「オーガニック野菜に健康効果なし」という記事・・・
ムキになるのもバカバカしい感じですが、ちょっとここで一筆。
ここでは残留農薬が体にどんな影響を与えるかについて、何も論議されてないし、
何よりもオーガニック野菜の味そのものについては、さらに何も言われていません。
良い野菜は無条件で美味しいよ。
旨いと思って食べるのに「キミが食べてるオーガニック野菜は農薬野菜とビタミンもミネラルも成分は同じだよ」、
なんて言うのは野暮じゃないかな。
まあ、私はオーガニックでない安い野菜も買うし、気に入れば生産者の名前が入ったオーガニック野菜も買います。
でも、それはビタミンやミネラルをたくさん摂取したいからではなく、
ひとえに美味しい野菜を食べたいがため。
旨い野菜は食べて楽しいし、体もそれだけ喜ぶからであります。
漢方では、楽しい食事はみな滋養になるという考え方があるそうで、
場合によってはコーラやハンバーガーのようなファストフードだって体に良いこともある。
（限度はあると思うが）。

また、オーガニック食品陰謀説みたいな話が書かれているけど、
何をするんでも商売にして儲けなければ、生活も仕事は続けられないわけで、
高く売れるものを作って、それで儲けるのが何がわるいんでしょうかね。
農家の人たちがどれだけギリギリの収入で生活しているのか知ってるのかな。
（私もさほどよく知らんが、儲からなくてたいへんだそうだよ。
　だって朝市のキャベツなんて1コ100円でしょ。小売屋さんが100コ売って10000円だよ。
　消費者のみなさん、いい加減に安いもので喜ぶのは考えましょう）。
少しでも利率の良い、美味しい作物を作って生活を楽にするのが、何がいけないんでしょうね。

読めばこの論文、冬は野菜が取れずに輸入にたよる英国が発表したものとか。
世界に冠たる大英帝国を築きながら、
ついに英国料理といえばカレーにローストビーフ以外に生み出せなかった理由がわかる気がいたします。

写真は5月に行った那須の「道の駅」。新鮮で安い、生産者直の野菜にレジは行列でした。