浅田真央・金メダルへ~ラフマニノフの「鐘」


昨日は龍馬伝を見たあと、
「浅田真央・金メダルへ独占!」という番組を続けて見てしまいました。
バンクーバーがはじまる前は、まったく関心なかったくせにね~。

最初に浅田選手がラフマニノフの「鐘」を聴いた時は、正直「え?」と思いました。
ラフマニノフなら、もっと華やかで美しいメロディーの音楽があるだろうに、
わざわざ一番ぶ厚く重苦しいものを持ってくることはないだろう・・・
なんて素人のくせに、生意気なこと思ったりして。
(ラフマニノフの”鐘”にはピアノ曲と合唱曲がありますが、こちらは前者の方です)。
昨日の番組を見て、その気持ちは少し解消されましたが、いかにもキム・ヨナ選手の007とは対照的。
ジャンプは浅田選手ですが、キム・ヨナ選手の表現力はすごいですね。
うーん、大丈夫かな?

サッカーでも野球でも日韓戦は燃えますが、やっぱり真央ちゃんには勝ってほしいぞ。
おじさんは必勝を願うばかりです。

ラフマニノフの「鐘」は、ロシア出身のタチアナ・コーチの選曲だそうですが、
ロシアという国は、世界で唯一モーツァルトの人気がイマイチな国だそうです。
モーツアルトの軽妙さより、彼らはぶ厚いものを選ぶんでしょうね。

余談ながら、ラフマニノフは先日の辻井伸行さんのコンクール優勝もあって、
日本でも大人気ですが、ほかにもラフマニノフ好きな国民にアメリカ人があげられます。
ラフマニノフという作曲家は音色は華麗で流麗ながら、
メロディーは泥臭く土臭い。
そこがアメリカ人の心に響くのかもしれません。

ほかにも、イタリア人はなかなかのチャイコフスキー好き。
本国ロシアで、チャイコフスキーはベートーベン以上の存在ですが、
この人の音楽が南国イタリアで好まれるというのも、面白いことだと思います。
(ま、個人的な感想ですけどね)。

写真は先日、たまたま入手した国産ワインを入れて作ったミートソースのブッカティーニです。
某大手ワインメーカーが「無農薬葡萄使用」と銘打った品ですが(本当だろうけど)、
よくラベルを見ると輸入した葡萄ジュースを発酵させたもの。
甘口ワイン好きの私ですが、この甘さはいけません。
山形の武田ワイナリーを見学した時は、国産ワインもここまで進歩したかと思いましたが、
大手がこれでは、日本のワインもまだまだですな~。
豚挽肉にタマネギ、ニンジン、セロリ、ニンニクを炒め、ほぼ1本ワインを入れて煮込みました。
自分で作るボロネーゼはおいしいです。

浅田真央・金メダルへ~ラフマニノフの「鐘」” への8件のコメント

  1. Unknown
    浅田真央選手がラフマニノフの曲で
    滑っているのを見たとき
    あ~残念な選曲と思いました。
    だってあの重苦しい曲は浅田選手に合っていませんから。

    コーチのタチアナさんの趣味だと推察しましたが、
    マスオさんの記事で納得しました。
    ロシア人はラフマニノフ好き。

    私はラフマニノフの曲は元気な時以外は
    聴いていると気が滅入ってしまいます。
    気が滅入る曲を選んだ浅田選手が心配。
    キム・ヨナに負けちゃう・・・

  2. ひゃ~!
    ひゃ~、すずめさん。言っちゃいましたね~!
    実は私、ほとんどすずめさんと同意見だったんですが、
    言ったらイカンかなと思っていたんです。
    でも、さすがはすずめさん。
    やはりホントのことを言った方が良いでしょうね。

    ラフマニノフですが、実は私も天気の良い昼間は聴きません。好きな作曲家ではあるのですが、やっぱり気がめいるからです。
    実際、ピアノ協奏曲の2番なんて鬱病から立ち直った時に書いた作品でもありますから。
    一時、浅田選手の不振も、このメランコリックな音楽にあったのか。
    でも彼女なら、やってくれる気がしますけど。

    今、山崎豊子の「不毛地帯」を読みはじめましたが、
    シベリアの場面を読む時に、ラフマニノフをかけてますが、
    いや~、実によく合いますね。

  3. スポーツ後進国 日本
    こんにちわ。
    本日の朝日新聞夕刊に、このタイトルがスベッテいました。
    メダリスト清水宏保が書いています。
    「~韓国ではもし、メダルを取れば、
    ほぼ生涯が保証される~」
    とあります。
    これは本当です。
    アッシはその昔、羽毛球を本格で遣っていたのですが、
    この競技も同等の保証が有ると聞きました。
    かなりの数の競技種目で隣国はそうなのです。
    官民タッグで勝負に臨む。
    翻って我が国は、かなーりショボイ。
    仕分けでスポーツ予算は減額。
    彼の国は生涯賃「金」保証、
    我が国は、まあ、その場の名誉としての「金」メダルのみ。
    (最近は蚊蜻蛉の涙位の賞金もですか?)
    自ずと勝敗は決まりますね。
    でも、MAOちゃん頑張れよ。

  4. 真央ちゃん、どうかな・・・?
    そうですね、お頭さん。
    選手はお金がかかろうと、かかるまいと、
    全力でやるでしょうけど、
    受け取る報酬は高いに越したことはありません。

    ただ今日見た記事によると、
    ノルウェーは報償金が少ないとか、
    欧米でウインタースポーツの盛んな国でも
    必ずしも稼げるわけではないようです。

    日本の場合、国がお金を出してくれるのは有難いけど、
    そのスポーツを理解しない役人さんが、
    余計な口出しをしてかき回されても困るかな~
    なんて思ったりもしますしね。
    国母選手の例を見ても(まあ彼がわるいのですが)、
    税金で出てるってことで、かなり激しくバッシングされてましたしね~(まあ当然ですが)。
    ともかくも、メダルを取らんと盛り上がりません。
    あとは真央ちゃんに期待するしかありません。

  5. 動画画像静止画像
    MURMUR別館 南元彦 ちえのちえぶくろこの3つのブログで動画画像静止画像で両選手の技術の美しさを検証してます。興味深かった。
    オススメですよ。

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