キラキラ差別を知ってますか?


青山もっきんばーどのフォアグラ風生レバ♪ 鶏なんで生でもOK。レバーとビールは痛風にはもっともいけないのですが、痛風にわるいものは旨いのです。

一昨日、藤家寛子さんの講演会後に、あ@花さんと臨床心理士の愛甲さんとみちみち話をして驚いたことがありました。

愛甲さんが話していたことに、花風社の本を買ってくださった支援者の方からの話があって、それによればある施設では、患者にも家族にも「治ったとか、良くなったと言わないでください」と箝口令を敷くところがあるんだとか。

「何でですか?」

と聞いたところ、必ずしもいつも治せるとは限らないからなんだそうです。
ほかにもいくつか理由があるみたいですが、理解不能だったので忘れてしまいました。

発達障害の世界は、花風社さんの仕事を通じて葦の随から天井を覗くような感じで関わってきているのですが、どうにもこういう後ろ向きな話はよくわかりません。

良くなったことを宣伝すれば、それだけ救われる人だって増えるはずなのにねえ。

どうもわたしにはよくわからないことが、いくつかあって、そのうちのひとつが「キラキラ差別」という言葉です。

これはあ@花さんのブログを読んでいると、時々出てくる言葉としてはじめて知ったのですが・・・ぐぐってみてびっくりしたのは、そこにはあの中田大地くんらを攻撃した人たちの名がズラリと並んでいるではありませんか。

どうやらキラキラ差別というのは、頑張ることがままならない障害者が、頑張ってる障害者に対して言う言葉だそうです。

つまりその様子がキラキラしていて、頑張れない人に対する差別に当たるということなんでしょうね(わたしの解釈はそうです。間違っていたら、どなたか訂正を)。

ああ、なるほど。

あの乙武さんが攻撃されるというのは、そういう意味なんだ。
みんな乙武さんのようにできるわけじゃないのに、彼だけがキラキラしてるのは差別にあたるというわけか・・・。

でも、頑張る頑張らないというのは、個人の自由ですけど、頑張ってる人のジャマをしちゃいけませんよね。

障害者には頑張れない理由も自由もあるだろうけど、頑張ろうという障害者だって大勢いるわけだしね。

その中には、実際に藤家寛子さんのような方だっているわけです。

そんな意味で働ける障害者、働こうとしている障害者は世の財産です。
税金かけて援助することも大切ですが、 潜在的にいる「働ける障害者」をあのスワンベーカリーのように上手に雇用できれば、日本のGNPだってずいぶん上がるんじゃないのかな。

24時間テレビのように、障害者のがんばりを感動で売りつけるのはあまり好きじゃありませんけど、そういう人たちを応援してるだけ、「キラキラ差別」というネガティブな言葉で世の発展を阻害するより、はるかに良いでしょうね。

 

しかしながら、以前でしたらこういう発言というのは「差別」と言われ、なかなか出来なかったものですが、ネットの発達のおかげか、比較的さっくり言えるようになってきました。

本当に差別をなくすというのであれば、障害者に対しても遠慮なく忌憚のない意見を言うのがスジであるだろうし(もちろん程度によりますが)、それが相手に対する敬意でしょう。

キラキラ差別を知ってますか?” への19件のコメント

  1. おはようございます。
    あのう、障害者のお話ですけれど、
    キーワードというかフレーズ、そのまんま、健常者に当て嵌まりますね。

  2. おはようございます。
    『お頭さんに先に言われちゃった!』ということで賛同コメントです。
    以前からこちらやあ@花さんのブログで障害者のお話を拝読していて、自分はこれまであまりそういった世界や障害者の方には縁がなかったので少し離れたところから読ませていただいていた感じだったのですが、なんてことはない、普通の一般社会が抱えている問題がそのまま(ややもすると拡大して)出ているのかな?と思っていました。

    成功した人や頑張る人の『足を引っ張る』なんてのはどこの世界にもあるんですけれど、それは前提に引っ張るほうが情けないという共通認識があったはず。なのに最近は『そんな気持ちにさせる方も悪い』ってんですから世も末です。

  3. お頭さん&じゅん×じゅんさん、おはようございます!

    以前にも申し上げたように、わたしは基本的に個々にレスをするのですが、今回は同意見ということでご容赦のほど。

    >そのまんま、健常者に当て嵌まりますね。

    記事を書いててそう思いました。
    そこから広げると収拾がつかないので書きませんでしたが、
    ここで忘れてならないのは「キラキラ差別」を主張するのは、
    保護者や支援者が多いということです。

    >なのに最近は『そんな気持ちにさせる方も悪い』ってんですから世も末です。

    これ、一事が万事に共通することですね。
    レスなので話を広げてしまいますが、半島のみなさんが日本に言ってることも同じでしょう。

    インフラを整備した、投資をした。
    そんなお前らにも責任ある・・・いや、搾取して虐げられたと言ってるんだから、もっとタチ悪いか。

    このあたりの問題、考えてみたいと思います。

    そこでじゅん×じゅんさんにリクエスト。
    『人権侵害救済法案』について記事を・・・。

  4. >保護者や支援者が多いということです。

    虎の威を借る狐、ですね。

    半島の皆さんは、虎の尾を踏んでしまったかな?

    大陸では、一人尖閣諸島について「日本のもの」とWEB発信して、
    賛同者が少なからず居ることが判って、
    一日遅れで当局にそれらは全削除されてしまいましたね。
    (サボってたんだろう??? 粛清かな???)
    今はただ、ご当人がこの世から削除されていないことを祈るのみです。
    脱線、スイマセン。

  5. お頭さん、おはようございます!

    >一人尖閣諸島について「日本のもの」とWEB発信して

    中国人は現実主義者ですからね。
    削除した方がいちばん、わかってるというのが彼らの怖いところではあります。

    半島の人は自分の作ったウソを信じてしまうのが怖いとこですね。
    サムスンの敗訴はそんな彼らの体質を十分に世界に見せた一件でしょう。

    スマホも韓国人の発明ってわけで(笑)。

  6. じゅん×じゅんさん、おはようございます!

    >チャレンジしてみます。。。どうでしょう。(・・;)

    期待してますよー!

    わたしも調べてみますね。

  7. はじめまして。
    その様子がキラキラしていて、頑張れない人に対する差別に当たるということなんでしょうね>違うと思います。障害を持っている人に「障害者はこうあるべきだ!」という固定観念を押しつけている、という意味で差別に当たる、ということだと思います。
    例えば、何らかの方法で成功、うまくいった人が自分と同じ境遇(だと思い込んでいる)の人に「私にもできたんだから、あなたにもできるよ!なんでしないの!!」のように無意味な努力を強いることを指すと思います。
    障害があろうとなかろうと、人間は千差万別です。
    良くなったことを宣伝すれば、それだけ救われる人だって増えるはず>確かに増えるかもしれないけれど、救われないもしくは悪化する人も当然増えますよね。「治るかどうかはふたを開けてみないとわからない」ような介入を他人に進めることが支援者の役目ではありません。

  8. namazuさん、おはようございます!

    はじめまして、ようこそです。
    察するに支援者の方なようですが、失礼ながら与できないご意見で恐縮です。

    >固定観念を押しつけている、という意味で差別に当たる

    どなたかが固定観念を押し付けたのでしょうか。
    情報を発信するだけならそれに当たらないと思いますが・・・。

    いらない情報だと思えば、面白くないかもしれませんがスルーすれば良いことだと思うのですが、如何でしょうか。

    >確かに増えるかもしれないけれど、
    >救われないもしくは悪化する人も当然増えますよね。

    強制されて悪化したというならたしかに問題ですが、おそらくはそうでないはずです。

    逆に、「良くなった」という情報を発信するのをやめろというのであれば、それは言論統制に違いありません。

    わたしは藤家さんの悪い時と、今を実際に見ています。
    事実を発表する自由はわたしにもありますので、ご意見に与できないことを理解していただければ幸いです。

  9. ご丁寧な返信コメントを書いてくださり、ありがとうございます。

    察するに支援者の方なよう>その通りです。まだまだ駆け出しなので「支援者」と名乗っていいのかはわかりませんが・・・・

    『どなたかが固定観念を押し付けたのでしょうか。
    情報を発信するだけならそれに当たらないと思いますが・・・。』

    直接当事者や保護者に押し付けなくとも、社会の風潮がそうなっていけば無言の圧力がかかりますよね。もしくは、その発信された情報をもとに、周囲の人間が当事者たちに固定観念を押し付けている。『キラキラ差別』はそういったことを指しているんだと思います。
    少なくとも「情報を発信している」ことに対して「キラキラ差別だ」と言っているのではありません。「情報が発信されたこと」によってそういった固定観念の押し付けがなされるために、情報の発信源を批判しているんだと思います。

    『いらない情報だと思えば、面白くないかもしれませんがスルーすれば良いことだと思うのですが、如何でしょうか。』

    「いらない情報」が、キラキラ差別のことを指しているならば、差別されている人のために何とかしなきゃいけない、と思うのは当然の心理だと思います。
    また、「いらない情報」が怪しげな介入法のことを指しているならば、当然それは倫理的に問題なわけですから、スルーできるわけありません。

    『強制されて悪化したというならたしかに問題ですが、おそらくはそうでないはずです。逆に、「良くなった」という情報を発信するのをやめろというのであれば、それは言論統制に違いありません。』

    なるほど。これは「情報発信の責任」の重さの捉え方によるものですね。
    責任のある支援者・研究者ほど、間違った介入法を適用することの恐ろしさを知っています。だから、科学的根拠のはっきりしていない、もしくは有用性が統計上明確でない介入法を使って「良くなった」ことについては発信しません。それに「本当に良くなったのか」がきちんとしたデーターで示されていない体験談に基づく情報も発信しません。
    「もし自分が発信した情報のせいで、被害にあう人がいたら・・・」こう考えると、責任ある支援者にとって「情報発信はするだけして、あとは知らんぷり」はできないんです。
    長文、駄文、申し訳ありません。

  10. namazuさん、おはようございます!

    ちょうど、今記事を書いてる最中のコメントですね。
    記事にはnamazuさんのコメントを掲載しました。

    反論ばかりでご不快かもしれませんが、ご了承いただければ幸いです。

    情報発信に関する話、たしかに正論の部分はありますが、「データとして確率されない限り発信してはいけない」のであれば、厚生労働省の認可と同じで、極端な話、何十年も発信できないということになります。

    これは反対に言えば、求めている患者がいるのに治療が受けられない現実があるわけで、両者を整合させる完璧な方法はないというのが現実だと思います。

    実際、わたし自身も近しい人間に、やや似た問題がふりかかったことがありました。
    今では、ほぼ完治といって良い状態ですが、それはあまり大声で発信することはしていません。

    自閉症児のいる親御さんには、勧めることにしていますが、本人がその気にならない限りは無理強いすることはしていません。

    そんなスタンスは如何でしょうか。

    良くなったという発信は絶対に必要と考えています。

  11. きたよ。きてほしくないかもだけど。
    なんらかの介入でよくなった話を、そのまんま真に受けちゃうのはおばかさんで、情報を活かせる人って言うのは他人のよくなった話を状況の違う自分に応用する力のある人です。
    その力のない人はいやがるよね。自分の応用力のなさを棚に上げて(まあ気がついてないんだろうけど)他人の言論統制に走る。自分と状況が違うからという理由で。自分たちが前向きな人の邪魔をしていることに気がつかない。

    それとさあ、よくする力のない支援者は、よくなった話を嫌うよね。自分の力のなさを思い知らされるよりは、「自閉症は治りません」のほうが現実を見ずにすむんじゃないかしら。
    守りたいのは当事者じゃないのよね。
    当事者を守りたいのなら、やれることはやりたいと思うよね。
    そうじゃないものを守りたい人が多いギョーカイですわ。

    じゃね。

  12. あ@花さん、おはようございます!

    ようこそ、お待ちしておりました。
    文中、あ@花さんのご意見を反映させてもらいました。

    ありがとうございます。
    正直言って、わたし・・・こういうややこしい話は苦手なんですわ。

    >当事者を守りたいのなら、やれることはやりたいと思うよね。

    そこだよね。
    やれる努力はする、できることはする。

    今の世の中、何でもやらない方、無難な方に逃げたがりますよね。

    関係ないけど、昨日もやんぐなでしこの応援に旭日旗持ち込んだら、警備員に止められたって。
    大人しくすればするほど連中の言いなり思うつぼなのにバカみたいです。

    ただ、米くれたnamazuさんはそんな変な人でもなさそうね。
    駆け出しの支援者だと言ってたけど、まわりに死んだふりが多いんじゃないかな。

    あ@花さんのいうギョーカイ、垣間見させていただきました!

  13. あ@花さん。

    私も前半部分は大いに賛成です。支援者にも色々いて、本に書いてあることを鵜呑みして支援しているひともいるように感じます。そういった支援者は言語道断ですし、私もそうはありたくないと思います。
    情報発信については、「まだ科学的根拠があまりない介入法を簡単に進めていいのか?」ということに尽きると思います。もちろん、その介入法の良い部分を抜き出して使うことは支援者には当然求められますし、逆に保護者には難しいと思います。

    「よくする力のない支援者は、よくなった話を嫌う」については何とも言えません。少なくとも私が今まで会った支援者の方は、良くする力のない方ほど良くなった話をこのんで真似をする傾向にあるのでは?と思います。 
    私もまだまだ駆け出しなので、偉そうなことは言えませんが、「良くなった話」は大好きですし、良く読みますよ。子どもとの関わり方などは自分の納得できる部分については参考にさせてもらってます。ただ、科学的根拠のない介入法を使って「良くなった!」という話を読んで、その介入法をやろう、とは思わないですが。

    最後に、小暮さま。他人同士の意見交流にこの掲示板を使ってしまい、申し訳ありませんでした。

  14. ツイッターで、上から目線の支援者からコメがついていることに対する憤りの声があったのてきてみたらこれか。
    こうやって自分の発言の傲慢さに気づかない支援者の犠牲にならないよう、読者に呼びかけて行こうと思います。

  15. namazuさん、追加、たらこさんのツイです。
    7才ASD息子を育てるASDママです。
    厳しいこと書いてますよ、よくお読みになってくださいませ。

    マスオさんのブログ再拝読、思わず腹立ちました…この方当事者をご自分が一番差別してる事に気づいてない。こんな支援者と関わるのは御免蒙りたいです。

    こんな当事者に対して上から目線の人が支援に入ってきちゃうから、ちょっと踏ん張ればぐんと伸びる子まで未来を潰されちゃう。人生自体ふた開けてみなきゃ何一つ分からないでしょうに。ホント迷惑だ。

  16. あ@花さん、入れ違いですな。

    講演来てなんて書いちゃったけど、花風社さんの読者さんに怒られそうね。
    失礼いたしました!

  17. 努力の主体は本人。情報プロセスの主体は保護者。
    支援者は主役じゃないんだ。
    それをわかってないからたらこさんは不快感を感じるんでしょ。
    このナマズってやつはそこをはき違えてる。顔じゃないね。
    たんに主体性を放棄した保護者ばっかり相手にしてるのかもしれないけど。
    私はナマズと意見交換に使ってないよ、この掲示板。画伯のとこに遊びに来てるだけ。
    じゃ、またね。

  18. あ@花さん、おはようございます!

    >支援者は主役じゃないんだ。
    >それをわかってないからたらこさんは不快感を感じるんでしょ。

    胆はそこですね。
    当事者をよそに「有害な可能性」「科学的な根拠が」と主張したところで、なにも進まないし解決しない。

    これが世に言う海老踊り・・・じゃないエビデンス(海老ダンスってダジャレじゃん、これ)とかいうやつなのね。

    >私はナマズと意見交換に使ってないよ、この掲示板。
    >画伯のとこに遊びに来てるだけ。

    はいはい、よーこそ何時でもおいでませ。

    namazuさんは来た客なのでお相手しますが、別欄で申し上げたように、昨日いただいた米に対するツイートを本日、記事の中で掲載します。

    その上でお越しいただくのは自由ですので、よろしくお願いします。

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