ショパンが喋りたかったこと


昨日、指揮者・広上淳一氏のことを書いたら、
明日、NHK-FMで7:20pmからサントリーホールからの中継をやるみたいです。
演目は武満徹とベートーベンのバイオリン協奏曲、
それにプロコフィエフという渋いプログラムですが、ご興味のある方はお聴きください。

ところで、さきほど久々にショパンのバラードをかけて作業をしようとしたら、
なぜか音楽がジャマで仕事になりません。
同じショパンでも、その前にかけていたポロネーズではそんなことなかったのに、なぜ?

考えてみたら、その作業はイラストに文字を書き入れる仕事です。
これはラジオを聴きながら作業をする時、
DJのトークがかかると原稿が書けないのと同じ現象ではないか。
もしかすると、同じショパンでも4曲のバラードは言葉の要素が強い音楽なのか?
もともとバラードとは「物語」という意味だそうで、
ショパンはポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチの詩からイメージを得て、
この4曲を作曲したそうですから、何か言葉の代わりだとしても不思議ありません。
楽器は人間の声の代わりだなんて言いますが、
ショパンはこのバラードを通して、何かを喋りたかったのでしょうね。
でも、きっと辛い悲しい言葉なんだろうな。

写真は先日の新年会で撮った下総中山の八百屋さん。
物価が安く、住みやすそうな町でした。

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