乃木神社「”坂の上の雲”を考える」


元旦は毎年恒例の実家まいりですが、今年はやや趣向を変えました。
実家でお雑煮とおせちを食べたあと(初詣をして)、
こちらのマンションに母と弟を呼んで、お茶とお菓子を出すのです。

で、昨日は連続で人を呼ぶのに、元旦の朝から玄関のペンキ塗りの続きです。
大晦日に下駄箱をドアと同じ黄色に塗り、色を統一したつもりでしたが、
玄関右端のへりが塗り残したように見えて、気になって仕方ない。
掃除や家の補修って、一ヶ所やると次々にきたない部分が見えてきて、
何だかキリがなくなります。
ペンキのこぼれたあとをアクリルで目立たなくしたり、
はじめるとホントにやることがいくらでも出てきます。
まあ、家の補修なんて一銭にもならない労働ではありますが、
いや~、それはそれとして今年はこんな風にいっぱい働ける年にしたいもんだな~。

約束の時間に少し遅れて、午前10時頃に実家に到着。
おせちのあとのお参りは地主の浄土寺さんと、氏神さまの氷川神社。そして乃木さんの3件。
毎年、なぜかおみくじは氷川神社、お祓いは乃木神社と決めていますが、
昨年が親爺の四十九日が開けない前に初詣に行き、
夫婦そろっておみくじで「凶」を引いてしまいました。
親爺も苦笑いしていたかもしれません。
ちなみに今年、私は「小吉」、妻は「吉」でした。去年に比べれば、まずまずですね。

乃木神社では「”坂の上の雲”を考える」という講演のポスターが張ってありました。
司馬遼太郎は乃木さんの軍事的センスを愚将とまで言って、クソミソに書いてますから、
きっと、そのことに関する反論でしょうね。
母の子供時代、明治天皇に殉死した乃木将軍は軍神として崇められていたそうですが、
時代によってずいぶんと毀誉褒貶は変わるもの。
それにしても軍神から愚将という評価の転落は極端です。
以前、乃木邸を見学したことがありますが、思った通り質素なものでした。
軍事は三流とけなしてる司馬さんも、人格は素晴らしかったと評してますが、
それをしのばせるものでした。
ただ、乃木さんの兵隊は大勢死んでますからね~。
結果的に軍人として失敗したと言われても仕方ないかもしれません。
それに乃木さんの性格からして、「愚将」と罵られてもきっと受け入れるでしょうね。
講演は1月16日の昼間。
残念ながら私は行けませんが、興味のある方は参加してみては如何でしょう。

わが家の玄関とキッチンの改造は母も満足。
機嫌よく帰ってもらうことができました。

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