやすい「管理原理主義」にハマってしまったのですね。
つまり、管理人の仕事というのは、本来住民の快適な暮らしを維持することなのですが、
それがだんだんルールの番人になってしまうという現象です。
時計坂マンションでは、たいがいのマンションと一緒でゴミボックスみたいな収納所があります。
ゴミボックスには「このゴミは不燃ゴミです」などと書いた関屋さんの張り紙が、
いくつもベタべた貼ってあるので、
「紙を貼る手間があったら、こっち捨てりゃいいじゃねえか」と、
そのゴミを目障りとばかりに、不燃ゴミ用の箱にに入れておいたところ、
翌日またもとの位置に戻されてました。
こうなると真面目さも善し悪しです、
再度、注意せんとイカンだろうけど、いちいち言うのってめんどくさいよなあ。
画像は昨年、四谷の某私大教授の依頼で制作したポスターです。
イラストはもちろん私のものですが、デザインとレイアウトもいたしました。
こんな仕事もしております。
契約社会≒監視社会??
賃貸借(?)契約書には、その辺、どう認めてありましょうか?
昔の性善説契約書だと無いでしょう?
リジチョーのごみのお悩みは限りなく普遍なのであります。
各所のマンション、集合住宅、事務所飲食ビルでも、
実に頻発している大問題なのです。
そこに異国人の皆さんも絡んで、言語の理解度に端を発し、
文化文明慣習程度の違いがすんごいスパイスとして、
止(とど)めを刺しています。
落ち着くまで、関西の暴れん坊じゃないですが、
独裁的に誰かが仕切らないと、ダメでしょうね。
アッシの所は、皆様から賃料をいただいとりますが、
ごみと防火防災防犯に関しては、
アッシが神様(>独裁者)ですから、有無を言わせません!
とお客様に最初に申しております。
でも、先は永い、っていうか、個々人のレベルとラベルに由(よ)りますので、
完全解決はありません。
自慢で恐縮ですが、
その昔、区議会議員だった方に、
多国言語でごみ処置仕方チラシを作り配れ!
で、実行した一瞬は成果を見ましたが、
不継続と敵(?)の入れ替えで元の木阿弥と成りました。
ごみ問題は、監視社会にしないと解決しませんが、
監視社会を嫌がる方も居るでしょうから、
とても困難な問題です。
でも、性善説は当分辞書に目隠しシールを貼っといて下さい!!!
因みに、赤坂通り全般に、監視カメラが設置されますので、
皆さん、今年からは(も)正しい社会人を演出して下さい。
訂正、だけど
>不継続と敵(?)の入れ替えで元の木阿弥と成りました。
不継続は間違いです。
港区のごみパンフレットは、
多言語表記が当たり前に行われております。
日本語、英語、韓国語、中国語。
あれっ、今実物観たら、英語までだなあ、
どーしちゃったんだろうか???
問題はその次々なのになあ???
火曜日に訊いてみようっと。
おしさし!
理事関係は我が家も3年連続でやりました。
その間大規模修繕やら、東側に日照を遮るワンルーム建設問題やら震災やら。
こってりと脂ぎった3年間でした。
特にワンルームマンション建設問題は
ちょっとした法律問題、建築設計の勉強、自治体への問い合わせ、
全住民アンケート作成およびその取りまとめ、
それを叩き台にデベロッパー、設計士との交渉…
いつの間にか私ともう一人のアラフィフ、アラ還暦女子二人が中心に
良く動いて下さる男性方に実働部隊となって頂き、まあ交渉した甲斐はあったなあ…それなりに。
脳出血で倒れた3分の2以上の原因は、これであります、たぶん。
聖路加のUCC治療室でもiphone片手に雑用を
9名の対策委員にメール一斉送信してたりして。
バカじゃないだろうか、私。
というわけで、その手のお仕事の極意は
「常識の範囲内で誠意を尽くせば」良い、ということかな。
必要以上にハマってしまうと本当に倒れます。
でもまあ仲間も作ると楽しいですよ。
本年もどうぞよろしく。
ご苦労様です。
おはようございます。
マンション管理士という資格があるようで、共同住宅の管理・調整はとっても大変な仕事だと思います。本当にご苦労様です。
我が家の目の前のマンションはバルコニーに洗濯物を干さないのが入居条件らしいです。よって大型乾燥機が脱衣室(洗濯室)についているようです。
カモッラ
お頭さん、おはようございます!
そーいえば、建物の管理はお頭さんの専門、
ちゅうか本職でしたね。
その中でもゴミ管理は重要な任務。
ゴミというか、昔から産業廃棄物はヤクザがからむ商売らしいですが、
ナポリではカモッラというマフィアがゴミを仕切っていたんで、
いざこざがあったときに町がゴミだらけになったそうですね。
ゴミで殺されたらかなわんということで、
住民も警察も下手に手を出さなかったんだとか。
まあ、それに比べたらマンションのゴミ問題なんてかわいいもんですが、
トラブルはトラブル。
そもそも分別はめんどうだし、すぐにコロコロ変わるので、
今までのシステムは何だったんだと思うこともしばしばです。
Unknown
かなこさん、おはようございます!
>聖路加のUCC治療室でもiphone片手に雑用を
うわ!
そらすごいですな。
そこまでやるとはご立派です。
私はブログに勝手なことを書いてるだけでして、
ご苦労様と言われるほど大したことはやってません。
マンションで加入している合人社という管理会社は、
ダイヤモンド誌が掲載した管理会社ランキング上位にも入っており、
社員にとっては人使いの荒い会社みたいですが、住民にとっては便利な会社でして、なかなかよくやってくれてます。
ただ、住民どうしの話にはどうしても入れないので、
そのあたりがめんどうなとこでしょうか。
管理人の関屋さんについては、来週の理事会で言う予定です。
よくやってくれてるので、注意するくらいに止めておかないと。
布団がフットンだ♪
正ちゃん帽さん、おはようございます!
>我が家の目の前のマンションはバルコニーに洗濯物を干さないのが入居条件らしいです。
それって、何のためのバルコニーかわかりませんね。
アメリカはあんなに広いのに、洗濯物は中で干す習慣があるそうですが。
わが時計坂マンションは、選択物はオーケーですが、
布団は屋上で干すルールです。
隣に住む紅花ばあさんは、屋上まで布団を持っていけないので、
中庭の日当りの良くないところに布団を置いています。