昨日、お頭さんからのコメントがありまして、その続きです。
正しく言うと「ニンゲンはアニマルに入らない」と言われたお話ですね。
以前、あまりモノにならなかった英会話をしていた時のこと。
レッスンで”人間は~する動物である”という意味で”animal”という単語を使ったところ、
(まあ、その思考回路こそジャパニーズ・イングリッシュの典型なのですが)
ネイティブの先生から「英語ではニンゲンにanimalという単語はゼッタイ使わない」と言われ、
びっくりしたことがありました。
彼女曰く、その際にはcreatureかliving beingを使うそうで、
animalという単語の範疇に、ニンゲンは入らないというのですわ。
その女性は日本が好きでやってきた人なので、
当然いわゆる差別意識のない(むしろそれを嫌う)人だったのですが・・・
お頭さんがご指摘するように、animalという英単語自体に、
human being ≠ animalという意味が含まれているのなら、これは根が深い。
なにせ単語の中に「我らこそ選ばれし民」という遺伝子が組み込まれているんですからね~。
神は自分の姿に似せてアダムとイヴを創ったという旧約聖書の教えは、
ユダヤ教の選民思想から来ているのでしょうが、
これは彼らの譲れない一線なんだと思います。
人間と動物の間には厳格な線引きがある。
さらに言えば、ユダヤ教とは選ばれし民・ユダヤ人と、
それ以外の人間に厳格な線引きがなされた宗教です。
きっと欧米の文化は、その遺伝子を引き継いでいるんでしょうね。
面白いことに、キリスト教とルーツを同じにするイスラム教の方が、
実はもっと寛容で、そういった差別意識はありません(一部、原理主義は除く)。
彼らは私たちに「ブタを食うな」とは言わないしね。
「人間が猿から進化した」というダーウィンの説に物凄い反発があったのは、
神に似せて創られた我らの祖先が「猿」だったなどとは、
とうてい受け入れられなかったからなのでしょう。
(ちなみにヨーロッパもアメリカも猿が住んでないそうです。それも一因かな)。
画像は本日の東京新聞の一面です。
いや~、さすがは中国。虎を育てて、漢方の材料として骨を売ってるとは知らなかった。
まあ、クジラも同じことですね。
なんだか、恐縮です
マスオさんに、御意です。
>「人間が猿から進化した」というダーウィンの説に物凄い反発があったのは、
>神に似せて創られた我らの祖先が「猿」だったなどとは、
>とうてい受け入れられなかったからなのでしょう。
アメリカ合衆国の複数の州、地域(?)の生物の教科書には、
ダーウィンの文字が無いんですよね。
トーゼン、進化論は無い。
世界を制覇しているそうした人々と、然し、付き合わなければ為らない。
敢えて敵対しなくてもいいけど、それで済むならそうしたいです、
が、いずれにしても、確固とした覚悟を持ってないと、
やがて、我々は乾き餓えるでしょうね。
どーすっかなー、鯨、ちょっと好きくないんです。
教科書は事実より、国の方針が大切
ふーむ。米国の一部の教科書にはダーウィンも進化論もなしですか・・・。
きっとプロテスタントの団体が許さないんでしょうな。
そーいえば、わりと最近バチカンが地動説を認めたそうですが、
まさに天動説を地でいく人たちに違いありません。
もっとも、ダーウィンを教科書に載せないといっても、それは単なる「無視」ですから、
存在の疑われる「南京大虐殺」を自国の教科書に載せてしまう国もどうかと思います。
関係ありませんが、最近ようやく坂本龍馬が教科書に載るようになったそうですね。
今日は龍馬伝の話を書きます。