昨日のブログの続きです。
堀江貴文さんのブログに書いてある服装原理主義を読んで、何か違和感を感じていたのですが、
ふと「なるほど、だからこの人は一線を超えちゃったんだな」と思いました。
この人のブログ。読んでいて面白いし、才能があるのはわかるんだけど、
何かにつけ違和感があったのは、この点に尽きるかもしれません。
つまり「ルール違反にあまり抵抗を感じないタイプ」なのかもしれません。
ちょっと古くはテニスのマッケンロー、NBAのデニス・ロッドマン、最近の朝青龍など、
才能があって面白い選手なのに、
素行に問題のあるトラブルメーカーは過去にもいっぱいおりました。
こういう人たちって、何かと話題性があるからマスコミも面白がって報道するけど、
細かいところで、しょっちゅうルール違反すれすれのことをしてるし、
たまーに反則レッドカードを通り越し、法に触れるようなことを犯すことも少なくない。
彼らの天才的プレーは誰にも真似できないけど、
ガッツポーズや暴言は簡単に真似できるから、そこも問題なんですよね。
よく「常識を破れ」なんて言うけど、
破るべき常識が、どんな常識なのかわかってないと意味がありません。
歴史上の偉人の行動が、常人から奇異に見えるのは、
大まじめにヘンなことをしてるからです。
ノーベル化学賞をとった下村先生が家族でクラゲをとりまくってる様子は、
知らない人が見たら、異様な光景に違いありません。
でも下村先生の行動にはキチンとした理由と必然性があるわけで、
ただ非常識な行動をするのは、迷惑以外何ものでもありません。
とはいえ、私自身は偉人でも天才でもないくせに、打ち合わせにスーツを着ていったことがなく、
滅多にやらない講演もカラーシャツで出かけしまうような男です。
(スーツが買えないわけじゃありませんよ。いちおう何着かは持っていますので)。
でも人間、勝手なものでスーツをキチンと着こなす人と会えば、わるい気持ちにはならない。
要は着こなしの問題じゃなくって、それを通じて人に与える印象でしょうね。
国母さんはやっぱり人をナメてる感じだったもん。
二十歳そこそこの兄ちゃんにナメらえたら、普通の年長者ならムッとくるでしょ。
写真は赤坂2丁目、南インド料理「チェンナイ」のあとにできた
赤坂ザ・タージの南インド料理ドーサー。
米のクレープにジャガイモのサブジをはさみ、カレーソースで食べる南インドのスナック食です。
火事で焼けたザ・タージとチェンナイが共同出資してリニューアルした店です。
スタッフの数が減ったせいか料理が出るのが若干遅いけど、
クオリティはそのままで旨いです。
値段も前のタージ時代より安めですので、ぜひ一度足をお運びくださいませ。